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公開番号2025007528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108985
出願日2023-07-03
発明の名称走行体
出願人DMG森精機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B62D 61/10 20060101AFI20250109BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】簡易な構成により、車輪の揺動端を規制することが可能な走行体、を提供する。
【解決手段】走行体12は、第1ブロック46を有するベース部40と、車輪ユニット200とを備える。車輪ユニット200は、第1ブロック46により第1軸121を中心に回転可能に支持され、第1軸121の軸方向において互いに間隔を開けて設けられる第1アーム部材211Sおよび第2アーム部材211Tと、第1アーム部材211Sにより、第1軸121からその半径方向に離れた位置で回転可能に支持される第1車輪31と、第1軸121の周方向においてベース部40と隙間を設けて配置され、第1アーム部材211Sおよび第2アーム部材211Tを連結する連結部材212とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ブロックを有するベース部と、
車輪ユニットとを備え、
前記車輪ユニットは、
前記ブロックにより第1軸を中心に回転可能に支持され、前記第1軸の軸方向において互いに間隔を開けて設けられる第1アーム部材および第2アーム部材と、
前記第1アーム部材および前記第2アーム部材の少なくともいずれか一方により、前記第1軸からその半径方向に離れた位置で回転可能に支持される第1車輪と、
前記第1軸の周方向において前記ブロックと隙間を設けて配置され、前記第1アーム部材および前記第2アーム部材を連結する連結部材とを有する、走行体。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記連結部材は、
前記第1軸の周方向に沿った一方方向において、前記ブロックと隙間を設けて配置される第1連結部材と、
前記第1連結部材と間隔を開けて設けられ、前記第1軸の周方向に沿った他方方向において、前記ブロックと隙間を設けて配置される第2連結部材とを有する、請求項1に記載の走行体。
【請求項3】
前記連結部材は、前記ブロックを挟んで前記第1車輪の反対側に配置され、さらに、
付勢力を発生するサスペンション機構と、
前記サスペンション機構および前記車輪ユニットに対して接続され、前記サスペンション機構からの付勢力を受けて、前記第1車輪を下面に向けて押し付けるリンク機構とを備え、
前記サスペンション機構および前記リンク機構は、前記ブロックを挟んで前記連結部材の反対側に配置される、請求項1または2に記載の走行体。
【請求項4】
前記第1車輪は、走行用モータからの回転運動が入力される駆動輪であり、さらに、
前記ベース部により回転可能に支持される従動輪と、
前記駆動輪が下面から離間した状態が維持されるように、前記第1アーム部材および前記第2アーム部材を前記第1軸の周方向の所定角度に保持する保持機構とを備える、請求項1または2に記載の走行体。
【請求項5】
前記保持機構は、
ねじ部が設けられ、前記ベース部および前記車輪ユニットのいずれか一方に取り付けられる引き上げ用ブロックと、
頭部を有し、前記ねじ部に螺合されるボルトと、
前記頭部を係止可能な係止部を有し、前記ベース部および前記車輪ユニットのいずれか他方に取り付けられ、上下方向において前記引き上げ用ブロックと対向して設けられるブラケットとを有する、請求項4に記載の走行体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、走行体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2021-123249号公報(特許文献1)には、オムニホイールからなる従動輪である前側第1車輪と、駆動輪であり、前側第1車輪の後方に設けられる後側第1車輪と、オムニホイールからなる従動輪であり、後側第1車輪のさらに後方に設けられる第2車輪と、フレームによって、走行方向に沿った垂直平面内で揺動可能に支持され、両端部に前側第1車輪および後側第1車輪が回転可能に設けられる支持アームとを備える走行装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-123249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に開示される走行装置では、支持アームが揺動することによって、前側第1車輪および後側第1車輪の両輪が下面(路面)に接地した状態を維持しようとしている。しかしながら、このような走行装置において、支持アームが際限なく大きい角度で揺動すると、支持アームまたは車輪が、周囲の構造物と干渉するおそれがある。また、走行装置にサスペンション機構が備わっている場合には、サスペンション機構が想定以上に変形することによって破損するおそれがある。
【0005】
この発明の目的は、簡易な構成により、車輪の揺動端を規制することが可能な走行体、移動装置、および、AMRなどを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ブロックを有するベース部と、車輪ユニットとを備え、車輪ユニットが、ブロックにより第1軸を中心に回転可能に支持され、第1軸の軸方向において互いに間隔を開けて設けられる第1アーム部材および第2アーム部材と、第1アーム部材および第2アーム部材の少なくともいずれか一方により、第1軸からその半径方向に離れた位置で回転可能に支持される第1車輪と、第1軸の周方向においてブロックと隙間を設けて配置され、第1アーム部材および第2アーム部材を連結する連結部材とを有する、走行体を提供するものである。
【0007】
さらに、本発明は、そのような走行体を用いた移動装置(AMR、移動ロボットおよび自立移動ロボットなど)を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明に従えば、簡易な構成により、車輪の揺動端を規制することが可能な走行体、移動装置、および、AMRなどを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態における走行体を用いた移動装置を示す斜視図である。
図1中の走行体を示す斜視図である。
図1中の走行体を示す上面図である。
図3中の矢印IVに示される方向に見た走行体を示す後面図である。
図3中の走行用モータの配置の変形例を示す上面図である。
図1中の走行体を示す側面図である。
図4中の2点鎖線VIIで囲まれた範囲の走行体と、コントローラの底板とを示す断面図である。
図2中の走行体において、第1車輪の支持構造を示す斜視図である。
図8中の第1車輪の支持構造(サスペンション機構の中立状態)を示す側面図である。
図8中の第1車輪の支持構造(サスペンション機構の縮み状態)を示す側面図である。
図8中の第1車輪の支持構造(サスペンション機構の伸び状態)を示す側面図である。
アーム部材の下降側揺動端を規制するための機構を模式的に示す断面図である。
アーム部材の上昇側揺動端を規制するための機構を模式的に示す断面図である。
車輪ユニットの保持機構(ボルト挿入前)を示す斜視図である。
車輪ユニットの保持機構(ボルト挿入後)を示す斜視図である。
第1車輪の引き上げ時の走行体を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

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