TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025005235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105342
出願日2023-06-27
発明の名称滑車装置
出願人株式会社スリーエッチ
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B66D 3/04 20060101AFI20250108BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】固定部材を壁面に取り付けた場合には滑車の作動範囲を広く確保することができるとともに、天井面に取り付けることも可能な滑車装置を提供する。
【解決手段】左右一対の側板の間にシーブを回転自在に支持した滑車本体と、上下一対のシャックルをスイベル軸によって相対回転自在に連結したダブルシャックルと、固定プレートの下面側にスイベル軸を介してシャックルを回転自在に連結した取付ベースとを備え、滑車本体における左右一対の側板の上部と取付ベースにおけるシャックルの間にダブルシャックルを水平に貫通する連結バーによって相対揺動自在に連結可能とした。また、ダブルシャックルにおける下側のシャックルは滑車本体における左右一対の側板の上部を挟み込み、上側のシャックルは取付ベースにおけるシャックルに挟み込まれる間隔とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右一対の側板の間にシーブを回転自在に支持した滑車本体と、上下一対のシャックルをスイベル軸によって相対回転自在に連結したダブルシャックルと、固定プレートの下面側にスイベル軸を介してシャックルを回転自在に連結した取付ベースとを備え、前記滑車本体における前記左右一対の側板の上部と前記取付ベースにおける前記シャックルの間に前記ダブルシャックルを水平に貫通する連結バーによって相対揺動自在に連結可能としたことを特徴とする滑車装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
連結バーは抜き差し可能である請求項1記載の滑車装置。
【請求項3】
ダブルシャックルにおける上下一対のシャックルは、それぞれの先端部間隔を滑車本体における左右一対の側板の上部間隔と取付ベースのシャックルの先端部間隔とに対応し、下側のシャックルは前記左右一対の側板の上部を挟み込み、上側のシャックルは前記取付ベースのシャックルに挟み込まれる間隔とした請求項2記載の滑車装置。
【請求項4】
ダブルシャックルの下側のシャックルと取付ベースのシャックルは同一構成である請求項3記載の滑車装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、壁面および天井のいずれにも取り付けることができる滑車装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から荷役の運搬用に牽引力を別の方向に置換する器具として滑車が広く利用されており、滑車自体の構造は周知である。そして、滑車は固定滑車のみならず、吊り下げ型の滑車も公知である。さらに、滑車の牽引方向を360度回転することができるスイベル滑車も広く利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭61-165994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたものは典型的なスイベル滑車の構造であり、一対の支持金具に挟まれた滑車とシャックルをスイベルによって接続し、滑車をシャックルに対して360度回転自在とすることによって、荷役の牽引方向を変換するようにしている。
【0005】
ところで、特許文献1に記載された滑車装置では、滑車はシャックルに対して相対的に回転することができるが、仮にシャックルが自在に取り付けられているのではなく、その動きが何らかの理由によって拘束されているような場合には、滑車の動作も完全な自在回転をすることはできない。また、シャックルがたとえばワイヤなどで吊り下げられるような態様で使用する場合にはシャックル自体が大きく振られることになり、安定性を欠くようになる。
【0006】
本発明はこのような問題に着目して開発されたもので、固定部材を壁面に取り付けた場合には滑車の作動範囲を広く確保することができるとともに、天井面に取り付けることも可能な滑車装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するために本発明では、左右一対の側板の間にシーブを回転自在に支持した滑車本体と、上下一対のシャックルをスイベル軸によって相対回転自在に連結したダブルシャックルと、固定プレートの下面側にスイベル軸を介してシャックルを回転自在に連結した取付ベースとを備え、前記滑車本体における前記左右一対の側板の上部と前記取付ベースにおける前記シャックルの間に前記ダブルシャックルを水平に貫通する連結バーによって相対揺動自在に連結可能とするという手段を用いた。
【0008】
当該手段によれば、本発明の滑車装置は、上から順に取付ベース、ダブルシャックル、滑車本体の三部材からなるところ、それぞれがスイベル軸による回転と連結バーによる揺動によって相対的に姿勢を変えることができるため、滑車の作動範囲を広く確保することができ、しかも、取付ベースの固定プレートを天井面に固定する一般的な吊り下げ式だけではなく、前記固定プレートを壁面に固定して使用することができる。
【0009】
なお、連結バーは抜き差し可能であることで、三部材を容易に分解することができ、運搬や保管の便に供する。ここで連結バーは、ピンであってもよいし、ボルトであってもよいが、ボルトの場合は軸全域にネジを切るのではなく、先端だけにネジを切り、連結部分はピンと同様に丸棒状とする。連結部分での揺動を円滑にするためである。
【0010】
このような分解可能な構成において、ダブルシャックルにおける上下一対のシャックルは、それぞれの先端部間隔を滑車本体における左右一対の側板の上部間隔と取付ベースのシャックルの先端部間隔とに対応し、下側のシャックルは前記左右一対の側板の上部を挟み込み、上側のシャックルは前記取付ベースのシャックルに挟み込まれる間隔とすることが好ましい。当該間隔に設定することで、ダブルシャックルを省略した場合でも、取付ベースのシャックルに滑車本体を直結することができるからである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
懸吊装置
5か月前
ユニパルス株式会社
吊具
7か月前
個人
海上コンテナ昇降装置
2か月前
ユニパルス株式会社
荷役装置
1か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
2か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
3か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
10か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
27日前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
1か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
10か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
6か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
11か月前
株式会社日本キャリア工業
昇降機
6か月前
株式会社北川鉄工所
吊荷制御方法
11か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
9か月前
個人
建築部材の吊り上げ装置
4か月前
株式会社大林組
養生方法
4か月前
フジテック株式会社
エレベータ
1か月前
株式会社豊田自動織機
フォークリフト
7か月前
大同特殊鋼株式会社
治具
10か月前
株式会社ニシキ
可変型吊り天秤
9か月前
フジテック株式会社
エレベータ
12か月前
白山工業株式会社
腕重量補償機構
4か月前
有限会社サエキ
玉掛用器具
2か月前
株式会社タダノ
高所作業車
4か月前
ブラザー工業株式会社
架台
8か月前
ウエダ産業株式会社
鋼板保持装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
架台
8か月前
小野谷機工株式会社
ジャッキ装置
7か月前
株式会社キトー
吊具
5か月前
ダイハツ工業株式会社
荷箱移動装置
8か月前
株式会社スギヤス
車両整備用リフト
2か月前
株式会社キトー
巻上機
7か月前
株式会社スギヤス
車両整備用リフト
2か月前
株式会社スギヤス
車両整備用リフト
2か月前
株式会社慧泉
搬送装置
7か月前
続きを見る