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公開番号2025008855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111427
出願日2023-07-06
発明の名称液面検知回路、液体吐出装置、液面検知回路の制御方法及び液面検知回路の制御プログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G01F 23/24 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】しきい値電圧を設定するために検知した抵抗値に応じて適切なしきい値電圧を生成する回路を提供する。
【解決手段】液面検知回路は、タンク内に配置される一対の電極と、一対の電極の一方に電圧を印加する電圧印加回路と、液面が基準高さのときに、電圧印加回路から印加される電圧に基づいて電圧検知ノードに現れる電圧の値を判定する電圧判定回路と、電圧判定回路が判定した電圧値に基づいて複数の第1抵抗のいずれかを、接続ノードを介して第1基準抵抗と直列に接続された第2基準抵抗と並列に接続することで、接続ノードに基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、一対の電極間の抵抗値に応じて電圧検知ノードに現れる電圧を基準電圧と比較する電圧比較回路と、電圧比較回路による比較結果に基づいて液面が基準高さより低い下限高さ以下であるか否かを判定する判定回路と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有する液体が入れられるタンク内に間隔を置いて配置される一対の電極と、
電圧検知ノードを介して前記一対の電極の一方に電圧を印加する電圧印加回路と、
前記タンクの液面が基準高さのときに、前記電圧印加回路から印加される電圧に基づいて前記電圧検知ノードに現れる電圧の値を判定する電圧判定回路と、
接続ノードを介して第1基準抵抗と直列に接続された第2基準抵抗と、抵抗値が互いに異なる複数の第1抵抗とを有し、前記電圧判定回路が判定した電圧値に基づいて前記複数の第1抵抗のいずれかを前記第2基準抵抗と並列に接続することで、前記接続ノードに基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
前記液体の種類と前記タンクの液面の高さとにより変化する前記一対の電極間の抵抗値に応じて前記電圧検知ノードに現れる電圧を前記基準電圧と比較する電圧比較回路と、
前記電圧比較回路による比較結果に基づいて前記液面が前記基準高さより低い下限高さ以下であるか否かを判定する判定回路と、を有すること
を特徴とする液面検知回路。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記電圧印加回路は、電圧パルスを前記一方の電極に印加すること
を特徴とする請求項1に記載の液面検知回路。
【請求項3】
前記電圧検知ノードと前記電圧比較回路の入力との間に配置され、前記電圧検知ノードに現れる交流電圧を直流電圧に変換する電圧変換回路を有すること
を特徴とする請求項2に記載の液面検知回路。
【請求項4】
前記一方の電極から前記電圧判定回路まで電圧が伝達される配線は、前記一方の電極から前記電圧比較回路まで電圧が伝達される配線とほぼ同じ長さであること
を特徴とする請求項1に記載の液面検知回路。
【請求項5】
前記液体は、吐出対象物に吐出するインク又は前記インクの吐出前に前記吐出対象物に吐出するアンダーコート液であること
を特徴とする請求項1に記載の液面検知回路。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液面検知回路と、
前記タンクから供給される前記液体を吐出する液体吐出ヘッドと、を有すること
を特徴とする液体吐出装置。
【請求項7】
導電性を有する液体が入れられるタンク内に間隔を置いて配置される一対の電極と、電圧検知ノードを介して前記一対の電極の一方に電圧を印加する電圧印加回路と、
接続ノードを介して第1基準抵抗と直列に接続された第2基準抵抗と、抵抗値が互いに異なる複数の第1抵抗とを有する基準電圧生成回路と、前記液体の種類と前記タンクの液面の高さとにより変化する前記一対の電極間の抵抗値に応じて前記電圧検知ノードに現れる電圧を基準電圧と比較する電圧比較回路と、を有する液面検知回路の制御方法であって、
前記タンクの液面が基準高さのときに、前記電圧印加回路から印加される電圧に基づいて前記電圧検知ノードに現れる電圧の値を判定し、
判定した電圧値に基づいて前記複数の第1抵抗のいずれかを前記第2基準抵抗と並列に接続することで、前記接続ノードに前記基準電圧を生成し、
前記電圧比較回路による比較結果に基づいて前記液面が前記基準高さより低い下限高さ以下であるか否かを判定すること
を特徴とする液面検知回路の制御方法。
【請求項8】
導電性を有する液体が入れられるタンク内に間隔を置いて配置される一対の電極と、電圧検知ノードを介して前記一対の電極の一方に電圧を印加する電圧印加回路と、
接続ノードを介して第1基準抵抗と直列に接続された第2基準抵抗と、抵抗値が互いに異なる複数の第1抵抗とを有する基準電圧生成回路と、前記液体の種類と前記タンクの液面の高さとにより変化する前記一対の電極間の抵抗値に応じて前記電圧検知ノードに現れる電圧を基準電圧と比較する電圧比較回路と、を有する液面検知回路の制御プログラムであって、
前記タンクの液面が基準高さのときに、前記電圧印加回路から印加される電圧に基づいて前記電圧検知ノードに現れる電圧の値を判定処理と、
判定した電圧値に基づいて前記複数の第1抵抗のいずれかを前記第2基準抵抗と並列に接続することで、前記接続ノードに前記基準電圧を生成する処理と、
前記電圧比較回路による比較結果に基づいて前記液面が前記基準高さより低い下限高さ以下であるか否かを判定する処理とを
コンピュータに実行させることを特徴とする液面検知回路の制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液面検知回路、液体吐出装置、液面検知回路の制御方法及び液面検知回路の制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
サブタンク内にインクに浸かる状態で配置された複数の電極ピン間の抵抗値の変化に応じて得られる電圧値としきい値電圧とに基づいて、サブタンク内のインクの液面高さを検知する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の手法では、サブタンクに補充するインクが充填されるメインタンクが設けられ、メインタンク内にインクに浸かる状態で配置された複数の電極ピン間の抵抗値を検知し、検知した抵抗値に応じてインクの液面高さの検知に使用するしきい値電圧が設定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、しきい値電圧を設定するために検知した抵抗値に応じてしきい値電圧をどのように生成するかは提案されていない。
【0004】
上記の課題に鑑み、本発明は、液面が下限高さ以下であるか否かの判定に使用する基準電圧を、回路規模を増大を抑制して生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の液面検知回路は、導電性を有する液体が入れられるタンク内に間隔を置いて配置される一対の電極と、電圧検知ノードを介して前記一対の電極の一方に電圧を印加する電圧印加回路と、前記タンクの液面が基準高さのときに、前記電圧印加回路から印加される電圧に基づいて前記電圧検知ノードに現れる電圧の値を判定する電圧判定回路と、接続ノードを介して第1基準抵抗と直列に接続された第2基準抵抗と、抵抗値が互いに異なる複数の第1抵抗とを有し、前記電圧判定回路が判定した電圧値に基づいて前記複数の第1抵抗のいずれかを前記第2基準抵抗と並列に接続することで、前記接続ノードに基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記液体の種類と前記タンクの液面の高さとにより変化する前記一対の電極間の抵抗値に応じて前記電圧検知ノードに現れる電圧を前記基準電圧と比較する電圧比較回路と、前記電圧比較回路による比較結果に基づいて前記液面が前記基準高さより低い下限高さ以下であるか否かを判定する判定回路と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
液面が下限高さ以下であるか否かの判定に使用する基準電圧を、回路規模を増大を抑制して生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施形態に係る液面検知システムを含む液体吐出装置の一例を示すブロック図である。
図1の液体吐出装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図1の液面検知回路の概要を示すブロック図である。
図3の液面検知回路の一例を示す回路図である。
図4の電圧判定回路の一例を示す回路図である。
図4の液面検知回路により液面を検知する例を示す図である。
図4の液面検知回路によるしきい値電圧の生成方法の一例を示すフロー図である。
図1の液体吐出装置に搭載される他の液面検知システムの一例を示す回路ブロック図である。
本発明の第2の実施形態の液面検知システムを含む液体吐出装置の一例を示すブロック図である。
図9の液面検知回路によるしきい値電圧の生成方法の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて実施形態を説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。以下では、電圧が伝達される電圧線には、電圧名と同じ符号が使用され、信号が伝達される信号線には、信号名と同じ符号が使用される。
【0009】
本願において、「液体吐出装置」は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
【0010】
この「液体吐出装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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