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公開番号2025007733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109324
出願日2023-07-03
発明の名称通信システム、および中継器
出願人株式会社ジェイテクト
代理人個人,個人
主分類H04W 76/25 20180101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】一時的な通信の途絶に起因して通信自体が停止されるなどの不都合が生じることを抑制できるようにした通信システムを提供する。
【解決手段】第1通信機10のPU12は、センサ20の検出値を含むデータを第2通信機30に送信する。第2通信機30は、第1通信機10によって送信されたデータを受信する場合、応答データを第1通信機10に送信する。中継器60は、第1通信機10および第2通信機30の通信を仲介する。中継器60のPU62は、第1通信機10からデータを受信しない場合、本来送信されるべきデータに代替するデータを第2通信機30に送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1通信機、第2通信機、および中継器を備え、
前記第1通信機は、第1送信処理、および第1受信処理を実行するように構成され、
前記第2通信機は、第2送信処理を実行するように構成され、
前記第1送信処理は、前記中継器を介して無線通信によってデータを前記第2通信機に定期的に送信する処理であり、
前記第1受信処理は、前記第2送信処理によって送信されたデータを受信する処理であり、
前記第2送信処理は、前記第1送信処理によって送信されたデータを受信した後、前記中継器を介して前記第1送信処理に応答するデータを送信する処理であり、
前記中継器は、代行処理を実行するように構成され、
前記代行処理は、前記第1送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に前記第1送信処理によって送信されるべきデータに代替するデータを前記第2通信機に送信する処理、および前記第2送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に前記第2送信処理によって送信されるべきデータに代替するデータを前記第1通信機に送信する処理の2つの処理のうちの少なくとも1つを含む通信システム。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記第1送信処理は、定期的に所定の物理量の検出値に関するデータを送信する処理を含み、
前記代行処理は、前記第1送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に、過去の前記第1送信処理によって送信された前記検出値に関するデータに応じて設定された前記物理量に関するデータを前記第2通信機に送信する外挿処理を含む請求項1記載の通信システム。
【請求項3】
前記代行処理は、前記第1送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に、前記第1送信処理によって送信されるデータに代えて、前記第1送信処理によるデータを受信できない旨を示すデータを前記第2通信機に送信する処理を含む請求項1記載の通信システム。
【請求項4】
前記代行処理は、前記第2送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に、前記第2送信処理によって送信されるデータに代えて、前記第2送信処理によるデータを受信できない旨を示すデータを前記第1通信機に送信する処理を含む請求項1記載の通信システム。
【請求項5】
前記第1通信機は、前記第2送信処理によって送信されるデータを所定時間受信できない場合、フェールセーフ処理を実行する請求項1記載の通信システム。
【請求項6】
前記第2通信機は、前記第1送信処理によって送信されるデータを所定時間受信できない場合、フェールセーフ処理を実行する請求項1記載の通信システム。
【請求項7】
請求項1記載の通信システムにおける前記中継器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、および中継器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、移動体が備える通信端末と、アプリケーションサーバと、がモバイルゲートウェイを介して通信するシステムが記載されている。このシステムにおいて、アプリケーションサーバから送信されたデータは、モバイルゲートウェイのバッファに記憶される。モバイルゲートウェイでは、バッファに記憶されたデータを、順次、通信端末に送信する。ここで、通信端末からモバイルゲートウェイに通信が途絶える時間が通知される場合、モバイルゲートウェイは、アプリケーションサーバに通信速度を低下させるように指示する。その後、上記通知された時間が経過すると、モバイルゲートウェイは、バッファに記憶されたデータを順次通信端末に送信する。そして、バッファに蓄積されたデータが十分減少した時点で、アプリケーションサーバに通信速度を戻すように指示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-196678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者は、2つの通信機同士が定期的に通信するシステムにおいて、通信が途絶える場合にフェールセーフ処理を実行することを検討した。そしてその場合、一時的な通信の途絶によって、フェールセーフ処理がなされることに起因して通常の通信状態への円滑な復帰ができないおそれがあることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
1.第1通信機、第2通信機、および中継器を備え、前記第1通信機は、第1送信処理、および第1受信処理を実行するように構成され、前記第2通信機は、第2送信処理を実行するように構成され、前記第1送信処理は、前記中継器を介して無線通信によってデータを前記第2通信機に定期的に送信する処理であり、前記第1受信処理は、前記第2送信処理によって送信されたデータを受信する処理であり、前記第2送信処理は、前記第1送信処理によって送信されたデータを受信した後、前記中継器を介して前記第1送信処理に応答するデータを送信する処理であり、前記中継器は、代行処理を実行するように構成され、前記代行処理は、前記第1送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に前記第1送信処理によって送信されるべきデータに代替するデータを前記第2通信機に送信する処理、および前記第2送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に前記第2送信処理によって送信されるべきデータに代替するデータを前記第1通信機に送信する処理の2つの処理のうちの少なくとも1つを含む通信システム。
【0006】
上記中継器が、第1送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に第2通信機にデータを送信する処理を実行する場合、一時的な通信の途絶に起因して通信が停止されるなどの不都合が生じることを抑制できる。また、上記中継器が第2送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に第1通信機にデータを送信する処理を実行する場合、一時的な通信の途絶に起因して通信が停止されるなどの不都合が生じることを抑制できる。
【0007】
2.前記第1送信処理は、定期的に所定の物理量の検出値に関するデータを送信する処理を含み、前記代行処理は、前記第1送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に、過去の前記第1送信処理によって送信された前記検出値に関するデータに応じて設定された前記物理量に関するデータを前記第2通信機に送信する外挿処理を含む上記1記載の通信システム。
【0008】
上記構成では、第1送信処理によって送信されるはずの検出値に近いデータを第2通信機に送信できる。
3.前記代行処理は、前記第1送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に、前記第1送信処理によって送信されるデータに代えて、前記第1送信処理によるデータを受信できない旨を示すデータを前記第2通信機に送信する処理を含む上記1または2記載の通信システム。
【0009】
上記構成では、第2通信機に現在の状況を認知させるデータを送信できる。
4.前記代行処理は、前記第2送信処理によって送信対象とされるデータを受信しない場合に、前記第2送信処理によって送信されるデータに代えて、前記第2送信処理によるデータを受信できない旨を示すデータを前記第1通信機に送信する処理を含む上記1~3のいずれか1つに記載の通信システム。
【0010】
上記構成では、第1通信機に現在の状況を認知させるデータを送信できる。
5.前記第1通信機は、前記第2送信処理によって送信されるデータを所定時間受信できない場合、フェールセーフ処理を実行する上記1~4のいずれか1つに記載の通信システム。
(【0011】以降は省略されています)

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