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公開番号2025005741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106061
出願日2023-06-28
発明の名称牽引装置及び該牽引装置を搭載した重量物運搬用車両
出願人個人
代理人個人
主分類B66F 3/35 20060101AFI20250109BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】重量物を吊り上げることができ、構造が簡単な牽引装置および、重量物を吊り上げて移動させることができる重量物運搬用車両を提供する。
【解決手段】牽引装置1は伸縮可能なベローズ2を有し、該ベローズは上蓋3と下蓋4を有する。該上蓋は吸気口6と排気7を有する。該吸気口6と該排気口7にはそれぞれ中間に吸気用バルブ9あるいは排気用バルブ10を有する管8が接続されている。該2つのバルブ9及び10を共に閉鎖した時、該ベローズと該上蓋と該下蓋に囲まれた空間は気密性である。該排気口7に接続された管8の他端に真空ポンプ11が接続されている。また該下蓋の下面の略中央部にフック5を有する。重量物運搬用車両は牽引装置支持部と3以上の車輪と、該牽引装置支持部と該車輪を連結する脚部を有し、該牽引装置支持部に前記の牽引装置が固定されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
牽引装置であって
該牽引装置はベローズを有し、
該ベローズは上端に上蓋を、下端に下蓋を有し、
該ベローズは上蓋または下蓋に吸気口と排気口を有し、該吸気口と該排気口にはそれぞれ中間にバルブを有する管が接続されており、
該2つのバルブを閉鎖した時は、該ベローズと該上蓋と該下蓋に囲まれた空間は気密性であり、
該排気口に接続された管の他端に真空ポンプが接続されており、
該下蓋は下面の略中央部にフックを有している
ことを特徴とする牽引装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
請求項1に記載する牽引装置であって
ベローズ内部の真空度を測定できる真空計及び制御装置を有し、
該制御装置は該真空計および上記の真空ポンプおよび上記の2つのバルブと通信可能なように接続されており、
該制御装置は該真空計により計測されたベローズ内部の真空度に応じて該2つのバルブを開閉させ該真空ポンプを作動あるいは停止させる機能を有する
ことを特徴とする牽引装置。
【請求項3】
重量物運搬用車両であって
牽引装置支持部と3以上の車輪と、該牽引装置支持部と該車輪を連結する脚部を有し、
該牽引装置支持部に請求項1または2に記載の牽引装置が固定されている
ことを特徴とする重量物運搬用車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は,重量物を吊り上げるための牽引装置及び該牽引装置を搭載した重量物運搬用車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
重量物を、圧力を利用して持ち上げる装置としては様々なものが提案されている。特許文献1に記載されているエアベローズによるジヤツキアツプ装置は自動車のパンク修理の際に自動車を持ち上げる装置であり、気密性のベローズを自動車の車台部材の下に置き、該ベローズに空気を注入することによって該ベローズが伸長する力を利用して自動車を持ち上げる。特許文献2に記載されている伸縮機構は上面板と下面板により閉じられたベローズに空気を注入、排出することによりベローズを伸長させ上面板状の物体を上下させるというものである。また、特許文献3に記載されているエアーリフターは、固定台と昇降テーブルの間にベローズ体から成る空気ばねを装着しこの空気ばねに空気を注入、排出することにより空気ばねを伸縮させ昇降テーブルを昇降、下降させるものである。
【0003】
ベローズを利用し、圧力により重長物を持ち上げる装置は上記以外にもいくつか提案されているが、それらはいずれも重量物の下部に装置を置き、ベローズに空気を注入することによりベローズを伸長させ装置に載せた重量物を持ち上げるものであり、重量物を吊り上げるものは見当たらない。重い機械を工場内に設置する場合などでは該重い機械を吊り上げて移動させる必要があり、このような用途には特許文献1ないし3に記載されている装置は使えない。
【0004】
重量物を吊り上げる装置としては起重機があるが、建屋の中など比較的に狭い場所で重量物を吊り上げる装置としては、門型クレーン(非特許文献1、2)がある。これらは両端が一定程度の高さを有する脚部に支えられた吊り具支持部(桁)の略中央部に吊り具が設置されているものであり、重量物を吊り下げた吊り具は滑車によって吊り上げられる。また吊り上げる力として油圧を用いる門型油圧リフター(非特許文献1)もある。これは前記の門型クレーンとほぼ同じ形状であるが、伸縮可能な脚部に油を注入し脚部を伸長させることにより吊り具に吊り下げた重量物を吊り上げるものである。
【0005】
門型クレーンは滑車によって重量物を吊り上げるが、吊り上げることができる重量に限界がある。門型油圧リフターは油圧ユニットや油圧ケーブルを必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平05-019287
実用新案登録第3169261号
実開平07-009893
【非特許文献】
【0007】
クレーン設備がなくても重量物を吊り上げできる「ポータブル門型クレーン」https://jirei.r-rental.co.jp/turu_ageru/
移動式門型クレーン https://www.rent.co.jp/sanki/l-06/0606/ido_mon/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本願発明が解決しようとする課題は、重量物を吊り上げることができ、構造が簡単な牽引装置および、重量物を吊り上げて移動させることができる重量物運搬用車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明者は、鋭意検討を重ねた結果、伸縮自在なベローズの両端を蓋で閉じ、該蓋に排気口と吸気口を開け、該排気口と該吸気口のそれぞれにバルブを有する管を接続し、あらかじめ該ベローズ内に空気を入れベローズを伸長させた後、該吸気口に接続した管のバルブを閉鎖し、該排気口に接続した管の他端を真空ポンプに接続し、この管のバルブを開放し真空ポンプを作動しベローズ内部を減圧すると、ベローズが収縮することにより巨大な牽引力が発生することに思い至り本発明に至った。
【0010】
上記の牽引力の利用方法の一態様として重量物を吊り上げる装置がある。上記のベローズの伸縮方向が垂直になるように建屋の梁等に上側の蓋(上蓋)を固定する。下側の蓋に重量物を吊り下げるためのフックを設置する。床に置いた重量物を該フックに引っ掛け、吸気口に接続した管のバルブを閉鎖し、排気口に接続した管の他端を真空ポンプに接続し、この管のバルブを開放し真空ポンプを作動しベローズ内部を減圧すると、ベローズが収縮することにより重量物は上に吊り上げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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