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公開番号
2025016403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-03
出願番号
2023119520
出願日
2023-07-22
発明の名称
支柱、電気機器設置装置、及び電気機器の設置構造
出願人
未来工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
3/04 20060101AFI20250127BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電気機器が取り付けられるものであって、給電設備から敷設されたケーブルを途中で人や車両の通行の支障にならないように電気機器へと配線できる支柱を提供する。
【解決手段】設置面70に立設されて、上端側に電気機器50が取り付けられる支柱1であって、立設方向に延びる筒状部11を有し、筒状部11に中空の内部空間12が設けられた支柱本体10を備える。内部空間12を周方向に取り囲む周壁13の一部に貫通孔が形成され、貫通孔に電気機器50を取り付け可能となっている。更に、内部空間12は、ケーブル60を内部へ導入可能な導入口が貫通孔と反対側の位置であって設置面70よりも上方に離れて形成されており、導入口には、電線管61が接続可能な電線管接続体30が設けられている。これにより、ケーブル60及び電線管61が支柱1まで駐車場等の通路上に敷設されることによって人、車両等の通行の支障になるのが防止される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
設置面に立設されて、上端側に電気機器が取り付けられる支柱であって、
立設方向に延びる筒状部を少なくとも上端側に有し、前記筒状部の軸方向の少なくとも一部に中空の内部空間が設けられた支柱本体を備え、
前記内部空間を周方向に取り囲む周壁の一部に、前記内部空間を外側と連通させる貫通孔が貫通形成され、前記貫通孔に前記電気機器を取り付け可能であり、
前記内部空間は、ケーブルを内側へ導入可能な導入口が、前記支柱の立設長の半分よりも上方に形成され、
前記導入口には、前記ケーブルの配線経路を内部に構成する電線管が接続可能な接続部が設けられていることを特徴とする支柱。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記導入口は、前記貫通孔に対して前記周方向にずれた位置であって、前記立設方向の高さが前記貫通孔と重なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の支柱。
【請求項3】
前記導入口は、前記貫通孔と対向した位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の支柱。
【請求項4】
前記導入口は、前記支柱本体の上端に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の支柱。
【請求項5】
前記接続部は、接続される前記電線管の端部を前記支柱本体の立設方向に沿わせた状態に接続可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の支柱。
【請求項6】
前記接続部は、前記電線管の端部を内側に受け入れる外筒部を備え、前記支柱本体の立設方向に対して前記外筒部の軸心が平行しているまたは45°以内の範囲で傾斜していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の支柱。
【請求項7】
前記貫通孔は、前記周壁の周方向にずれた位置に複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の支柱。
【請求項8】
前記支柱本体は、立設方向に前記内部空間が連続する中空筒状を成し、下端側から前記電気機器へ接続するケーブルを導入し、前記貫通孔まで前記支柱本体の内部に配線可能であり、
前記接続部を取り外した前記導入口は、前記貫通孔と同一形状を成し、前記貫通孔に対して前記周方向にずれた位置であって、前記立設方向の高さが前記貫通孔と重なる位置に形成され、前記貫通孔に取り付けられる前記電気機器とは異なる別の電気機器を取り付け可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の支柱。
【請求項9】
設置面に立設されて、上端側に電気機器が取り付けられる支柱と、該支柱に固定される電線管接続体と、からなる電気機器設置装置であって、
前記支柱は、
立設方向に延びる筒状部を少なくとも上端側に有し、前記筒状部の軸方向の少なくとも一部に中空の内部空間が設けられた支柱本体を備え、
前記内部空間を周方向に取り囲む周壁の一部に、前記内部空間を外側と連通させる貫通孔が貫通形成され、前記貫通孔に前記電気機器を取り付け可能であり、
前記内部空間は、ケーブルを内側へ導入可能な導入口が、前記支柱の立設長の半分よりも上方に形成され、
前記電線管接続体は、
前記ケーブルの配線経路を内部に構成する電線管を接続可能な接続部を有し、前記導入口に固定されて、前記導入口を介して前記電線管の内部から前記内部空間へと連続した配線路を構成することを特徴とする電気機器設置装置。
【請求項10】
設置面に支柱が立設され、前記支柱の上端側に電気機器が取り付けられ、
上方から垂下された電線管の下側端部が前記支柱の前記設置面から離れた箇所に接続されており、前記電線管内を配線されたケーブルが前記支柱に設けられた内部空間を通過して前記電気機器と接続されていることを特徴とする電気機器の設置構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、EV充電用コンセント、パーキングメーター等の電気機器を設置するための支柱、電気機器設置装置、及び電気機器の設置構造に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車の蓄電池に充電するためのEV充電用コンセントは、駐車場等に立設された支柱に設置されている。支柱は、一般に、下端部を地面に埋設して固定されている。しかし、この場合、駐車場を採掘しコンクリート基礎を打つため、支柱の設置に手間と費用が嵩み、設置後に場所を移動したりする必要が生じた場合は、コンクリート基礎から撤去する工事が必要であった。
【0003】
これに対して、特許文献1には、支柱の下端部を地面に埋設することなく駐車場等に設置する技術が開示されている。特許文献1に記載の充電設備の設置構造は、駐車場の地面に基礎ブロックを載置し、この基礎ブロックにベース部材を介してボルト、ナットで固定することで支柱を設置するものであり、基礎ブロックの重量により支柱の転倒が阻止され、基礎を打つことなく設置することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-68499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の充電設備の設置構造は、支柱の設置箇所に自由度がある反面、EV充電用コンセントが設置される支柱は、電力が供給される給電ケーブルのコンセントから駐車場を挟んで離れた箇所に設置されているから、給電ケーブルのコンセントから支柱のEV充電用コンセントまでのケーブルは、途中で駐車場の通路面上に敷設される。このため、駐車場の人の往来においてケーブルに躓くなどの危険があり、また、ケーブルはここを通過する車両に耐え得る配線プロテクター等の囲い部材で上部を覆うなどの保護手段を講じる必要があった。
【0006】
そこで、本発明は、電気機器が取り付けられるものであって、給電設備から敷設されたケーブルを配線途中で人や車両の通行の支障にならないようにまた特別な保護手段を講じることなく電気機器へと配線できる支柱、電気機器設置装置、及び電気機器の設置構造の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の支柱は、
設置面に立設されて、上端側に電気機器が取り付けられるものであって、
立設方向に延びる筒状部を少なくとも上端側に有し、前記筒状部の軸方向の少なくとも一部に中空の内部空間が設けられた支柱本体を備え、
前記内部空間を周方向に取り囲む周壁の一部に、前記内部空間を外側と連通させる貫通孔が貫通形成され、前記貫通孔に前記電気機器を取り付け可能であり、
前記内部空間は、ケーブルを内側へ導入可能な導入口が、前記支柱の立設長の半分よりも上方に形成され、
前記導入口には、前記ケーブルの配線経路を内部に構成する電線管が接続可能な接続部が設けられている。
ここで、「支柱の立設長」は、支柱における設置面から上の露出部分の長さをいう。仮に、支柱の下端部が地中に埋設されて立設面に立設されることがあるとしても、埋設部分の長さはこれに含まれない。なお、立設長の半分よりも上であるから、支柱の上端部は立設長に含まれる。
【0008】
請求項2の支柱は、特に、導入口が、貫通孔に対して周方向にずれた位置であって、立設方向の高さが前記貫通孔と重なる位置に形成されている。
これにより、導入口は、貫通孔に取り付けられる電気機器とは周方向にずれているので、電気機器を操作する際に邪魔にならないし、導入口に設けられている接続部が目立たず、また、電気機器との高さ方向のバランスがとれて、見栄えが良い。
請求項3の支柱は、特に、導入口が、前記貫通孔と対向した位置に形成されている。
これにより、導入口から貫通孔に設けられた電気機器までの配線路が直線的となり、ケーブルを配線し易い。また、導入口から電気機器までの間のケーブルを最短距離で配線できる。
【0009】
請求項4の支柱は、導入口が、支柱本体の上端に形成されている。
これにより、電線管を支柱本体の真上に接続することができ、電線管は、その配管経路の側方に障害物が存在するときにはこれと干渉しにくい。
【0010】
請求項5の支柱は、接続部が、接続される電線管の端部を支柱本体の立設方向に沿わせた状態に接続可能である。
これにより、電線管は、支柱本体の側方へはあまりはみ出さず、支柱本体とともに立設方向にまとまり良く配管されるので、接続部周辺の見栄えが良い。
請求項6の支柱は、接続部が、電線管の端部を内側に受け入れる外筒部を備え、支柱本体の立設方向に対して外筒部の軸心が、平行しているまたは45°以内の範囲で傾斜している。
これにより、請求項5の支柱と同じく、電線管は支柱本体の側方へのはみ出しが少なく、接続部周辺の見栄えが良い。
(【0011】以降は省略されています)
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