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公開番号
2025002084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102009
出願日
2023-06-21
発明の名称
処理装置
出願人
日本コークス工業株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
B01J
2/10 20060101AFI20241226BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】混合槽の胴壁面における処理物の付着及び堆積を防ぐことで、回収率の低下を抑えることが可能な処理装置を提供する。
【解決手段】処理物となる粉粒体を衝突させる処理を行うための処理装置10である。
そして、竪型の混合槽20と、混合槽の槽底を挿通して設けられる回転軸30と、回転軸に設けられる複数の撹拌羽根40と、撹拌羽根の上方に配置される衝突板50とを備え、衝突板は、処理中に混合槽の胴壁面に沿った回動をすることができる。
また、衝突板の上方に形成され、衝突板と共に回動するスクレーパ60を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
処理物となる粉粒体を衝突させる処理を行うための処理装置であって、
竪型の混合槽と、
前記混合槽の槽底を挿通して設けられる回転軸と、
前記回転軸に設けられる複数の撹拌羽根と、
前記撹拌羽根の上方に配置される衝突板とを備え、
前記衝突板は、処理中に前記混合槽の胴壁面に沿った回動が可能であることを特徴とする処理装置。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記衝突板の上方に形成され、前記衝突板と共に回動するスクレーパを備えていることを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記衝突板の回動が、一方向への回動、又は一方向への回動及び停止であることを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
【請求項4】
前記衝突板の回動が、所定の角度範囲で往復する回動、又は往復する回動及び停止であることを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理物となる粉粒体を衝突させる処理を行うための処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
粉粒体の複合化や球形化は、ミクロンオーダー又はナノオーダーの粉粒体に、衝突により圧縮力と剪断力を与える処理によって行われる。粒子に衝突により圧縮力と剪断力を加えることで、粒子を粉砕してアスペクト比を小さくし、角部を取り除いて丸みのある粒子とすることができる。また、凝集している粒子を解砕して細かく分散させることができるようになる。
【0003】
同時に、粒子に衝突により圧縮力と剪断力を加えることによって、粒子同士を固着させることができる。特に、大きな粒子と小さな粒子が混在している状態で衝突により圧縮力と剪断力を加えると、大きな粒子の表面が小さな粒子で覆われた状態となって一体化することになる。以下、大きな粒子を「母粒子」、小さな粒子を「子粒子」として称して説明する。
【0004】
処理前の粒子や凝集している粒子は、粒子間に空間を備えてかさ密度が小さく、比表面積の大きい粒子であることが多い。これに対して、衝突により一体化した粒子では、母粒子の表面に子粒子が打ち込まれた状態となることや、子粒子同士が隙間なく一体化することが多いので、かさ密度が大きく、比表面積の小さな粒子となる。
【0005】
母粒子と子粒子とを一体化させることにより、概ね、粒子の球状化処理が行われることになる。そして、母粒子と子粒子の種類が異なる場合は、粒子の複合化処理と称することができる。2種類以上の子粒子を用いて複合化処理を行うことも少なくない。
【0006】
母粒子の表面を子粒子で覆うことによって、複合粒子の表面の性質は、子粒子の性質を備えることになるので、表面改質処理と称されることがある。母粒子が樹脂などの柔らかい材料である場合は、子粒子が母粒子の中に完全に打ち込まれた状態で固定化させることができる。一方、母粒子が硬い材料であって、子粒子が変形し易い材料である場合には、子粒子同士が一体化した状態となり、カプセル化処理と称される状態になることもある。
【0007】
特許文献1には、粉粒体の複合化や球形化を行う処理装置が記載されている。この処理装置は、竪型の混合槽と、混合槽の槽底を挿通して設けられる回転軸と、回転軸に設けられる複数の撹拌羽根と、混合槽に固定して設けられる複数の衝突板とを備えている。
【0008】
粉粒体は、撹拌羽根の回転により慣性力を与えられ、槽底の隅部から胴壁面に沿って上昇し、混合槽の中央部に落下して戻り、これを繰り返す循環流動をすることになる。混合槽内には、複数の衝突板が固定されているので、流動する粉粒体は衝突板に衝突して圧縮力と剪断力が与えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第5575139号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、衝突板を利用する処理装置においては、混合槽の胴壁面に付着や堆積を起こすことがある。特に、付着性の高い材料では、これによって回収率の低下を起こすという問題が発生した。
(【0011】以降は省略されています)
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