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公開番号2025014141
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116407
出願日2023-07-18
発明の名称配線・配管材支持具
出願人未来工業株式会社
代理人個人
主分類F16L 3/08 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】
支持部内に大きな移動空間を確保しなくても、配線・配管材を支持部内に挿入するための開口部の拡幅及び挿入状態の配線・配管材の抜出し規制の双方が可能な配線・配管材支持具の提供である。
【解決手段】
配線・配管材支持具Sの支持部10は、天井壁W1 に固定された固定状態で内部空間1を画定する区画壁2と、当該区画壁2の一部が欠落された前記内部空間1と外部とを連結させる開口部8と、前記固定状態で前記開口部8を横切るように前記天井壁W1 に向けて延設された一対の抜止め弾性片3とを備え、前記一対の抜止め弾性片3は、前記固定状態で前記天井壁W1 に対して垂直な方向から見て、前記内部空間1の外側から内側に向けで漸次幅が狭くなるようなハの字形に形成する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
構造物などの被固定物に固定するための固定部と、配線・配管材を下方から支持する支持部とを備えた配線・配管材支持具であって、
前記支持部は、前記被固定物に固定された固定状態で内部空間を画定する区画壁と、当該区画壁の一部が欠落された前記内部空間と外部とを連結させる開口部と、前記固定状態で前記開口部を横切るように前記被固定物に向けて延設された一対の抜止め弾性片と、を備え、
前記一対の抜止め弾性片は、前記固定状態で前記被固定物に対して垂直な方向から見て、前記内部空間の外側から内側に向けて漸次幅が狭くなるようなハの字形に形成されていることを特徴とする配線・配管材支持具。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記一対の抜止め弾性片は、先端部に向けて幅が狭くなるような鋭角三角形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の配線・配管材支持具。
【請求項3】
構造物などの被固定物に固定するための固定部と、配線・配管材を下方から支持する支持部とを備えた配線・配管材支持具であって、
前記支持部は、前記被固定物に固定された固定状態で内部空間を画定する区画壁と、当該区画壁の一部が欠落された前記内部空間と外部とを連結させる開口部と、前記固定状態で前記開口部を横切るように前記被固定物に向けて延設された一対の抜止め弾性片と、を備え、
前記一対の抜止め弾性片は、先端が自由端となって前記区画壁に並設され、外部から前記内部空間に進入する配線・配管材により押圧された際には、先端部が互いに離間するように弾性変形して前記開口部が拡幅されることで、前記開口部から前記内部空間への配線・配管材の進入を許容すると共に、前記内部空間から外部に抜け出ようとする配線・配管材により押圧された際には、先端部が互いに近接するように弾性変形されて、これを超える弾性変形が阻止されることで、前記配線・配管材の抜け出しを防止するように構成されていることを特徴とする配線・配管材支持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物などの被固定物に固定して使用され、配線・配管材を支持部内に挿入するための開口部の拡幅及び挿入状態の配線・配管材の抜出し規制の双方が可能な配線・配管材支持具に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、配線・配管材Cを支持する支持受部123に、挿入口Oを閉塞及び開放させる弾性変形可能な蓋部127を備えた配線・配管材支持具が開示されている。配線・配管材Cの挿入時には、当該配線・配管材Cにより前記蓋部127を支持受部123内に弾性変形させることで挿入開口部を形成して、内部に挿入された後には、前記蓋部127は、弾性復元力により原形状に復元して、前記挿入口Oを閉塞して、当該配線・配管材Cの抜け出しを防止している。
【0003】
特許文献1では、挿入口Oの開放のために、蓋部127を支持受部123内に弾性変形させているため、当該支持受部123の変形範囲内に、既に他の配線・配管材Cが支持されている場合には、既存の配線・配管材Cとの干渉により当該支持受部123の自由な変形が阻害されて、円滑な配線・配管材Cの挿入を来していた。この不具合の回避には、配線・配管材支持具の支持受部123を大きくする必要があるが、これでは、配線・配管材支持具を徒に大型化させてしまう。
【0004】
垂直配置された板状の突設部14の内面に側面視で長方形状をした複数枚の撓み片21が、上下方向に僅かの隙間をおいて同一面上に片持ち状に支持され、前記突設部14と対向し、しかも前記各撓み片21の先端との間に僅かの隙間24を有して板状の基部12が配置されている。撓み片21の先端と基部12との間の隙間24にケーブル41を斜めにして挿入した後に、水平に配置して所定方向に移動させると、当該ケーブル41の移動に応じて1ないし複数の撓み片21の先端部がわん曲されて抵抗となることで、当該ケーブル41の引き抜きが防止される。
【0005】
前記撓み片21は、いずれの方向にも撓み可能であるので、特定の方向のみへのケーブルの抜け出しを防止する目的には、使用できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-87907号公報
特開2017-89828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、支持部内に大きな移動空間を確保しなくても、配線・配管材を支持部内に挿入するための開口部の拡幅及び挿入状態の配線・配管材の抜出し規制の双方が可能な配線・配管材支持具の提供を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、
構造物などの被固定物に固定するための固定部と、配線・配管材を下方から支持する支持部とを備えた配線・配管材支持具であって、
前記支持部は、前記被固定物に固定された固定状態で内部空間を画定する区画壁と、当該区画壁の一部が欠落された前記内部空間と外部とを連結させる開口部と、前記固定状態で前記開口部を横切るように前記被固定物に向けて延設された一対の抜止め弾性片と、を備え、
前記一対の抜止め弾性片は、前記固定状態で前記被固定物に対して垂直な方向から見て、前記内部空間の外側から内側に向けて漸次幅が狭くなるようなハの字形に形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項1の発明によれば、一対の抜止め弾性片は、被固定物に固定された状態で当該被固定物に対して垂直な方向から見て、内部空間の外側から内側に向けて漸次幅が狭くなるようなハの字形に形成されているので、外部から内部空間に向けて配線・配管材が進入しようとすると、当該配線・配管材は、最も幅広の一対の抜止め弾性片の内側面を外側に向けて押圧するために、当該一対の抜止め弾性片は、互いに離間するように外側に弾性変形されて、一対の抜止め弾性片と被固定物との間の開口部が拡幅される。この結果、配線・配管材は、拡幅された開口部を通して、配線・配管材支持具の内部空間に進入して支持される。配線・配管材の進入後には、一対の抜止め弾性片は、自身の弾性復元力により原形状に復元して、開口部は、配線・配管材の通過が不能な元の幅に戻って、内部空間の内側から外側への配線・配管材の通過を阻止する。
【0010】
一方、内部空間に挿入支持されている配線・配管材が、何らかの原因で開口部を通して外部に抜け出ようとして、一対の抜止め弾性片を内部空間の側から押圧すると、配線・配管材は、一対の抜止め弾性片の外側面を内側に向けて押圧するために、一対の抜止め弾性片は、互いに近接するように内側に弾性変形されて、その先端部が互いに当接する。通常の押圧力では、これを超える弾性変形は阻止されるので、前記開口部は、僅かに拡幅されるのみで、配線・配管材の通過を許容するまで拡幅されず、この結果、内部空間に挿入支持されている配線・配管材の抜け出しを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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