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公開番号
2024179582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098545
出願日
2023-06-15
発明の名称
液面浮遊物回収装置(揺動ゲート口機構)
出願人
株式会社ワールドケミカル
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/40 20230101AFI20241219BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】塊状となった大きな液面浮遊物であっても確実且つ効率的に回収可能な液面浮遊物回収装置を提供する。
【解決手段】液面直下付近にゲート部22を位置させて液面浮遊物を回収する回収部2と、回収部を液層内において浮力保持するフロート3と、液体を吸引し、吸引した液体を回収部から送液するポンプ5と、送液管4と、を有する構成において、回収部は、回収部本体20と、回収部本体の上部に通液可能に接続されるホッパー部21と、ホッパー部の外周に上方から嵌挿されるゲート部と、を有し、ゲート部は、液面に臨むゲート口部22Aとその下方に延伸するゲートパイプ部22Bと、を有して成り、ゲートパイプ部がホッパー部の外周との間に間隙を有する状態で嵌挿され、ゲートパイプ部とホッパー部との間を通過する水流とゲート口部から入り込む水流とのバランスに応じてゲート部がホッパー部に対して上下動可能に且つ全方位方向に傾斜揺動可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スカム・油が混入・浮遊する液層の液面直下付近にゲート部を位置させて該液面に浮上するスカム・油を含む液面浮遊物を回収する回収部と、該回収部に接続して該回収部を液層内において浮力保持するフロートと、回収部に接続される送液管と、を有して構成される液面浮遊物回収装置において、
前記回収部は、回収部本体と、該回収部本体の上部に通液可能に接続されるホッパー部と、該ホッパー部の外周に上方から嵌挿されるゲート部と、を有する構成であり、
前記ゲート部は、液面に臨むゲート口部と該ゲート口部の下方に延伸するゲートパイプ部と、を有して成り、
前記ゲートパイプ部が前記ホッパー部の外周との間に間隙を有する状態で嵌挿されることにより、ゲートパイプ部とホッパー部との間を通過する水流とゲート口部から入り込む水流とのバランスに応じてゲート部がホッパー部に対して上下動可能に且つ全方位方向に傾斜揺動可能であること、
を特徴とする液面浮遊物回収装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記ホッパー部が上方に向かって拡開するテーパー形状であり、該ホッパー部の外周と前記ゲートパイプ部との間の間隙が前記テーパー形状の下方から上方に向かって大から小となる構成であることを特徴とする請求項1に記載の液面浮遊物回収装置。
【請求項3】
前記ゲート口部が、平面視した際にリング形状であり、このリング形状の内径が前記ゲートパイプ部の内径と同径乃至は近似する径であると共に外径が前記ゲートパイプ部の外径より大きく該ゲートパイプの外側に張り出した形状であり、更にこのリング形状の上面が内周から外周に向かって下がる傾斜面であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の液面浮遊物回収装置。
【請求項4】
前記ゲート部の比重が1より大であることを特徴とする請求項1に記載の液面浮遊物回収装置。
【請求項5】
前記フロートが、間隔を有して液層に浮かぶ2つから成り、この2つのフロートの中央に前記回収部が接続された構成であることを特徴とする請求項1に記載の液面浮遊物回収装置。
【請求項6】
液体を吸引する吸引動作と吸引した液体を回収部から送液する送液動作とを行うポンプを有し、該ポンプは、回収部の下方に接続されるか、又は回収部に接続される送液管を介して液層外に配設される構成のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の液面浮遊物回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は液面浮遊物回収装置に関し、詳しくは塗装工場・食品工場・鉄鋼所・火力発電所・水産加工場・機械類工場等における種々処理槽の液面に浮上するスカム・油等の浮遊物を回収する装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
液面浮遊物の回収装置としては、流入口部をフロートの浮力により液面付近に保持することにより液面に浮上する浮遊物を流入させたり吸引する等して回収する構成が知られている。
【0003】
液面に浮上する油・スカム等の浮遊物を効率的に且つ確実に回収するためには、回収部の流入口部分である回収口部が液面に常に追従した状態となることが望ましい。
【0004】
しかし、液面浮遊物が比較的小径のものである場合には回収口部に円滑に流入するものの、直径が数mm程度以上のものである場合には回収口部の縁部に引っ掛かってしまい回収できない場合があることが判った。
【0005】
かかる事態を放置したまま回収作業を続けた場合、回収口部の周辺に回収できない浮遊物が滞留・滞積してしまって回収口部の周囲が塞がれ、本来は回収可能であった小径の浮遊物を含めて浮遊物の回収が困難となってしまうことさえあることが判った。
【0006】
特許文献1に記載の技術は、フロートの近傍で波生成手段により液面を揺動させて波を起こし浮遊物の吸込口を上下動させることによって前記吸込口の外周縁に引っ掛かった大きな液面浮遊物を吸込み可能にする構成である。
【0007】
しかし、特許文献1の技術では、発生する波によって液面に浮上していた油・スカム等の浮遊物が液層内に沈下してしまったり、水と混ざってしまうことがあり、回収効率が返って低下してしまう場合があるという問題点があることが判った。
【0008】
また、特許文献1の技術では、処理液量の多寡等によって変動する液層内の水位変移に応じて波生成手段の設置高さを変更調整させる構成が必須であり、部品点数の増加・構造の複雑化等により回収装置のコスト上昇を招くという不都合も考えられることが判った。
【0009】
そこで本願出願人は、特許文献2に記載の技術、即ち、既設である戻し管からの戻り水を利用し、この戻り水をフロートに掛け流すことにより回収口部を上下動させる構成によって液面に波を発生させることなく回収口部を上下動させることで、液面浮遊物が液層内に沈下したり水と混ざることがなく、小径から直径数mm程度以上の大きな浮遊物に至るまで回収が可能な技術を先に提案した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平08-252577
特開2013-150953
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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