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公開番号2025011945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114409
出願日2023-07-12
発明の名称画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 21/16 20060101AFI20250117BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】引き込み時、規制手段としての負荷が無く、引き込み荷重を低く設定できるとともに、引き込み不良の不安定要因を排除できる、カセット引き出し防止装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、引き出し可能な複数のカセットを有する画像形成装置本体10と、画像形成装置本体10の底面において、複数のカセットの引き出し方向に設けられ、画像形成装置本体10の高さを調整可能なアジャスタ14と、を含む。アジャスタ14は、画像形成装置本体10の設置時に設置面に接する位置と、画像形成装置本体10の底面の位置との間に移動可能であり、アジャスタ14と連動して移動するロックホルダー16を含み、ロックホルダー16は、アジャスタ14が設置面から離間した所定位置で複数のカセットの移動を規制し、アジャスタ14が設置面と接する位置では、複数のカセットの移動の規制を解除する。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項１】
引き出し可能な複数の給紙積載部を有する画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体の底面において、前記複数の給紙積載部の引き出し方向側に設けられ、前記画像形成装置本体の高さを調整可能なアジャスタと、を含み、
前記アジャスタは、画像形成装置本体の設置時に設置面に接する位置と、前記画像形成装置本体の底面の位置との間に移動可能であり、
前記アジャスタと連動して移動する移動部材を含み、
前記移動部材は、前記アジャスタが設置面から離間した所定位置で前記複数の給紙積載部の移動を規制し、
前記アジャスタが設置面と接する位置では、前記複数の給紙積載部の移動の規制を解除する、画像形成装置。
続きを表示（約 520 文字）【請求項２】
前記複数の給紙積載部の各々は、前記給紙積載部の引き出しを防止する引き出し防止ロックを含み、
前記複数の給紙積載部の移動の規制は、前記移動部材が前記給紙積載部の引き出し防止ロックを作動することによって行う、請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記移動部材は上下方向に移動可能な上方向に延びる棒状部材であって、
前記棒状部材から横方向に延びる複数の突出部及び湾曲部を含み、
前記複数の給紙積載部の引き出し防止ロックは、前記複数の給紙積載部に設けられた下方への突起であり、
前記複数の給紙積載部の引き出し防止ロックの作動は、前記複数の突出部及び湾曲部が、前記複数の給紙積載部に設けられた下方への突起を押すことによって、前記引き出し防止ロックを作動する、請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記画像形成装置本体の底面には、所定の回転軸を中心に回転移動する可動板が設けられ、
前記移動部材の上下方向への移動は、前記可動板を回転移動することによって、前記移動部材の下端部を上下方向に移動することによって行う、請求項１に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、画像形成装置に関し、特に、カセット引き出し防止装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来のカセット引き出し防止装置を備えた画像形成装置においては、画像形成装置を移動させる際に、カセットが画像形成装置から飛び出さないように規制部材を設けている。そのような規制部材として、床面と略平行な方向に引き抜き可能なカセットと、上下方向に移動可能なアジャスタフットとを備えた画像形成装置が、例えば、特開２００９-２８２２８２号公報（特許文献１）に記載されている。同公報によれば、用紙を収納し床面と略平行な方向に引き出し可能な単独のカセットと、上下方向に移動可能なアジャスタフットと、を備えた画像形成装置において、アジャスタフットは、画像形成装置を設置するときには下面が床面に圧着すると共に上部が単独のカセットの引き抜きを妨げないように下方に移動可能であり、画像形成装置を移動するときには下面が床面より離間すると共に上部が単独のカセットの引き抜きを妨げるように上方に移動可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００９-２８２２８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来のカセット引き出し防止装置を備えた画像形成装置は上記のように構成されていた。しかしながら、特許文献１に記載の構成では、アジャスタフットが直接引出しと係合するので、複数段のカセットの引き出しを規制できないとともに、アジャスタフットが引出しと直接干渉するので、引き出しが半開きの状態でアジャスタフットを上げると、引き出しを破損する可能性があった。又、このような構成では、例えば画像形成装置を移動する際、移動によって生じる慣性力や衝撃により、カセットが装置本体から飛び出す恐れがあり、移動作業に支障を来すことがあった。
【０００５】
又、従来の画像形成装置の他のカセット引き出し防止装置として図７Ａに示すような引き込み機構１０１を有するものがある。引き込み機構１０１は、カセット１０２の裏面の中央部に設けられ、カセット１０２と画像形成装置とを係合するロック機構１０３がカセット１０２の開口側に設けられている。ロック機構１０３は画像形成装置に設けられた支点１０４を中心に下方向にバネで付勢された爪１０５と、カセット１０２に設けられ、爪１０５に係合してカセット１０２の引き出し防止する凹部１０６を含む。
【０００６】
図７Ｂ～図７Ｄは、図７Ａに示したロック機構１０３の詳細を示す拡大図である。凹部１０６の爪１０５側に係合する部分には、図７Ｂに示すように爪１０５側に平坦部１０７に続いて下方向に傾斜した傾斜部１０８が設けられている。カセット１０２に用紙を収納して画像形成装置に戻す場合、図７Ｂ～図７Ｄに示すように爪１０５が凹部１０６に係合する前に爪１０５が傾斜部１０８に係合し、その後平坦部１０７を経て凹部１０６に係合する。そのため、図７Ｂ～図７Ｃにおいて図中太い矢印で示す部分で引き込み時の負荷が大きくなり、引き込み不良や引き込み荷重の増大につながるという問題があった。
【０００７】
本開示は上記のような問題点を解消するためになされたもので、引き込み時、規制手段としての負荷が無く、引き込み荷重を低く設定できるとともに、引き込み不良の不安定要因を排除できる、カセット引き出し防止装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示に係る画像形成装置は、引き出し可能な複数の給紙積載部を有する画像形成装置本体と、画像形成装置本体の底面において、複数の給紙積載部の引き出し方向側に設けられ、画像形成装置本体の高さを調整可能なアジャスタと、を含む。アジャスタは、画像形成装置本体の設置時に設置面に接する位置と、画像形成装置本体の底面の位置との間に移動可能である。アジャスタと連動して移動する移動部材を含み、移動部材は、アジャスタが設置面から離間した所定位置で複数の給紙積載部の移動を規制し、アジャスタが設置面と接する位置では、複数の給紙積載部の移動の規制を解除する。
【０００９】
好ましくは、複数の給紙積載部の各々は、給紙積載部の引き出しを防止する引き出し防止ロックを含み、複数の給紙積載部の移動の規制は、移動部材が給紙積載部の引き出し防止ロックを作動することによって行う。
【００１０】
さらに好ましくは、移動部材は上下方向に移動可能な上方向に延びる棒状部材であって、棒状部材から横方向に延びる複数の突出部及び湾曲部を含み、複数の給紙積載部の引き出し防止ロックは、給紙積載部に設けられた下方への突起であり、複数の給紙積載部の引き出し防止ロックの作動は、複数の突出部及び湾曲部が、複数の給紙積載部に設けられた下方への突起を押すことによって、引き出し防止ロックを作動する。
（【００１１】以降は省略されています）

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