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公開番号2025010039
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024105208
出願日2024-06-28
発明の名称樹脂粒子、トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び、画像形成方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、環境への負荷が少なく、低温定着性および耐熱保存性に優れた樹脂粒子を提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも、C2-C4の直鎖脂肪族アルコール/C10-C12の直鎖脂肪族酸からなるバイオマス由来の樹脂Cと、ポリエチレンテレフタレート(PET)及び/又はポリブチレンテレフタレート(PBT)由来の成分を含有する樹脂Bと、を含有する樹脂粒子であって、
前記樹脂粒子は、コア樹脂とシェル樹脂とからなるコアシェル構造を有し、
前記コア樹脂は、結晶性樹脂を含み、
前記樹脂粒子100質量%中における、前記樹脂Cと、前記樹脂Bとの合計の割合が30質量%以上であることを特徴とする樹脂粒子。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、C

-C

の直鎖脂肪族アルコール/C
10
-C
12
の直鎖脂肪族酸からなるバイオマス由来の樹脂Cと、ポリエチレンテレフタレート(PET)及び/又はポリブチレンテレフタレート(PBT)由来の成分を含有する樹脂Bと、を含有する樹脂粒子であって、
前記樹脂粒子は、コア樹脂とシェル樹脂とからなるコアシェル構造を有し、
前記コア樹脂は、結晶性樹脂を含み、
前記樹脂粒子100質量%中における、前記樹脂Cと、前記樹脂Bとの合計の割合が30質量%以上であることを特徴とする樹脂粒子。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
樹脂Bがテレフタル酸由来の構造単位とイソフタル酸由来の構造単位とを含み、テレフタル酸由来の構造単位に対しイソフタル酸由来の構造単位が1%以上の比率である、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項3】
前記樹脂粒子100質量%中における、前記樹脂Cと、前記樹脂Bとの合計の割合が、50質量%以上である、請求項1又は2に記載の樹脂粒子。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の樹脂粒子を含むトナー。
【請求項5】
請求項4に記載のトナーを収容したことを特徴とするトナー収容ユニット。
【請求項6】
静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像担持体上に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する、トナーを備える現像手段と、
前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を含み、
前記トナーが、請求項4に記載のトナーであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像担持体上に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着工程と、を含み、
前記トナーが、請求項4に記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂粒子、トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び、画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、トナーには環境への負荷低減が求められている。その対応として、例えばトナー自体の低温定着性向上による消費電力の低減や、トナーの製造工程におけるエネルギー削減や、結着樹脂としての植物(バイオマス)由来樹脂の採用などが検討されている。
【0003】
また、近年、人口の増加に伴いエネルギーの使用が拡大し資源の枯渇化に伴って、省資源・省エネルギー・資源のリサイクル等の必要性が重要視され始めている。PET(ポリエチレンテレフタレート)ボトルおよびPBT(ポリブチレンテレフタレート)ボトルについても、各自治体がリサイクルを行い始めて、各種衣類や容器の原料に利用され始めており、リサイクルPET等の再利用を可能とする新規用途開発の要望も高い。そのような観点から、回収ポリエチレンテレフタレート原料として、トナー用結着樹脂を製造し、これを含有させたトナー(リサイクルトナー)が知られている。
【0004】
今日、上記植物由来樹脂を含めて、環境対応性を高めながらトナーとしての機能を向上させることを強く求められている。しかしながら、低温定着性を求めると、耐熱保存性が悪化してしまう傾向にある。
【0005】
特許文献1にはバイオマスを含む結晶性樹脂を多く含むトナーが開示されており、特許文献2には、生物由来のアモルファスポリエステル樹脂を生物由来の酸と組み合わせて酸性化した生物由来の樹脂を含む樹脂が開示されている。特許文献3には、トナー中におけるバイオマスを含む結晶性樹脂のドメインの形状を規定したトナーが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記の従来のトナーは、先述したような環境への負荷低減の点、並びに、低温定着性及び耐熱保存性というトナーの品質の点では満足のいくようなものではなかった。
本発明は、環境への負荷が少なく、低温定着性および耐熱保存性に優れた樹脂粒子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下に記載する通りの樹脂粒子に係るものである。
少なくとも、C

-C

の直鎖脂肪族アルコール/C
10
-C
12
の直鎖脂肪族酸からなるバイオマス由来の樹脂Cと、ポリエチレンテレフタレート(PET)及び/又はポリブチレンテレフタレート(PBT)由来の成分を含有する樹脂Bと、を含有する樹脂粒子であって、
前記樹脂粒子は、コア樹脂とシェル樹脂とからなるコアシェル構造を有し、
前記コア樹脂は、結晶性樹脂を含み、
前記樹脂粒子100質量%中における、前記樹脂Cと、前記樹脂Bとの合計の割合が30質量%以上であることを特徴とする樹脂粒子。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、環境への負荷が少なく、低温定着性および耐熱保存性に優れた樹脂粒子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置の一例を示す概略図である。
図2は、プロセスカートリッジの一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の樹脂粒子はコア樹脂およびシェル樹脂からなるコアシェル構造を持つ。
環境に配慮した樹脂粒子とするためには、バイオマス樹脂やリサイクル樹脂をより多く樹脂粒子に導入する必要があり、コアの非晶質樹脂だけでなく、シェルやその他の材料にもバイオマス樹脂やリサイクル樹脂を用いることが求められる。
(【0011】以降は省略されています)

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