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公開番号
2025012964
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116186
出願日
2023-07-14
発明の名称
圧縮空気圧回路構造
出願人
株式会社フクハラ
代理人
個人
主分類
B01D
47/06 20060101AFI20250117BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】異物を含んだ圧縮空気に対し洗浄水を噴霧し、異物と水分を結合させて圧縮空気から異物を除去すると共に、異物を含有する洗浄水から異物を分離し、再利用する圧縮空気圧回路構造を提供する。
【解決手段】圧縮空気中の異物除去機能を備える圧縮空気圧回路構造は、エアコンプレッサ9の後段且つエアドライヤ3の前段に噴霧ユニット2を備え、噴霧ユニットは、中空部を有する噴霧タンク10と、洗浄水の異物を除去して清浄化された洗浄水をポンプへ供給する分離槽20と、噴霧ノズル12へ清浄な洗浄水を供給するポンプとで構成され、噴霧タンクには、前段から通気用配管を介して送気された圧縮空気を吐出する吐出口11と、該吐出口から吐出された圧縮空気に向け洗浄水を霧状に噴霧する噴霧ノズルが内蔵されると共に、洗浄水が噴霧された後の圧縮空気を通気用配管を介して後段へ送出する送気口と、汚染された洗浄水を分離槽へ排出する排出口14を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮空気中の異物除去機能を備える圧縮空気圧回路構造であって、
エアコンプレッサで生成された圧縮空気が通気用配管を介して送気される圧縮空気圧回路において、
エアコンプレッサの後段且つエアドライヤの前段における所定中間箇所に噴霧ユニットを備えて成り、
噴霧ユニットは、中空部を有する噴霧タンクと、汚染された洗浄水に含有される異物を除去して清浄化された洗浄水をポンプへ供給する分離槽と、噴霧ノズルへ清浄な洗浄水を供給するポンプと、で構成され、
噴霧タンクには、前段から通気用配管を介して送気された圧縮空気を吐出する吐出口と、該吐出口から吐出された圧縮空気に向け洗浄水を霧状に噴霧する噴霧ノズルが内蔵されると共に、洗浄水が噴霧された後の圧縮空気を通気用配管を介して後段へ送出する送気口と、汚染された洗浄水を分離槽へ排出する排出口を備えることを特徴とする圧縮空気圧回路構造。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記分離槽は、異物除去槽と貯留槽の二室から成ることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気圧回路構造。
【請求項3】
前記分離槽には、洗浄水及び汚染された洗浄水が投入され、外部から槽内を目視可能なレベル液面計を持つことを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気圧回路構造。
【請求項4】
前記洗浄水は、清水と中性洗剤から成ることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気圧回路構造。
【請求項5】
前記噴霧ユニットの後段に、サイクロンセパレータが配設されて成ることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気圧回路構造。
【請求項6】
前記噴霧タンクの中空部に、異物除去帯が備えられて成ることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気圧回路構造。
【請求項7】
前記異物除去帯が、ステンレス製であってスチールウール形状に成形されて成ることを特徴とする請求項6に記載の圧縮空気圧回路構
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮空気圧回路に関し、詳しくは、圧縮空気圧回路における圧縮空気中の異物を除去する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
エアコンプレッサにより生成された圧縮空気は、塵埃やオイルミスト等の異物が含有している。従来、かかる異物を圧縮空気から分離・除去するため、圧縮空気圧回路の所定中間箇所、特に末端箇所において、グラスファイバーや樹脂を編み込み若しくは中空糸膜により成形されたミストフィルターを使用することが一般的であった。
【0003】
しかしながら、上記従来のミストフィルターによれば、油滴やスラッジにより目詰まりが発生し易いといった問題があった。また、上記従来のミストフィルターでは、圧縮空気の通過距離が短いためにオイルミストを完全に除去することができず、多量のオイルミストが残留したまま圧縮空気を吐出してしまう、といった問題があった。
【0004】
そこで本出願人は、エアコンプレッサの後段に噴霧ユニットを備えることで、圧縮空気中のオイルミスト及び塵埃の除去を行う技術を開発し、特許7253839号公報(特許文献1)に記載の技術提案を行っている。かかる技術提案によれば、エアコンプレッサの後段に給水器から送られる水を噴霧ユニット内で噴霧させる噴霧ユニットを備え、霧状の水と、圧縮空気中のオイルミスト及び塵埃とを結合させることで圧縮空気を清浄化させる、といった優れた効果を奏することが可能であった。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1にかかる技術提案によれば、圧縮空気中の異物除去といった目的には有用であるものの、噴霧ユニットにて噴霧された水は、異物との結合後にサイクロンセパレータ等によって圧縮空気中から除去された後、ドレンとして装置外へ排出されてしまう態様となっていたため、エアコンプレッサの稼働中は、噴霧用の水として、常時新しい水を供給し続ける必要があった。
【0006】
本出願人は、以上のような従来の噴霧ユニットにおける水の供給手法に着目し、噴霧ユニットから排出される水を噴霧用の水として再利用できないものかとの着想の元、圧縮空気中の異物除去を行いつつ、噴霧ユニットから回収した水を分離槽へ送って異物を分離させた後、噴霧用の水として噴霧ユニット内へ再流入させる構造を開発し、本発明にかかる「圧縮空気圧回路構造」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許7253839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題に鑑み、異物を含んだ圧縮空気に対し洗浄水を噴霧することで、異物と水分を結合させて圧縮空気から異物を除去すると共に、異物を含有する洗浄水から異物を分離し、噴霧用の洗浄水として再利用する圧縮空気圧回路構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題を解決するため、本発明は、圧縮空気中の異物除去機能を備える圧縮空気圧回路構造であって、エアコンプレッサで生成された圧縮空気が通気用配管を介して送気される圧縮空気圧回路において、エアコンプレッサの後段且つエアドライヤの前段における所定中間箇所に噴霧ユニットを備えて成り、噴霧ユニットは、中空部を有する噴霧タンクと、汚染された洗浄水に含有される異物を除去して清浄化された洗浄水をポンプへ供給する分離槽と、噴霧ノズルへ清浄な洗浄水を供給するポンプと、で構成され、噴霧タンクには、前段から通気用配管を介して送気された圧縮空気を吐出する吐出口と、該吐出口から吐出された圧縮空気に向け洗浄水を霧状に噴霧する噴霧ノズルが内蔵されると共に、洗浄水が噴霧された後の圧縮空気を通気用配管を介して後段へ送出する送気口と、汚染された洗浄水を分離槽へ排出する排出口を備える手段を採る。
【0010】
また、本発明は、前記分離槽が、異物除去槽と貯留槽の二室から成る手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)
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