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公開番号2025008902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111512
出願日2023-07-06
発明の名称クレーン用吊具
出願人株式会社愛岐電機,大同特殊鋼株式会社
代理人個人
主分類B66C 1/34 20060101AFI20250109BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】遠隔操作のみで容器のシャックルに引っ掛けることができるクレーン用吊具を提供する。
【解決手段】クレーン用吊具100は、アーム101と、アーム101の下端部に揺動可能に取り付けられ、下端部の前方にフック156が設けられている係合部150とを有している。係合部150の上部には、カム穴154aが形成され、アーム101の下端部に取り付けられたシャフト157が、カム穴154aに挿通して、係合部150がアーム101の下端に揺動可能に取り付けられている。カム穴154aは、第1カム穴154a1と、第2カム穴154a2とから構成され、第1カム穴154a1は、長穴形状であり、長手方向が鉛直線方向と一致し、第2カム穴154a2は、第1カム穴154a1よりも長い長穴形状であり、第1カム穴154a1との接続部分から下前方に向かって形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
アーム(101)と、
前記アームの下端部に揺動可能に取り付けられ、下端部の前方にフック(156)が設けられている係合部(150)と、を有することを特徴とするクレーン用吊具。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記係合部の上部には、カム穴(154a)が形成され、
前記アームの下端部に取り付けられたシャフト(157)が、前記カム穴に挿通して、前記係合部が前記アームの下端に揺動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン用吊具。
【請求項3】
前記カム穴は、第1カム穴(154a1)と、第2カム穴(154a2)とから構成され、
前記第1カム穴は、長穴形状であり、長手方向が鉛直線方向と一致し、
前記第2カム穴は、長穴形状であり、上後端が前記第1カム穴の下端に接続し、前記第1カム穴との接続部分から下前方に向かって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のクレーン用吊具。
【請求項4】
前記第1カム穴と前記第2カム穴の接続部の後側の内面には、下方に位置するに従って前側に位置する傾斜面(154a3)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のクレーン用吊具。
【請求項5】
前記傾斜面の断面形状は円弧形状であることを特徴とする請求項4に記載のクレーン用吊具。
【請求項6】
前記シャフトには、円筒形状のブッシュ(166)が、前記シャフトに対して回転可能に取り付けられ、
前記ブッシュは、前記カム穴の内周面と当接することを特徴とする請求項2に記載のクレーン用吊具。
【請求項7】
前記係合部の上後部には、上部ウエイト(155)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン用吊具。
【請求項8】
前記係合部の下後端には、傾動用切欠(151b、158a)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン用吊具。
【請求項9】
前記係合部の下端部には、下部ウエイト(158)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン用吊具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーン用吊具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から特許文献1の図5に示されるように、溶鉱炉から溶融金属を受ける上方が開口した耐火容器で構成された取鍋が有る。このような取鍋は、その外周面に形成された一対のトラニオン軸が搬送用クレーンで吊り下げられて鋳型に搬送される。そして、取鍋の外周面の下部に設けられたシャックルにフック状の吊具を引っ掛け、この吊具を補助クレーンで釣り上げることにより、取鍋をトラニオン軸を回転中心に傾かせて、取鍋に収容された溶融金属を鋳型に流し込んでいた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭63―25253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような取鍋は、上方に位置するに従って幅が広くなる形状である場合がある。このような形状の取鍋では、補助クレーンの遠隔操作だけでは、吊具をシャックルに引っ掛けることが難しかったため、人がワイヤーロープとフック等を使用して介入することによって、吊具をシャックルに引っ掛けていた。ところが、取鍋の近くで人が作業することは危険であった。このため、遠隔操作のみで、取鍋等の容器のシャックルに引っ掛けることができるクレーン用吊具が望まれていた。
【0005】
本発明は、遠隔操作のみで容器のシャックルに引っ掛けることができるクレーン用吊具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた、請求項1に記載の発明であるクレーン用吊具は、
アーム(101)と、
前記アームの下端部に揺動可能に取り付けられ、下端部の前方にフック(156)が設けられている係合部(150)と、を有することを特徴とする。
【0007】
これによれば、係合部の下端を容器のシャックルの側方の地面に当接させ、更にアームを下方に移動させて、係合部を回動させることにより、フックをシャックルに引っ掛けることができる回動位置に係合部を回動させることができる。このため、遠隔操作のみで、フックをシャックルに引っ掛けることができる。よって、容器の近くで人が介入することによりクレーン用吊具をシャックルに引っ掛ける作業が不要となり、フックをシャックルに引っ掛かる作業の安全性を確保できる。また、上記作業のロスタイムの削減と省力化を図ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記係合部の上部には、カム穴(154a)が形成され、
前記アームの下端部に取り付けられたシャフト(157)が、前記カム穴に挿通して、前記係合部が前記アームの下端に揺動可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
これによれば、係合部を地面に当接させた後において、アームを下方に移動させた場合に、カム穴によって、フックをシャックルに引っ掛けることができる回動位置に係合部を適切に回動させることができる。このため、確実にフックをシャックルに引っ掛けることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記カム穴は、第1カム穴(154a1)と、第2カム穴(154a2)とから構成され、
前記第1カム穴は、長穴形状であり、長手方向が鉛直線方向と一致し、
前記第2カム穴は、長穴形状であり、上後端が前記第1カム穴の下端に接続し、前記第1カム穴との接続部分から下前方に向かって形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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