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公開番号
2025005451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2024176772
出願日
2024-10-08
発明の名称
ポストハーベスト病害防除方法
出願人
日本曹達株式会社
,
株式会社ナノカム
代理人
個人
主分類
A01N
37/44 20060101AFI20250108BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】多種のポストハーベスト病害の防除に効果があり、食品中の薬剤残留が少ない、ポストハーベスト病害の防除剤およびポストハーベスト病害の防除方法を提供する。
【解決手段】水と前記水に懸濁したポリマー粒子とを含有し、前記ポリマー粒子はアミノ酸化合物およびシアノアクリレートポリマーを含有し且つ流体力学的直径が1000nm未満である、ポストハーベスト病害の防除剤、ならびに収穫後の野菜又は果物を前記ポストハーベスト病害の防除剤に接触させることなどを含むポストハーベスト病害の防除方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水と、前記水に懸濁したポリマー粒子と を含有し、
前記ポリマー粒子は、アミノ酸化合物およびシアノアクリレートポリマーを含有し、且つ流体力学的直径が1000nm未満である、
ポストハーベスト病害の防除剤。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
糖類および/または界面活性剤をさらに含有する、請求項1に記載の防除剤。
【請求項3】
アミノ酸が、アラニン、イソロイシン、ロイシン; メチオニン、バリン; フェニルアラニン、トリプトファン、チロシン; アスパラギン、システイン、シスチン、グルタミン、セリン、スレオニン; アスパラギン酸、グルタミン酸; アルギニン、ヒスチジン、リジン; グリシン、およびプロリンからなる群から選ばれる少なくとも一つである、請求項1に記載の防除剤。
【請求項4】
温度が40~60℃である、請求項1に記載の防除剤。
【請求項5】
収穫後の野菜又は果物を請求項1に記載の防除剤に接触させることを含む、ポストハーベスト病害の防除方法。
【請求項6】
収穫後の野菜又は果物を温度40~60℃の請求項1に記載の防除剤に接触させること、
収穫後の野菜又は果物を温度40~60℃の請求項1に記載の防除剤に接触させ、次いで水に接触させること、
収穫後の野菜又は果物を請求項1に記載の防除剤に接触させ、次いで温度40~60℃の水に接触させること、または
収穫後の野菜又は果物を温度40~60℃の水に接触させ、次いで請求項1に記載の防除剤を含有する水性液に接触させること
を含む、ポストハーベスト病害の防除方法。
【請求項7】
ポストハーベスト病害がグラム陰性植物病原細菌または植物病原糸状菌に起因する植物病害である、請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
ポストハーベスト病害がPenicillium属菌、Geotrichum属菌、Rhizopus属菌、Botrytis属菌、Colletotricum属菌、Alternaria 属菌、またはMonilinia属菌に起因する植物病害である、請求項5または6に記載の方法。
【請求項9】
野菜又は果物が、ミカン科植物、バラ科植物、マタタビ科植物、ブドウ科植物、ミソハギ科植物、ウルシ科植物、サボテン科植物、パパイア科植物、クスノキ科植物、パイナップル科植物、カキノキ科植物、またはナス科植物に属するものである、請求項5または6に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポストハーベスト病害の防除剤およびポストハーベスト病害の防除方法に関する。より詳細に、本発明は、多種のポストハーベスト病害の防除に効果があり、食品中に薬剤残留が少ない、ポストハーベスト病害の防除剤およびポストハーベスト病害の防除方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
収穫後の農産物、特に果実等の腐敗を防ぐための薬剤有効成分として、重曹などの塩基性塩類、からし油成分やヒノキチオールなどが知られている。しかし、その適用範囲は、カンキツ緑カビ病や青かび病などの特定のポストハーベスト病害に限られている。
【0003】
ところで、特許文献1は、アミノ酸およびその誘導体ならびにそれらのオリゴマーおよびポリマーからなる群より選択される少なくとも1種を含有し、植物病害細菌に対する抗菌活性成分を実質的に含まず、かつ、平均粒径が1000nm未満であるシアノアクリレートポリマー粒子を有効成分として含有する、植物病害細菌用抗菌剤を開示している。引用文献1は植物病害細菌用抗菌剤は、栽培中の植物に対して施用するほか、植物病原細菌に汚染されたまたはそのおそれのある農機具類、家庭用園芸器具類の殺菌洗浄に用いることができると述べている。
【0004】
特許文献2は、アミノ酸、アミノ酸誘導体、それらのオリゴマー及びポリマー、糖並びにポリソルベートからなる群より選択される少なくとも1種を含有し、菌類に対する抗菌活性成分を含まず、かつ、平均粒径が1000nm未満であるシアノアクリレートポリマー粒子を有効成分として含有する、菌類に対する抗菌剤を開示している。
【0005】
特許文献3は、ヨードプロパルギル化合物を内包し、シェルがシアノアクリレートで構成される粒子を含有することを特徴とする抗菌粒子水分散体を開示している。
特許文献4は、エチルシアノアクリレート単位を含むポリマーからなることを特徴とする抗藻類活性や抗菌活性を示すナノポリマー粒子を開示している。
【0006】
特許文献5は、ポリ(アルキルシアノアクリレート)ホモポリマーまたはコポリマー、少なくとも1種の活性剤、ならびにアニオン阻害剤およびラジカル阻害剤を含む農業、水産養殖、抗菌などに用いることができるナノ粒子を開示している。
特許文献6は、平均粒径が1000nm未満である、アミノ酸を抱合したシアノアクレートポリマー粒子を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
WO 2013/108871 A
特開2015-157778号公報
特開2021-116264号公報
特開2023-83718号公報
特表2021-534209号公報
WO 2010/101178 A1
【非特許文献】
【0008】
瀬尾ら 「ありふれたアミノ酸が植物病害を抑える!?アミノ酸による植物のパワーアップ」 Kagaku to Seibutsu 56(6): 386-387 (2018)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、多種のポストハーベスト病害の防除に効果があり、食品中の薬剤残留が少ない、ポストハーベスト病害の防除剤およびポストハーベスト病害の防除方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の形態を包含する本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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