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公開番号
2025002287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102358
出願日
2023-06-22
発明の名称
変速機
出願人
カヤバ株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
F16H
1/46 20060101AFI20241226BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】変速機を小型化する。
【解決手段】変速機100は、遊星歯車機構40を収容し、変速された出力回転が伝達されて回転する筒状の回転ハウジング15を備え、遊星歯車機構40は、サンギヤ41とインナーギヤ42との双方に噛み合う複数の環状のプラネタリギヤ43と、複数のプラネタリギヤ43の中空部43aにそれぞれ挿入されてプラネタリギヤ43を支持する複数の支持部としてのプラネタリキャリア44と、を有し、プラネタリキャリア44には、プラネタリギヤ43の少なくとも一部を覆いプラネタリキャリア44からのプラネタリギヤ43の抜け止めをするプレート45と、プレート45をプラネタリキャリア44に固定するねじ部材46と、が設けられ、プラネタリキャリア44は、ねじ部材46の頭部46aの少なくとも一部及びプレート45の一部が収容される収容穴47を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動源の出力回転が伝達されるシャフトと、
前記シャフトに接続され前記駆動源の出力回転を変速する遊星歯車機構と、
前記遊星歯車機構を収容し、変速された前記出力回転が伝達されて回転する筒状の回転ハウジングと、を備え、
前記遊星歯車機構は、
前記シャフトを介して前記駆動源の動力が伝達されるサンギヤと、
前記回転ハウジングの内周面に形成されるインナーギヤと、
中空部を有し前記サンギヤと前記インナーギヤとの双方に噛み合う複数の環状のプラネタリギヤと、
前記複数のプラネタリギヤの前記中空部にそれぞれ挿入されて前記プラネタリギヤを支持する複数の支持部と、を有し、
前記支持部には、
前記プラネタリギヤの少なくとも一部を覆い前記支持部からの前記プラネタリギヤの抜け止めをするプレートと、
前記プレートを前記支持部に固定するねじ部材と、が設けられ、
前記支持部は、前記ねじ部材の頭部の少なくとも一部及び前記プレートの一部が収容される収容穴を有することを特徴とする変速機。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の変速機であって、
前記プレートは、
前記プラネタリギヤの少なくとも一部を覆う抜け止め部と、
前記収容穴に収容され前記収容穴の内周面と前記ねじ部材の前記頭部との間に挟まれて保持される保持部と、を有し、
前記抜け止め部と前記保持部とが、塑性変形により屈曲することを特徴とする変速機。
【請求項3】
請求項2に記載の変速機であって、
前記プレートは、前記保持部が折れ曲がり弾性変形した状態で設けられることを特徴とする変速機。
【請求項4】
請求項1に記載の変速機であって、
前記収容穴は、
前記ねじ部材の前記頭部の少なくとも一部が収容される第一収容部と、
前記ねじ部材のねじ部が螺合するねじ山が形成される螺合部と、
前記第一収容部と前記螺合部との間に設けられ、前記ねじ山の内径よりも大径に形成されて前記ねじ部が螺合しない第二収容部と、を有することを特徴とする変速機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、変速機に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、油圧モータが収容される固定ハウジングと、油圧モータのシャフトの出力回転を変速する変速機構と、変速機構を収容し、変速された出力回転が伝達されて回転する回転ハウジングと、回転ハウジングの開口端を閉塞するカバーと、を備える変速機が開示されている。特許文献1に記載の変速機構は、遊星歯車機構であり、油圧モータのシャフトに設けられるサンギヤと、回転ハウジングの内壁に設けられるインナーギヤと、サンギヤとインナーギヤとの双方に噛み合う複数のプラネタリギヤと、を有する。プラネタリギヤを支持する本体部には、抜け止め用のプレート及びプレートを本体部に固定する固定部材が設けられ、プレートによりプラネタリギヤの一部を覆うことにより、プラネタリギヤの抜け止めがされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-116055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の変速機では、プラネタリギヤの抜け止めのために本体部にプレート及び固定部材が設けられるため、変速機の軸方向の寸法が大きくなり、変速機が大型化してしまっている。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、変速機を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、変速機であって、駆動源の出力回転が伝達されるシャフトと、シャフトに接続され駆動源の出力回転を変速する遊星歯車機構と、遊星歯車機構を収容し、変速された出力回転が伝達されて回転する筒状の回転ハウジングと、を備え、遊星歯車機構は、シャフトを介して駆動源の動力が伝達されるサンギヤと、回転ハウジングの内周面に形成されるインナーギヤと、中空部を有しサンギヤとインナーギヤとの双方に噛み合う複数の環状のプラネタリギヤと、複数のプラネタリギヤの中空部にそれぞれ挿入されてプラネタリギヤを支持する複数の支持部と、を有し、支持部には、プラネタリギヤの少なくとも一部を覆い支持部からのプラネタリギヤの抜け止めをするプレートと、プレートを支持部に固定するねじ部材と、が設けられ、支持部は、ねじ部材の頭部の少なくとも一部及びプレートの一部が収容される収容穴を有することを特徴とする。
【0007】
この発明では、プラネタリギヤの抜け止めをするプレート及びねじ部材の頭部の少なくとも一部が、支持部の収容穴に収容される。これにより、プレート及びねじ部材が支持部から軸方向に突出する突出量が小さくなる。よって、変速機の軸方向の寸法を小さくできる。
【0008】
また、本発明は、プレートは、プラネタリギヤの少なくとも一部を覆う抜け止め部と、収容穴に収容され収容穴の内周面とねじ部材の頭部との間に挟まれて保持される保持部と、を有し、抜け止め部と保持部とが、塑性変形により屈曲することを特徴とする。
【0009】
この発明では、抜け止め部と保持部とが塑性変形により屈曲する。これにより、抜け止め部の剛性が高くなるため、プレートを薄くすることができる。
【0010】
また、本発明は、プレートは、保持部が折れ曲がり弾性変形した状態で設けられることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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