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公開番号2025005712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106010
出願日2023-06-28
発明の名称配線・配管材の支持具
出願人未来工業株式会社
代理人個人
主分類F16L 3/22 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】支持具どうしを簡単かつ確実に連結することができる、配線・配管材の支持具を提供する。
【解決手段】支持具2は、表側3aに、配線・配管材を支持するための支持部4が設けられ、裏側3bに、取付面1に固定される固定面5が設けられる。支持具2は、一の外縁2aに、二つの支持具2、2どうしを相互に連結する連結部6を備える。連結部6は、板状部6aと挿入部6bと突起片6cと相対移動規制部6eとを有する。二つの支持具2、2を、その並ぶ方向7aを向く軸を中心に相対的に逆向きに回動させて、一の外縁2aの中間部2bを相互に宛がった状態から、前記回動を戻すことで、板状部6a、6aどうしが重なり、突起片6cが挿入部6bに挿入されて、二つの支持具2、2の並ぶ方向7aにおける離隔が規制され、かつ、相対移動規制部6eにより、一の外縁2aに沿った方向7bへの相対移動が規制される。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
表側に、配線・配管材を支持するための支持部が設けられ、裏側に、取付面に固定される固定面が設けられた、支持具であって、
一の外縁に、同一形状からなる二つの前記支持具どうしを相互に連結する連結部を備え、
前記連結部は、前記固定面よりも前記取付面側に突出しないように設けられ、
前記二つの支持具を、その並ぶ方向を向く軸を中心に相対的に逆向きに回動させて、前記一の外縁の中間部を相互に宛がった状態から、前記固定面のそれぞれの向きが同一方向となるように前記回動を戻すことで、前記二つの支持具は、それら二つの支持具の各固定面が同一平面上に位置し、二つの支持具の並ぶ方向における離隔が規制され、かつ、前記一の外縁に沿った方向への相対移動が規制された状態で連結される、配線・配管材の支持具。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記連結部は、前記固定面に直交する方向、および、前記一の外縁に沿った方向にずれて配置されて、前記固定面の面方向に突出する、一対の板状部を備えており、
前記一対の板状部は、前記表側に位置する第1板状部と、前記裏側に位置する第2板状部とからなって、前記二つの支持具のうち一方の支持具の第1板状部および第2板状部と他方の支持具の第2板状部および第1板状部を前記固定面に直交する方向に重ね合わせることで、両固定面を同一平面上に位置合わせ可能であり、
前記第1板状部には、挿入部が設けられ、前記第2板状部には、前記表側に向けて突出する突起片が設けられて、前記二つの支持具は、それらの連結にあたって、それぞれの突起片が、互いに異なる側の支持具の挿入部に挿入されることで、二つの支持具の並ぶ方向における離隔が規制され、また、
前記連結部は、相互に当接可能に位置して前記一の外縁に沿った方向への前記二つの支持具の相対移動を規制する相対移動規制部を有する、請求項1に記載の配線・配管材の支持具。
【請求項3】
前記挿入部は、前記第1板状部を貫通するように形成されており、
前記突起片には、前記挿入部の表側周縁に係合して突起片が抜け止め状態となる係合部が、前記二つの支持具の並ぶ方向に突出して設けられ、前記突起片は、前記係合部が前記挿入部を通過するのを許容するように、弾性変形可能である、請求項2に記載の配線・配管材の支持具。
【請求項4】
前記連結部は、前記支持具の対向する外縁のそれぞれに設けられ、かつ、それら連結部は、前記固定面に直交する方向を向く軸を中心に180°回動したとき互いに一致するように形成されている、請求項2に記載の配線・配管材の支持具。
【請求項5】
前記一の外縁の前記中間部の位置を示す表示部を有する、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の配線・配管材の支持具。
【請求項6】
前記相対移動規制部は、前記一の外縁に沿った方向の一方側への移動を規制する第1規制部と、前記一の外縁に沿った方向の他方側への移動を規制する第2規制部とを有し、
前記表示部は、前記第1規制部または前記第2規制部からなる、請求項5に記載の配線・配管材の支持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、支持具どうしを連結することができる、配線・配管材の支持具に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の配管材を並設する際に、配管材を固定するための配管材固定具(支持具)を、複数連結できるようにした技術があった。例えば、図18および図19に示す配管材固定具22は、配設面20に固定される台座23と、その台座23から突出する一対の周壁24、24とを備え、それら周壁24、24で、配管材21を収容保持するようになっていた(特許文献1参照)。この配管材固定具22は、台座23の幅方向の一方端に、外側に開口する断面略チャンネル状の第1の連結部25が設けられ、他方端に、断面略T字状をなす第2の連結部26が設けられた。そこで、二つの配管材固定具22、22において、一方の配管材固定具22の第2の連結部26を、他方の配管材固定具22の第1の連結部25内に挿入することで、二つの配管材固定具22、22が、幅方向に連結された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-038116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記従来の配管材固定具22(支持具)にあっては、配管材固定具22、22どうしの連結にあたって、第2の連結部26を第1の連結部25に臨む位置に位置合わせしたり、第2連結部26を第1の連結部25内に挿入した際に、幅方向に直交する方向(図19において、紙面に直交する方向)にスライドしすぎたり、足りなかったりすることによって、その位置を修正する必要があり面倒であった。さらに、連結した後においても、スライド方向に力がかかるとその位置がずれることから、再度修正する必要があった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、支持具どうしを簡単かつ確実に連結することができる、配線・配管材の支持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る配線・配管材の支持具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配線・配管材の支持具は、表側に、配線・配管材を支持するための支持部が設けられ、裏側に、取付面に固定される固定面が設けられた、支持具である。この支持具は、一の外縁に、同一形状からなる二つの前記支持具どうしを相互に連結する連結部を備え、その連結部は、前記固定面よりも前記取付面側に突出しないように設けられる。そこで、前記二つの支持具を、その並ぶ方向を向く軸を中心に相対的に逆向きに回動させて、前記一の外縁の中間部を相互に宛がった状態から、前記固定面のそれぞれの向きが同一方向となるように前記回動を戻すことで、前記二つの支持具は、それら二つの支持具の各固定面が同一平面上に位置し、二つの支持具の並ぶ方向における離隔が規制され、かつ、前記一の外縁に沿った方向への相対移動が規制された状態で連結される。
【0007】
この支持具は、一の外縁に連結部を備えている。そこで、二つの支持具を連結するにあたって、その並ぶ方向を向く軸を中心に相対的に逆向きに回動させて、一の外縁の中間部を相互に宛がった状態から、固定面のそれぞれの向きが同一方向となるように前記回動を戻すことで、二つの支持具は、その二つの支持具の並ぶ方向における離隔が規制され、かつ、一の外縁に沿った方向への相対移動が規制された状態で連結される。これにより、二つの支持具は、前記回動を戻すことで連結され、その連結によって、一の外縁に沿った方向への相対移動も規制される。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係る配線・配管材の支持具は、請求項1に記載の支持具において、前記連結部は、前記固定面に直交する方向、および、前記一の外縁に沿った方向にずれて配置されて、前記固定面の面方向に突出する、一対の板状部を備えている。前記一対の板状部は、前記表側に位置する第1板状部と、前記裏側に位置する第2板状部とからなって、前記二つの支持具のうち一方の支持具の第1板状部および第2板状部と他方の支持具の第2板状部および第1板状部を前記固定面に直交する方向に重ね合わせることで両固定面を同一平面上に位置合わせ可能である。そして、前記第1板状部には、挿入部が設けられ、前記第2板状部には、前記表側に向けて突出する突起片が設けられる。そこで、前記二つの支持具は、それらの連結にあたって、それぞれの突起片が、互いに異なる側の支持具の挿入部に挿入されることで、二つの支持具の並ぶ方向における離隔が規制される。そして、前記連結部は、相互に当接可能に位置して前記一の外縁に沿った方向への前記二つの支持具の相対移動を規制する相対移動規制部を有する。
【0009】
この支持具によると、連結部は、一対の板状部を備えており、二つの支持具において、前記回動を戻したとき、板状部が重なり合ってその位置が定まり、両固定面が同一平面上に位置合わせされる。そして、裏側に位置する第2板状部に設けられた突起片が、表側に位置する第1板状部に設けられた挿入部に挿入されることで、二つの支持具は、その二つの支持具の並ぶ方向における離隔が規制される。また、連結部は、相対移動規制部を有しており、その相対移動規制部が相互に当接可能に位置することで、二つの支持具は、前記一の外縁に沿った方向への二つの支持具の相対移動が規制される。
【0010】
また、請求項3に記載の発明に係る配線・配管材の支持具は、請求項2に記載の支持具において、前記挿入部は、前記第1板状部を貫通するように形成されている。そして、前記突起片には、前記挿入部の表側周縁に係合して突起片が抜け止め状態となる係合部が、前記二つの支持具の並ぶ方向に突出して設けられ、前記突起片は、前記係合部が前記挿入部を通過するのを許容するように、弾性変形可能である。突起片が、表側に向けて突出することから、その突起片が、取付面と干渉することがなく、その突起片を挿入部から飛び出させることができる。そして、突起片に設けられた係合部が、挿入部の表側周縁に係合することで、突起片は、挿入部に対し抜け止めされて、板状部の重なり合いが保持されるとともに、二つの支持具は、その二つの支持具の並ぶ方向における離隔が確実に規制される。
(【0011】以降は省略されています)

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