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公開番号
2025006142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106756
出願日
2023-06-29
発明の名称
偏波変動監視装置、通信システム、偏波変動監視方法、及びプログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
H04B
10/077 20130101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】煩雑な計算を必要とせずに、精度よく偏波変動周波数を推定することを可能にする。
【解決手段】光源30は、伝送路13に光信号を出力する。偏光特性測定部21は、伝送路13を伝送された光信号の偏光特性を測定する。フーリエ変換部22は、偏光特性測定部21で測定された偏光特性をフーリエ変換する。変動推定部23は、フーリエ変換部22でフーリエ変換された偏光特性に基づいて、伝送路13で生じる偏波変動周波数を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
伝送路を伝送された光信号の偏光特性を測定する偏光特性測定部と、
前記測定された偏光特性をフーリエ変換するフーリエ変換部と、
前記フーリエ変換された偏光特性に基づいて、前記伝送路で生じる偏波変動周波数を推定する変動推定部とを有する偏波変動監視装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記変動推定部は、前記フーリエ変換された偏光特性においてピークを検索し、該検索されたピークの位置の周波数を、前記偏波変動周波数として推定する、請求項1に記載の偏波変動監視装置。
【請求項3】
前記光信号を増幅し、増幅された光信号を前記偏光特性測定部に出力する増幅器を更に有する、請求項1又は2に記載の偏波変動監視装置。
【請求項4】
前記偏光特性測定部は、ストークスパラメータの1つ以上を、前記偏光特性として測定する、請求項1又は2に記載の偏波変動監視装置。
【請求項5】
前記偏光特性測定部は、ポラリメータである、請求項4に記載の偏波変動監視装置。
【請求項6】
前記偏光特性測定部は、前記光信号うちの所定の偏光方向の成分を透過させる偏光子と、前記偏光子を透過した光信号を検出するフォトディテクタと、前記フォトディテクタを用いて検出された光信号に基づいて前記ストークスパラメータの1つ以上を演算する演算器とを含む、請求項4に記載の偏波変動監視装置。
【請求項7】
前記光信号は、前記伝送路を伝送される、光送信機と光受信機との間で送受信される偏波多重信号の波長とは異なる波長の信号である、請求項1又は2に記載の偏波変動監視装置。
【請求項8】
偏波多重信号を送信する送信機と、
伝送路を介して前記送信機から送信された偏波多重信号を受信する受信機と、
請求項1又は2に記載の偏波変動監視装置と、
前記光信号を前記伝送路に出力する光源とを備える通信システム。
【請求項9】
伝送路を伝送された光信号の偏光特性を測定し、
前記測定された偏光特性をフーリエ変換し、
前記フーリエ変換された偏光特性に基づいて、前記伝送路で生じる偏波変動周波数を推定する偏波変動監視方法。
【請求項10】
伝送路を伝送された光信号の偏光特性を取得し、
前記取得された偏光特性をフーリエ変換し、
前記フーリエ変換された偏光特性に基づいて、前記伝送路で生じる偏波変動周波数を推定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、偏波変動監視装置、通信システム、偏波変動監視方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
通信システム大容量化のため、偏波多重デジタルコヒーレント通信が導入されている。偏波多重デジタルコヒーレント通信において、伝送される信号に偏波状態(SOP:state of polarization)変動が生じることがある。SOP変動をもたらす要因は、工事振動、雷、車の通行、地震、及び風などの要因を含む。急速なSOP変動が生じると、等化処理における偏波補償が偏波変動に追従できず、エラーとなることがある。従って、偏波変動を監視し、エラーとなるような偏波変動が発生したときに、これを検知するモニタシステムが重要である。
【0003】
関連技術として、特許文献1は、偏波変動箇所を推定する方法を開示する。特許文献1において、光源は、識別可能に異なる信号光を光ファイバに順次に出力する。取得部は、信号光ごとに、信号光に対する光ファイバでの散乱光から信号光ごとの偏波状態を取得する。取得部は、例えばストークスパラメータS0、S1、S2、及びS3を偏波状態として取得する。推定部は、取得された信号光ごとの時間対応の偏波状態を、光ファイバでの散乱光の反射地点が識別可能な距離対応の偏波状態に変換し、変換後の距離対応の偏波状態から偏波状態が変動する地点を偏波変動箇所として推定する。
【0004】
別の関連技術として、非特許文献1は、インライン偏波モニタリングスキームを開示する。非特許文献1では、偏波状態の監視にOptical Supervisory Channel(OSC)が用いられる。OSCは、一般に、主信号の帯域外の波長1510nmの光信号で実装される。OSC光信号は、スパンごとに、光ファイバに挿入され、光ファイバから取り出される。OSC光信号は、偏光ビームスプリッタを用いて2つの光信号に分離され、分離された2つの光信号は、2つのフォトディテクタを用いてそれぞれ検出される。処理部は、2つのフォトディテクタの検出信号の差分に基づいて、偏波回転速度を計算する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-134161号公報
【非特許文献】
【0006】
J. E. Simsarian and P. J. Winzer, “Shake Before Break: Per Span Fiber Sensing with In Line Polarization Monitoring”, OFC2017, M2E.6.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1には、2つのフォトディテクタの検出信号の差分に基づいて計算される偏波回転速度と、ストークパラメータS1-S3から計算される偏波回転速度と、2つのストークパラメータから計算される偏波回転速度とを比較した結果が開示される。非特許文献1に記載されるように、2つのフォトディテクタの検出信号の差分に基づいて計算される偏波回転速度は、ストークパラメータS1-S3から計算される偏波回転速度に比べて、精度が低い。また、2つのストークスパラメータに基づいて計算される偏波回転速度も、ストークパラメータS1-S3から計算される偏波回転速度に比べて、精度が低い。しかしながら、偏波回転速度がストークパラメータS1-S3から計算される場合、偏波回転速度の精度は高いものの、計算が煩雑であるという問題がある。
【0008】
本開示は、上記事情に鑑み、煩雑な計算を必要とせずに、精度よく偏波変動周波数を推定できる偏波変動監視装置、通信システム、偏波変動監視方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、伝送路を伝送された光信号の偏光特性を測定する偏光特性測定部と、前記測定された偏光特性をフーリエ変換するフーリエ変換部と、前記フーリエ変換された偏光特性に基づいて、前記伝送路で生じる偏波変動周波数を推定する変動推定部とを含む偏波変動監視装置を提供する。
【0010】
本開示は、偏波多重信号を送信する送信機と、伝送路を介して前記送信機から送信された偏波多重信号を受信する受信機と、上記偏波変動監視装置と、前記光信号を前記伝送路に出力する光源とを含む通信システムを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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