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公開番号2025009990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024103303
出願日2024-06-26
発明の名称トナーバインダー用画像形成材料
出願人三洋化成工業株式会社
代理人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】耐久性及び離型性に優れ、広い定着幅を有するトナーに用いるトナーバインダー用画像形成材料を提供する。
【解決手段】アルコール成分とカルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及びシリコーン樹脂(C)を含むトナーバインダー用画像形成材料であって、前記ポリエステル樹脂(A)は、前記アルコール成分がエチレングリコールを含み、前記カルボン酸成分がテレフタル酸を含み、前記シリコーン樹脂(C)が硬化型シリコーン樹脂の硬化物であり、前記画像形成材料中の前記シリコーン樹脂(C)の重量割合が0.1~1重量%であるトナーバインダー用画像形成材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルコール成分とカルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及びシリコーン樹脂(C)を含むトナーバインダー用画像形成材料であって、
前記ポリエステル樹脂(A)は、前記アルコール成分がエチレングリコールを含み、前記カルボン酸成分がテレフタル酸を含み、前記シリコーン樹脂(C)が硬化型シリコーン樹脂の硬化物であり、
前記画像形成材料中の前記シリコーン樹脂(C)の重量割合が0.1~1重量%であるトナーバインダー用画像形成材料。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記シリコーン樹脂(C)がジメチルシロキサンの繰り返し単位を含むシリコーン樹脂である請求項1記載のトナーバインダー用画像形成材料。
【請求項3】
熱重量・示差熱同時分析において、昇温速度10℃/分で100℃から500℃まで昇温した際の250℃~500℃の範囲で前記シリコーン樹脂(C)の重量減少が40重量%以下である請求項1又は2に記載のトナーバインダー用画像形成材料。
【請求項4】
前記画像形成材料中の前記ポリエステル樹脂(A)の重量割合が10~90重量%である請求項1又は2に記載のトナーバインダー用画像形成材料。
【請求項5】
前記ポリエステル樹脂(A)の前記アルコール成分がビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含む請求項1又は2に記載のトナーバインダー用画像形成材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はトナーバインダー用画像形成材料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真システムの発展に伴い、商業印刷や産業印刷などの用途に電子写真技術の適用を広げる取り組みが進んできている。商業印刷や産業印刷の分野では安定的に高速印刷する必要があるため、一定の低温定着性と耐ホットオフセット性、つまり広い定着幅を有することが求められる。また、微粉などが生じないようトナーがカートリッジ内で受ける撹拌に伴うせん断や圧縮に対して耐久性を有することなどの要件を具備する必要がある。
画像形成材料は、上述のようなトナー特性に大きな影響を与えるものであり、ポリスチレン樹脂、スチレン-アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等が知られているが、低温定着性と耐ホットオフセット性のバランスを取りやすいことから、ポリエステル樹脂が特に注目されている。
例えば、トナーに離型剤を内添させることで低温定着性や耐オフセット性に優れたトナーが開示されている(特許文献1)。
しかしながら商業印刷や産業印刷などの用途のトナーに適用するには十分な耐久性、離型性、十分広い定着幅を有しているとは言えず、それらの改善が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-244398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、耐久性及び離型性に優れ、広い定着幅を有するトナーに用いるトナーバインダー用画像形成材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、鋭意検討した結果、本発明に至った。すなわち本発明はアルコール成分とカルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及びシリコーン樹脂(C)を含むトナーバインダー用画像形成材料であって、前記ポリエステル樹脂(A)は、前記アルコール成分がエチレングリコールを含み、前記カルボン酸成分がテレフタル酸を含み、前記シリコーン樹脂(C)が硬化型シリコーン樹脂の硬化物であり、前記画像形成材料中の前記シリコーン樹脂(C)の重量割合が0.1~1重量%であるトナーバインダー用画像形成材料である。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、耐久性、離型性に優れ、広い定着幅を有するトナーに用いるトナーバインダー用画像形成材料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明のトナーバインダー用画像形成材料は、アルコール成分とカルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及びシリコーン樹脂(C)を含むトナーバインダー用画像形成材料であって、前記ポリエステル樹脂(A)は、前記アルコール成分がエチレングリコールを含み、前記カルボン酸成分がテレフタル酸を含み、前記シリコーン樹脂(C)が硬化型シリコーン樹脂の硬化物であり、前記画像形成材料中の前記シリコーン樹脂(C)の重量割合が0.1~1重量%であるトナーバインダー用画像形成材料である。
以下に、本発明のトナーバインダー用画像形成材料を順次説明する。
【0008】
本発明のトナーバインダー用画像形成材料は、アルコール成分とカルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)を含む。
ポリエステル樹脂(A)は、アルコール成分がエチレングリコールを含み、カルボン酸成分がテレフタル酸を含むポリエステル樹脂である。
【0009】
カルボン酸成分がテレフタル酸を含むことにより、トナーの耐久性を向上させ、帯電性を向上させることができる。
【0010】
ポリエステル樹脂(A)を構成するアルコール成分は、エチレングリコールの他にポリオール成分(x)を含んでいてもよい。
ポリオール成分(x)としては、エチレングリコール以外のジオール(x1)及び3価以上のポリオール(x2)が挙げられる。これらは、1種単独であっても、2種以上の組み合わせであっても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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