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公開番号2024174449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092275
出願日2023-06-05
発明の名称排水処理装置
出願人東上ガス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C02F 3/06 20230101AFI20241210BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】木質細片を利用した排水処理装置の排水処理能力を向上させる。
【解決手段】排水を浄化処理する排水処理装置1において、一部又は全部が地中に埋設された処理槽2と、処理槽2内に木質細片が堆積して形成された木質細片層9と、処理槽2外に配置されたエアリフトポンプ20と、木質細片層9に排水を送水する送水管25と、を設け、処理槽2を内部から外部に向かって透水可能に構成し、エアリフトポンプ20が、排水が供給される鉛直方向に延びた外筒管21と、外筒管の内方に配置された揚水管22と、揚水管22の内方に空気を送る送気管23と、を有し、送水管25の一端部が揚水管22に接続され、送水管25の他端部が処理槽2内に位置するように排水処理装置1を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排水を浄化処理する排水処理装置であって、
一部又は全部が地中に埋設された処理槽と、
前記処理槽内に木質細片が堆積して形成された木質細片層と、
前記処理槽外に配置されたエアリフトポンプと、
前記木質細片層に前記排水を送水する送水管と、を備え、
前記処理槽は、内部から外部に向かって透水可能に構成され、
前記エアリフトポンプは、
前記排水が供給される鉛直方向に延びた外筒管と、
前記外筒管の内方に配置された揚水管と、
前記揚水管の内方に空気を送る送気管と、を有し、
前記送水管の一端部は、前記揚水管に接続され、
前記送水管の他端部は、前記処理槽内に位置することを特徴とする、排水処理装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記揚水管の上端部に接続された清掃用配管を有し、
前記清掃用配管の上端部は、地表面または地表面よりも上方に位置することを特徴とする、請求項1に記載の排水処理装置。
【請求項3】
逆流防止弁付きのオーバーフロー管を有し、
前記オーバーフロー管の一端部は、前記外筒管に対する前記送水管の接続箇所より下方において前記外筒管に接続され、
前記オーバーフロー管の他端部は、前記処理槽内に位置することを特徴とする、請求項1または2に記載の排水処理装置。
【請求項4】
前記外筒管に接続された前記排水を供給する排水管を有し、
前記オーバーフロー管は、
前記外筒管に接続された水平に延びた第1管路と、
前記第1管路から下方に延び、かつ、下端部が前記処理槽内に位置する第2管路と、を有し、
前記第1管路の管軸は、前記外筒管と前記排水管の接続箇所における当該排水管の管軸の位置よりも下方に位置することを特徴とする、請求項3に記載の排水処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水の浄化処理を行う排水処理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般住宅、集合住宅又は店舗等から日常的に排出される雑排水や汚水等の排水は、通常、下水道に送水されて下水処理施設で浄化処理される。一方、下水道に未接続の地域で発生する排水は、例えば浄化槽によって浄化処理された後に河川や側溝等に放流されたり、あるいは地中に放出される。
【0003】
特許文献1には、浄化槽から送水された排水を浄化処理するための廃水処理装置が開示されている。この廃水処理装置は、地中に埋設された透水性材で形成された処理槽と、処理槽内に細小片からなる木片細片を充填させて形成した木片層と、その木片層に排水を送水するためのエアリフトポンプを備えており、エアリフトポンプは、処理槽の内部に配置されている。
【0004】
特許文献1に記載の廃水処理装置においては、処理槽内に充填された木質細片に生息する微生物により排水が二酸化炭素と水に分解処理される。そして、分解処理によって浄化された水は、透水性を有する処理槽の側面から地中に浸透する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3878186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
木質細片を利用した排水処理装置において排水の浄化処理能力を高めるためには、処理槽内に収容される木質細片の収容量を増加させることが望ましい。木質細片の収容量を増加させる手段としては、例えば従前使用されていた処理槽よりも大径の処理槽を使用することが考えられる。ところが、山間部などの施設に排水処理装置が設置される場合には、装置の設置スペースに限りがあり、処理槽の大径化が困難なこともある。
【0007】
また、木質細片の収容量を増加させる他の手段としては、例えば処理槽の全長を延長し、地表面からの深さがより深い位置まで処理槽を埋設することが考えられる。これにより処理槽を大径化せずに処理槽の容積を拡大できるため、処理槽に収容する木質細片の収容量を増加させることが可能となる。
【0008】
しかしながら、処理槽を地中深くに埋設する場合には、地盤の掘削深さが深くなることにより施工の難易度が上昇する。これに加え、地表面から処理槽底面までの深さが深いほど、処理槽内の木質細片の交換や処理槽内の清掃等のメンテナンス作業を行う際に作業負荷が増大する。
【0009】
したがって、木質細片を利用した排水処理装置において排水処理能力を向上させるためには他の手段を講じる必要がある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、木質細片を利用した排水処理装置の排水処理能力を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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