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公開番号2025006707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107675
出願日2023-06-30
発明の名称光電変換装置、機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 25/703 20230101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 階調信号とイベント信号とを出力する際に最適な制御を行うことが可能である。
【解決手段】 入射光の光量を表す階調信号を生成可能な第1画素とイベント信号を生成可能な第2画素とが、二次元状にそれぞれ複数配された画素アレイ部と、前記画素アレイ部から前記階調信号と前記イベント信号とを読み出す読み出し部と、前記階調信号の出力データレートと前記イベント信号の出力データレートとを変更する制御部と、を備える光電変換装置であって、前記階調信号を第1出力データレートで出力し、前記イベント信号を第2出力データレートで出力する第1パターンと、前記階調信号を前記第1出力データレートとは異なる第3出力データレートで出力し、前記イベント信号を前記第2出力データレートとは異なる第4出力データレートで出力する第2パターンとを切り替えることを特徴とする光電変換装置。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
入射光の光量を表す階調信号を生成可能な第1画素とイベント信号を生成可能な第2画素とが、二次元状にそれぞれ複数配された画素アレイ部と、
前記画素アレイ部から前記階調信号と前記イベント信号とを読み出す読み出し部と、
前記階調信号の出力データレートと前記イベント信号の出力データレートとを変更する制御部と、
を備える光電変換装置であって、
前記階調信号を第1出力データレートで出力し、前記イベント信号を第2出力データレートで出力する第1パターンと、前記階調信号を前記第1出力データレートとは異なる第3出力データレートで出力し、前記イベント信号を前記第2出力データレートとは異なる第4出力データレートで出力する第2パターンとを切り替える
ことを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1出力データレートが前記第3出力データレートよりも大きい場合は、前記第2出力データレートは前記第4出力データレートよりも小さく、前記第1出力データレートが前記第3出力データレートよりも小さい場合は、前記第2出力データレートは前記第4出力データレートよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記画素アレイ部を制御することにより、前記階調信号の出力データレートおよび前記イベント信号の出力データレートの少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記読み出し部を制御することにより、前記階調信号の出力データレートおよび前記イベント信号の出力データレートの少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記画素アレイ部を制御し、前記画素アレイ部から前記階調信号および前記イベント信号の少なくとも一方を読み出す回数を変更することにより、対応する前記階調信号の出力データレートおよび前記イベント信号の出力データレートの少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記画素アレイ部を制御し、前記画素アレイ部から前記階調信号および前記イベント信号の少なくとも一方を読み出す周期を変更することにより、対応する前記階調信号の出力データレートおよび前記イベント信号の出力データレートの少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記読み出し部を制御することにより、前記階調信号の出力データレートおよび前記イベント信号の出力データレートの少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記読み出し部を制御し、所定長さの時間における前記読み出し部に入力される前記階調信号および前記イベント信号の少なくとも一方に対応する信号数よりも、読み出し部から出力される前記信号数を減少させることにより、対応する前記階調信号の出力データレートおよび前記イベント信号の出力データレートの少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記読み出し部を制御し、前記読み出し部から前記階調信号および前記イベント信号の少なくとも一方を出力する周期を変更することにより、対応する前記階調信号の出力データレートおよび前記イベント信号の出力データレートの少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記制御部は、設定したモードに応じて前記第1パターンと前記第2パターンとを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置、機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年のIoTやAI、自動運転などの普及に伴い、従来よりも低消費電力かつ高速なイメージセンサが求められるようになってきている。その一つとして、イベントベースセンサ(あるいはダイナミックビジョンセンサなどと呼ばれる)がある。特許文献1では、階調信号とイベント信号とを生成することが可能な固体撮像素子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-140650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、階調信号とイベント信号とを生成することが可能な光電変換装置において、信号出力時の動作最適化に関する検討は十分になされていない。
【0005】
本発明は、階調信号とイベント信号とを出力する際に最適な制御を行うことが可能な光電変換装置を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の一開示によれば、入射光の光量を表す階調信号を生成可能な第1画素とイベント信号を生成可能な第2画素とが、二次元状にそれぞれ複数配された画素アレイ部と、前記画素アレイ部から前記階調信号と前記イベント信号とを読み出す読み出し部と、前記階調信号の出力データレートと前記イベント信号の出力データレートとを変更する制御部と、を備える光電変換装置であって、前記階調信号を第1出力データレートで出力し、前記イベント信号を第2出力データレートで出力する第1パターンと、前記階調信号を前記第1出力データレートとは異なる第3出力データレートで出力し、前記イベント信号を前記第2出力データレートとは異なる第4出力データレートで出力する第2パターンとを切り替えることを特徴とする光電変換装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、階調信号とイベント信号を出力する際に最適な制御を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る光電変換装置を説明するブロック図
第1実施形態に係る光電変換装置を説明するブロック図
第1実施形態に係る光電変換装置を説明するブロック図
第1実施形態に係る光電変換装置を説明するブロック図
第1実施形態に係る光電変換装置の出力データレート制御を説明する図
第2実施形態に係る光電変換装置を説明するブロック図
第2実施形態に係る光電変換装置の出力データレート制御を説明する図
第3実施形態に係る機器を説明する模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら各実施形態を説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。また、以下に述べる各実施形態では、光電変換装置の一例として、撮像向けのセンサを中心に説明する。ただし、各実施形態は、撮像向けのセンサに限られるものではなく、光電変換装置の他の例にも適用可能である。例えば、撮像装置、測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定等の装置)、測光装置(入射光量の測定等の装置)などがある。
【0010】
〈第1実施形態〉
本発明による第1実施形態に係る光電変換装置について、図1から図5を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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