TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024179972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099350
出願日
2023-06-16
発明の名称
沈殿池構造
出願人
前澤工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
21/18 20060101AFI20241219BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】コストを増大させることがなく、掻寄効率を向上させることが可能な沈殿池構造を提供すること。
【解決手段】沈殿池14は、往復動掻寄機50の掻き寄せ方向に沿って該沈殿池14を複数に分割する分割壁46a、46bを有し、往復動掻寄機50は、駆動装置66の駆動作用によって変位する単一の掻き寄せ駆動軸62と、この掻き寄せ駆動軸62に連結されて該掻き寄せ駆動軸62と一体的に変位すると共に、該掻き寄せ駆動軸62と直交する方向に延在する複数のスクレーパー58とを有し、分割壁46a、46bには、掻き寄せ駆動軸62の変位方向に沿って該掻き寄せ駆動軸62を貫通させる貫通孔68が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の掻寄部材を往復動させることによって池底に沈殿した汚泥を沈殿池の一側に掻き寄せる往復動掻寄機を有する沈殿池構造であって、
前記沈殿池は、前記往復動掻寄機の掻き寄せ方向に沿って該沈殿池を複数に分割する分割壁を有し、
前記往復動掻寄機は、単一の駆動源と、前記駆動源の駆動作用によって変位する単一の駆動軸と、前記駆動軸に連結されて該駆動軸と一体的に変位すると共に、該駆動軸と直交する方向に延在する前記複数の掻寄部材とを有し、
前記分割壁には、前記駆動軸の変位方向に沿って該駆動軸を貫通させる貫通孔が設けられていることを特徴とする沈殿池構造。
続きを表示(約 94 文字)
【請求項2】
請求項1記載の沈殿池構造において、
前記分割壁は、前記沈殿池内に設置された傾斜板沈降装置の上流側端部の下方に位置していることを特徴とする沈殿池構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、往復動式の掻寄機を備えた沈殿池構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、沈殿池の排泥構造が開示されている。
【0003】
この特許文献1に開示された排泥構造では、往復動式掻寄機の掻き寄せ方向先端部の池底を多孔板により区画して排泥室を構成している。この排泥室内には、汚泥抜き取り用の排泥口を設けている。また、往復動式掻寄機は、掻寄部材を往復動させて、池底の汚泥を少しずつ排泥室まで移動させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-342906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、沈殿池の長手方向(水が流れる方向)の寸法が長い場合、汚泥の排泥室まで移動させる距離が長くなり、移動中のフロックの舞い上がりによって移動効率が悪くなる。また、沈殿池を複数分割して沈殿池の長手方向(水が流れる方向)の寸法を短くすると、複数分割された各沈殿池に掻寄機が必要となり、コストが増大する。
【0006】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、コストを増大させることがなく、掻寄効率を向上させることが可能な沈殿池構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明は、複数の掻寄部材を往復動させることによって池底に沈殿した汚泥を沈殿池の一側に掻き寄せる往復動掻寄機を有する沈殿池構造であって、前記沈殿池は、前記往復動掻寄機の掻き寄せ方向に沿って該沈殿池を複数に分割する分割壁を有し、前記往復動掻寄機は、単一の駆動源と、前記駆動源の駆動作用によって変位する単一の駆動軸と、前記駆動軸に連結されて該駆動軸と一体的に変位すると共に、該駆動軸と直交する方向に延在する前記複数の掻寄部材とを有し、前記分割壁には、前記駆動軸の変位方向に沿って該駆動軸を貫通させる貫通孔が設けられていることを特徴とする。また、前記分割壁は、沈殿池に設置された傾斜板沈降装置の上流側端部の下方に位置させることが好ましい。
【0008】
本発明によれば、沈殿池を掻き寄せ方向に沿って複数に分割する分割壁を配置した場合であっても、単一の駆動源の駆動作用下に、分割壁の貫通孔を介して単一の駆動軸を往復動させることができる。従って、単一の駆動軸に連結された複数の掻寄部材を該駆動軸と同時に且つ一体的に往復動させることができる。この結果、本発明では、コストを増大させることがなく、掻寄効率を向上させることが可能な沈殿池構造を得ることができる。また、分割壁を、沈殿池に設置された傾斜板沈降装置の上流側端部の下方に位置させることにより、傾斜板沈降装置の下方を流れ、傾斜板沈降装置に流入しない短絡流を防止することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、分割壁に設けられた貫通孔を介して、往復動掻寄機の駆動軸を掻寄部材と一体的に変位させ、沈殿池の池底に沈殿した汚泥を排泥ピット側に効率よく掻き寄せることができる。また、傾斜板沈降装置の上流側端部の下方に位置させた分割壁により、短絡流を防止することができ、沈殿効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る沈殿池構造が適用された浄水処理施設の平面構造図である。
図1のII-II線に沿った断面図である。
図2の一部拡大断面図である。
(a)~(c)は、往復動掻寄機のスクレーパーが前進することによって汚泥を排泥ピット側に掻き寄せる状態を示す動作説明図、(d)は、前記とは反対にスクレーパーが後退することによって汚泥の下をくぐり抜ける状態を示す動作説明図である。
傾斜板沈降装置を設置した場合の図1のII-II線に対応する断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
前澤工業株式会社
沈殿池構造
1か月前
前澤工業株式会社
急速混和槽
1か月前
前澤工業株式会社
沈殿池のピット排泥装置
1か月前
学校法人 中央大学
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム、並びに、水処理の制御方法
3日前
東レ株式会社
複合半透膜
19日前
東レ株式会社
気体分離膜モジュール
4日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路構造
3日前
株式会社ナノバブル研究所
微細気泡発生板
10日前
大陽日酸株式会社
排ガス処理システム
11日前
みづほ工業株式会社
撹拌装置、及び撹拌方法
7日前
旭化成株式会社
多孔性中空糸膜
10日前
株式会社クラレ
ろ過膜及びその製造方法
10日前
大成技研株式会社
フィルター装置
4日前
DOWAメタルマイン株式会社
撹拌装置
19日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置システム
10日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置システム
10日前
リンナイ株式会社
フィルタ付きタンク
3日前
リンナイ株式会社
フィルタ付きタンク
3日前
積水化学工業株式会社
ガス製造装置
18日前
株式会社西部技研
ガス濃縮装置
10日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置システム
10日前
セイコーエプソン株式会社
流体デバイス
10日前
三菱重工業株式会社
攪拌翼及び攪拌装置
18日前
大同工機株式会社
濾過用ストレーナの自動洗浄システム
18日前
新明和工業株式会社
気泡生成装置
10日前
株式会社AZUMA
湿式空気清浄機
10日前
株式会社島津製作所
ピペット装置
19日前
オリオン機械株式会社
吸着剤再生装置および除去システム
10日前
株式会社アーステクニカ
流動層装置
10日前
株式会社ROKI
生成装置及び生成方法
3日前
三菱重工業株式会社
集塵システム及び集塵方法
4日前
株式会社IHI
炭素剥離システム
4日前
ウシオ電機株式会社
処理装置
10日前
株式会社ROKI
生成装置及び生成方法
3日前
東洋紡エムシー株式会社
吸着剤
10日前
株式会社クラレ
窒素ガス分離方法及び窒素ガス分離装置
10日前
続きを見る
他の特許を見る