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公開番号2024175557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093429
出願日2023-06-06
発明の名称急速混和槽
出願人前澤工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/52 20230101AFI20241211BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】原水と薬品を効率よく攪拌させることができる急速混和槽を提供することを課題とする。
【解決手段】混和槽20に流入された原水と該原水に添加された薬品とを急速に攪拌する攪拌機22を備えた急速混和槽1において、混和槽20に配設した攪拌機22の攪拌翼22bと、混和槽20内の上部に設置され、攪拌翼22bの上方に原水を導く原水流入樋11と、原水流入樋11から流下する原水を攪拌翼22bに向けてガイドするスカート部23と、原水流入樋11から流下する原水に薬品を添加する薬品供給管21aと、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
混和槽に流入された原水と該原水に添加された薬品とを急速に攪拌する攪拌機を備えた急速混和槽において、
前記混和槽に配設した前記攪拌機の攪拌翼と、
前記混和槽の上部に設置され、前記攪拌翼の上方に原水を導く原水流入樋と、
前記原水流入樋から流下する前記原水を前記攪拌翼に向けてガイドするスカート部と、
前記原水流入樋から流下する前記原水に薬品を添加する薬品供給管と、を備えることを特徴とする急速混和槽。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記スカート部は、筒状で一端を前記原水流入樋の開口部に配設されると共に、他端を前記攪拌翼の近方に延設され、
前記攪拌翼は、前記開口部内と前記スカート部内に位置する回転軸の先端に配設されていることを特徴とする請求項1記載の急速混和槽。
【請求項3】
前記スカート部には、外周面から内周面へ貫通する貫通孔が多数形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の急速混和槽。
【請求項4】
前記スカート部には、外周面から内周面へ貫通する上下方向のスリットが複数形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の急速混和槽。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は浄水施設に係り、特に浄水処理設備の急速混和槽に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
急速混和槽には、原水に添加された凝集剤などの薬品を急速に攪拌するため、攪拌機が設置されている。この攪拌機は、混和槽の中央に攪拌翼を配置し、その攪拌翼により混和槽の中央から壁側へ流れる方向に水流が形成され、混和槽の側壁に衝突した水流は反射して上部から攪拌翼の中央に戻ってくる一連の循環流が形成される。原水の流入は、急速混和槽の下部から流入させる方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-131058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
原水を急速混和槽の下部から流入させる場合には、薬品を原水の流入管に注入するため、流入管内でスケールが発生する。流入管でスケールが発生すると流入配管の閉塞を引き起こすという問題がある。また、原水を急速混和槽の上方から流入させる方法もあるが、この場合には越流堰を用いて原水を混和槽内に流入させるため、原水が混和槽内の側壁に沿って流れ、短絡流となる場合があり、原水と薬品を効率的に攪拌することができないといった問題がある。
【0005】
このような課題を踏まえ、本発明は、原水と薬品とを効率よく攪拌させることができる急速混和槽を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、混和槽に流入された原水と該原水に添加された薬品とを急速に攪拌する攪拌機を備えた急速混和槽において、前記混和槽に配設した前記攪拌機の攪拌翼と、前記混和槽の上部に設置され、前記攪拌翼の上方に原水を導く原水流入樋と、前記原水流入樋から流下する前記原水を前記攪拌翼に向けてガイドするスカート部と、前記原水流入樋から流下する前記原水に薬品を添加する薬品供給管と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、原水流入樋により原水が攪拌翼の上方に導かれ流下し、その流下する原水に薬品が添加されると共にスカート部により原水が攪拌翼に向けてガイドされることになる。これにより、原水と薬品が攪拌翼に導入され直接攪拌されるので、攪拌効率を向上させることができる。
【0008】
前記スカート部は、筒状で一端を前記原水流入樋の開口部に配設されると共に、他端を前記攪拌翼の近方に延設され、前記攪拌翼は、前記開口部内と前記スカート部内に位置する回転軸の先端に配設されていることが好ましい。
【0009】
本発明によれば、スカート部が攪拌翼の近方に延設され、しかも攪拌翼がスカート部内に位置する回転軸の先端に配設されているので、原水と薬品が攪拌翼の中心に流れ、攪拌効率をさらに向上させることができる。
【0010】
前記スカート部には、外周面から内周面へ貫通する貫通孔が多数形成されていることが好ましい。また、前記スカート部には、外周面から内周面へ貫通する上下方向のスリットが複数形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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