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公開番号
2024158311
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073423
出願日
2023-04-27
発明の名称
車両用撮影システム
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
7/18 20060101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】運転者が必要とする情報を適切に提供できるようにする。
【解決手段】車両用撮影システムは、車両(100)に設置された撮影部(1)と、前記撮影部(1)を動かして撮影範囲を可変にする可動部(2)と、前記撮影部(1)で撮影した画像を表示する表示部(3)と、運転者の視線を検出する視線検出部(4)と、前記視線検出部(4)で検出した運転者の視線に基づいて、前記可動部(2)を制御して前記撮影部(1)の撮影範囲を変える制御部(5)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に設置された撮影部と、
前記撮影部を動かして撮影範囲を可変にする可動部と、
前記撮影部で撮影した画像を表示する表示部と、
運転者の視線を検出する視線検出部と、
前記視線検出部で検出した運転者の視線に基づいて、前記可動部を制御して前記撮影部の撮影範囲を変える制御部とを備えたことを特徴とする車両用撮影システム。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記視線検出部は、運転者の視線が前記表示部の画面のどの位置に向けられているかを検出し、
前記制御部は、前記視線検出部で検出した位置に基づいて、前記可動部を制御して前記撮影部の撮影範囲を変えることを特徴とする請求項1に記載の車両用撮影システム。
【請求項3】
前記制御部は、運転者が同じ位置に視線を向けている状態が所定の時間だけ継続するとき、前記可動部を制御して前記撮影部の撮影範囲を変えることを特徴とする請求項2に記載の車両用撮影システム。
【請求項4】
運転者の頭部の動きを検出する動き検出部を備え、
前記制御部は、前記視線検出部で検出した運転者の視線、及び前記動き検出部で検出した運転者の頭部の動きに基づいて、前記可動部を制御して前記撮影部の撮影範囲を変えることを特徴とする請求項1に記載の車両用撮影システム。
【請求項5】
前記可動部は、前記撮影部の撮影方向を可変にすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用撮影システム。
【請求項6】
前記撮影部は、前記車両の後方を撮影し、
前記表示部は、運転者が前記車両の後方を視認するための表示部であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用撮影システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用撮影システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両に設置されたカメラで車両の周辺を撮影し、その撮影画像を、車内に設置された表示装置に表示する車両用撮影システムが知られている。例えば特許文献1には、モニタ内蔵ルームミラーに、車外カメラにより撮影された映像を映し出す技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-120649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用撮影システムにおいて、車両にカメラが不動に設置され、撮影範囲が固定化されている場合、その範囲外の撮影画像を得ることができず、運転者が必要とする情報を適切に提供できなくなるおそれがある。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、運転者が必要とする情報を適切に提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用撮影システムは、車両に設置された撮影部と、前記撮影部を動かして撮影範囲を可変にする可動部と、前記撮影部で撮影した画像を表示する表示部と、運転者の視線を検出する視線検出部と、前記視線検出部で検出した運転者の視線に基づいて、前記可動部を制御して前記撮影部の撮影範囲を変える制御部とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、運転者が必要とする情報を適切に提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係る車両用撮影システムの構成を示す図である。
実施例に係る制御装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
実施例に係る制御装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
視線検出センサによる視線検出を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両用撮影システムは、車両(100)に設置された撮影部(1)と、前記撮影部(1)を動かして撮影範囲を可変にする可動部(2)と、前記撮影部(1)で撮影した画像を表示する表示部(3)と、運転者の視線を検出する視線検出部(4)と、前記視線検出部(4)で検出した運転者の視線に基づいて、前記可動部(2)を制御して前記撮影部(1)の撮影範囲を変える制御部(5)とを備える。
これにより、運転者の意図に応じて、撮影範囲が固定化されている場合には撮影できない範囲を撮影することが可能になり、運転者が必要とする情報を適切に提供することが可能になる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1は、実施例に係る車両用撮影システムの構成例を示す図であり、(a)は車両用撮影システムの構成を示すブロック図、(b)はカメラ1、可動装置2、表示装置3及び視線検出センサ4の設置箇所を説明するための図である。
車両である自動車100には、カメラユニット1(単にカメラ1と称する)と、カメラ1を動かして撮影範囲を可変にする可動装置2とが設置される。本実施例では、自動車100の後部にカメラ1及び可動装置2が設置され、カメラ1は自動車100の後方を撮影する。また、可動装置2は、カメラ1をパン・チルト駆動して、カメラ1の撮影方向を可変にする。本実施例では、カメラ1及び可動装置2が、それぞれ本発明でいう撮影部及び可動部として機能する。
(【0011】以降は省略されています)
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