TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025008444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110625
出願日2023-07-05
発明の名称黄化情報取得方法及び黄化情報取得システム並びに植物の病気の検査方法
出願人学校法人東京農業大学,株式会社レフ・テクノロジー
代理人個人,個人
主分類C12Q 1/686 20180101AFI20250109BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】 植物の病気に関する情報を取得して、より効率的に植物の病気の検査を行う方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 植物の葉を撮影して得られた画像の各ピクセルの光情報を含む二次元図を生成し、二次元図に基づいて検査対象となる葉を選別する選別プロセスS1と、選別工程S1で選別された葉のPCR検査を行う検査プロセスS2と、を含む植物の病気の検査方法を提供する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
植物の葉を撮影して得られた画像の各ピクセルの光情報を含む二次元図を生成し、前記二次元図に基づいて検査対象となる葉を選別する選別プロセスと、
前記選別工程で選別された葉のPCR検査を行う検査プロセスと、
を含む、植物の病気の検査方法。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
検査を行う植物の病気がカンキツグリーニング病である、請求項1に記載の植物の病気の検査方法。
【請求項3】
前記選別プロセスが、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの赤色光の光強度(以下「R光強度」と称する)、緑色光の光強度(以下「G光強度」と称する)及び青色光の光強度(以下「B光強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのR光強度及びG光強度をRG平面上にプロットした点群の近似直線または曲線をゲージとする各点の値と、各ピクセルの対応するB光強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の病気に関する情報を取得する情報取得工程と、
取得された情報に基づいて、PCR検査を行う葉を選別する選別工程と、
を含む、請求項1または2に記載の植物の病気の検査方法。
【請求項4】
前記選別プロセスが、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの色相(以下「H強度」と称する)、彩度(以下「S強度」と称する)及び明度(以下「V強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのH強度及びV強度をHV平面上にプロットした点群の近似直線または曲線をゲージとする各点の値と、各ピクセルの対応するS強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の病気に関する情報を取得する情報取得工程と、
取得された情報に基づいて、PCR検査を行う葉を選別する選別工程と、
を含む、請求項1または2に記載の植物の病気の検査方法。
【請求項5】
前記選別プロセスが、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの赤色光の光強度(以下「R光強度」と称する)、緑色光の光強度(以下「G光強度」と称する)及び青色光の光強度(以下「B光強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのR光強度またはG光強度と、B光強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の病気に関する情報を取得する情報取得工程と、
取得された情報に基づいて、PCR検査を行う葉を選別する選別工程と、
を含む、請求項1または2に記載の植物の病気の検査方法。
【請求項6】
前記選別プロセスが、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの色相(以下「H強度」と称する)、彩度(以下「S強度」と称する)及び明度(以下「V強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのH強度またはV強度と、S強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の病気に関する情報を取得する情報取得工程と、
取得された情報に基づいて、PCR検査を行う葉を選別する選別工程と、
を含む、請求項1または2に記載の植物の病気の検査方法。
【請求項7】
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの赤色光の光強度(以下「R光強度」と称する)、緑色光の光強度(以下「G光強度」と称する)及び青色光の光強度(以下「B光強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのR光強度及びG光強度をRG平面上にプロットした点群の近似直線または曲線をゲージとする各点の値と、各ピクセルの対応するB光強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法。
【請求項8】
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの色相(以下「H強度」と称する)、彩度(以下「S強度」と称する)及び明度(以下「V強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのH強度及びV強度をHV平面上にプロットした点群の近似直線または曲線をゲージとする各点の値と、各ピクセルの対応するS強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法。
【請求項9】
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの赤色光の光強度(以下「R光強度」と称する)、緑色光の光強度(以下「G光強度」と称する)及び青色光の光強度(以下「B光強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのR光強度またはG光強度と、B光強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法。
【請求項10】
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの色相(以下「H強度」と称する)、彩度(以下「S強度」と称する)及び明度(以下「V強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのH強度またはV強度と、S強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物の葉の黄化情報を取得する黄化情報取得方法及び黄化情報取得システム、並びに植物の病気の検査方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
生育環境の悪化や病原菌感染等によって、植物の生育不良が生じて、植物の黄化が進む場合がある。植物の育成において、植物の黄化の進行を的確に把握して対処することが重要である。このため、例えば、病原菌組織が励起する波長の励起光を植物体に照射して、植物の病原菌感染を把握する病原菌感染診断装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-36889号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の病原菌感染診断装置では、既に病原菌に感染して黄化が進行している組織を特定することはできるが、黄化が始まった初期段階を特定するのは困難である。また特定波長の励起光を所定の強度で照射する光源を備えた高価な専用の装置が必要である。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、シンプルな構成で、初期段階から植物の黄化の状態を特定可能な黄化情報取得方法及び黄化情報取得システムを提供することを目的とする。
【0006】
更に、上記の情報取得方法及び情報取得システムは、黄化情報から植物の病気に関するその他の情報も取得できる。よって、植物の病気に関する情報を取得して、より効率的に植物の病気の検査を行う方法を提供することを、本発明の更なる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の黄化情報取得方法の1つの態様は、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの赤色光の光強度(以下「R光強度」と称する)、緑色光の光強度(以下「G光強度」と称する)及び青色光の光強度(以下「B光強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのR光強度及びG光強度をRG平面上にプロットした点群の近似直線または曲線をゲージとする各点の値と、各ピクセルの対応するB光強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法である。
【0008】
本発明の黄化情報取得方法のその他の態様は、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの色相(以下「H強度」と称する)、彩度(以下「S強度」と称する)及び明度(以下「V強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのH強度及びV強度をHV平面上にプロットした点群の近似直線または曲線をゲージとする各点の値と、各ピクセルの対応するS強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法である。
【0009】
本発明の黄化情報取得方法のその他の態様は、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの赤色光の光強度(以下「R光強度」と称する)、緑色光の光強度(以下「G光強度」と称する)及び青色光の光強度(以下「B光強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのR光強度またはG光強度と、B光強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法である。
【0010】
本発明の黄化情報取得方法のその他の態様は、
植物の葉の画像を取得する画像取得工程と、
前記画像から各ピクセルの色相(以下「H強度」と称する)、彩度(以下「S強度」と称する)及び明度(以下「V強度」と称する)を取得する光情報取得工程と、
各ピクセルのH強度またはV強度と、S強度とを2軸とする二次元散布図を取得する散布図取得工程と、
前記二次元散布図を基に植物の黄化情報を取得する黄化情報取得工程と、
を含む、黄化情報取得方法である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
酒類
1か月前
株式会社オシキリ
発酵検査装置
1か月前
個人
セルロース性物質の製造方法
7日前
松谷化学工業株式会社
澱粉分解物の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
1か月前
株式会社GSP研究所
miRNA検出方法
18日前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
10日前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
10日前
アサヒビール株式会社
容器詰麦芽発酵飲料
4日前
株式会社エムスタイル
微生物群の賦活化方法
18日前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルスのスクリーニング方法
1か月前
学校法人君が淵学園
核酸の部位特異的アシル修飾剤
6日前
株式会社渡辺オイスター研究所
脂肪細胞の成長抑制剤
1か月前
三井化学株式会社
培養容器
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
3日前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
3日前
サムコ株式会社
ポアデバイス
7日前
学校法人近畿大学
好気性微生物の培養方法および培養器
3日前
国立大学法人富山大学
T細胞受容体およびその利用
7日前
旭化成ファーマ株式会社
ジアホラーゼ
1か月前
株式会社豊田中央研究所
環境核酸モニタリング方法
3日前
公立大学法人宮城大学
D-セリンの製造方法
1か月前
ZACROS株式会社
培養装置、及び培養装置積層体
1か月前
雪印メグミルク株式会社
D-セリン濃度低減用組成物
1か月前
株式会社トクヤマ
乾燥用保護剤、生体試料測定試薬、及び分析方法
1か月前
三浦工業株式会社
試料液に含まれる微生物の生体の抽出方法
7日前
ウシオ電機株式会社
培養容器
1か月前
グリーンケミカルズ株式会社
フェノール組成物およびポリマー
1か月前
学校法人関西医科大学
ポリペプチド
3日前
個人
細胞処理装置、細胞処理システム及び細胞処理方法
12日前
花王株式会社
目的タンパク質の生産方法
7日前
ニッタ株式会社
凍結細胞解凍装置
1か月前
サントリーホールディングス株式会社
ビールテイスト飲料
12日前
サントリーホールディングス株式会社
ビールテイスト飲料
1か月前
東ソー株式会社
細胞外小胞の解析方法
1か月前
株式会社ジャパンディスプレイ
検出装置
1か月前
続きを見る