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公開番号
2025002619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102924
出願日
2023-06-23
発明の名称
イヤーデバイス
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
H04R
1/10 20060101AFI20241226BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】様々な装着感に対応することができる。
【解決手段】イヤーデバイス100が、本体基部であるハウジング11と、ハウジング11から突出し軸方向ALの一部に外周に沿って溝部121が設けられた軸部12と、を有する本体部1と、溝部121に対応する位置に内周に沿って内側に張り出す係止部221が形成され、軸部12が挿入されたときに係止部221が溝部121に嵌ることで軸部12に係止される筒状部22を有するイヤーピース2と、を備え、筒状部22は、係止部221から筒状部22の一方端及び他方端までの夫々の長さ(すなわち、係止部221から一方端までの長さである距離Pα、及び係止部221から他方端までの長さである距離Pβ)が、本体基部であるハウジング11から軸部12の溝部121までの長さ(距離Lα)より短くなるように形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
本体基部と、前記本体基部から突出し軸方向の一部に外周に沿って溝部が設けられた軸部と、を有する本体部と、
前記溝部に対応する位置に内周に沿って内側に張り出す係止部が形成され、前記軸部が挿入されたときに前記係止部が前記溝部に嵌ることで前記軸部に係止される筒状部を有するイヤーピースと、
を備え、
前記筒状部は、前記係止部から前記筒状部の一方端及び他方端までの夫々の長さが、前記本体基部から前記溝部までの長さより短くなるよう形成される、
ことを特徴とするイヤーデバイス。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記溝部及び前記係止部は、軸方向における一側と他側の形状が対称となっている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項3】
前記筒状部の内側の形状は、軸方向における略中央部分を挟んだ一端側と他端側とで対称となっている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項4】
前記筒状部は、一端側の開口部から前記係止部までの距離と他端側の開口部から前記係止部までの距離とが略等しくなっている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項5】
前記軸部は、前記本体基部から前記溝部までの距離が、先端側から前記溝部までの距離と同等以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項6】
前記イヤーピースの前記筒状部の外側には、装着時に外耳道内壁に接する外装部が前記筒状部における一端側から他端側まで形成されており、
前記外装部の一端側及び他端側は閉塞している、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項7】
前記外装部は、内部の前記筒状部に前記係止部が形成されている位置を挟んで一側が第1の部位、他側が第2の部位となっており、前記第1の部位と前記第2の部位とが非対称に形成されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のイヤーデバイス。
【請求項8】
前記外装部は、前記第1の部位と前記第2の部位とで少なくとも形状、傾き又は外形サイズが異なるように形成されている、
ことを特徴とする請求項7に記載のイヤーデバイス。
【請求項9】
前記外装部は、前記第1の部位と前記第2の部位とで硬さが異なる、
ことを特徴とする請求項7に記載のイヤーデバイス。
【請求項10】
前記外装部は、前記第1の部位の外側面の質感と前記第2の部位の外側面の質感とが異なる、
ことを特徴とする請求項7に記載のイヤーデバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イヤーデバイスに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、人の耳に装着されるイヤホン等のイヤーデバイスが知られている。しかし、こうしたイヤーデバイスが装着される耳の形は人によって様々である。
形状等が合致しないイヤーデバイスでは、好みの装着感が得られない場合がある。
【0003】
この点、例えば特許文献1には、本体部と、使用時に耳介の外側に掛けるよう本体部に取り付けられた耳掛け部(フック)と、本体部に対し耳掛け部(フック)を係合させる凹凸係合部と、を備え、凹凸係合部が、本体部の軸線の延びる方向の複数の位置で選択的に耳掛け部(フック)を係合可能とするイヤホンが記載されている。
これにより、本体部に対する耳掛け部(フック)の位置については、軸線の延びる方向において調整が可能であり、耳介に対する装着感を改善することは期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-78071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特に例えばカナル型のイヤホン等のように、ユーザの耳に装着する際に、外耳道入り口にイヤーピースを挿入するタイプのイヤーデバイスの場合、外耳道に挿入される部分が外耳道の孔の大きさや形状等に合っていなければ心地の良い装着感を得ることができない。
この点、特許文献1に記載のイヤホンでは、外耳道に挿入される部分(すなわち、イヤーピース)について調整することはできなかった。
【0006】
またイヤーデバイスを長時間着用する場合、同じユーザであっても、始めはきつめに装着し、時間が経つにつれ、当たり具合のソフトなものを装着したい等、ユーザが求める装着感が変化することもある。
このような場合、複数種類のイヤーピースを用意して持ち歩くのはユーザにとって不便である。
【0007】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、様々な装着感に対応することのできるイヤーデバイスを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明に係るイヤーデバイスの一態様は、
本体基部と、前記本体基部から突出し軸方向の一部に外周に沿って溝部が設けられた軸部と、を有する本体部と、
前記溝部に対応する位置に内周に沿って内側に張り出す係止部が形成され、前記軸部が挿入されたときに前記係止部が前記溝部に嵌ることで前記軸部に係止される筒状部を有するイヤーピースと、
を備え、
前記筒状部は、前記係止部から前記筒状部の一方端及び他方端までの夫々の長さは、前記本体基部から前記溝部までの長さより短くなるよう形成されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、様々な装着感に対応することができるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るイヤーデバイスを外側から見た要部斜視図である。
図1に示すイヤーデバイスの本体部の要部断面図である。
図1に示すイヤーデバイスのイヤーピースの要部断面図である。
実施形態に係るイヤーデバイスのイヤーピースを第1の部位が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
実施形態に係るイヤーデバイスのイヤーピースを第2の部位が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
一変形例に係るイヤーデバイスのイヤーピースを第1の部位が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
一変形例に係るイヤーデバイスのイヤーピースを第2の部位が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
一変形例に係るイヤーデバイスのイヤーピースを第1の部位が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
一変形例に係るイヤーデバイスのイヤーピースを第2の部位が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
一変形例に係るイヤーデバイスを示す要部側面図である。
イヤーピースの一変形例を示す斜視図である。
本体部の軸部の一変形例を示す要部側面図である。
本体部の軸部の一変形例を示す要部側面図である。
一変形例に係るイヤーデバイスのイヤーピースを外装部が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
一変形例に係るイヤーデバイスのイヤーピースを筒状部が耳への挿入側となる向きで本体部の軸部に装着した状態を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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