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公開番号2025016076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119102
出願日2023-07-21
発明の名称空気清浄機及びフィルター収納袋
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 46/42 20060101AFI20250124BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】エアフィルターの収納袋や密閉袋の取り外し忘れを検出可能な空気清浄機及びフィルター収納袋を提供する。
【解決手段】空気清浄機1は、フィルター30が設けられる第1流路11と、内部の気流AF2を検出する第1気流検出部41を途中に有し、第1流路11の抵抗が大きくなると気流AF2が多くなる第2流路12とを備える。フィルター30を密閉する密閉袋51を収納するフィルター収納袋52は、取り忘れたままで、空気清浄機1内部に装着されたときに、第2流路12の少なくとも一部が密閉袋51との間の空間に形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
フィルターが設けられた第1流路と、
内部の気流を検出する第1気流検出部を途中に有し、前記第1流路の抵抗が大きくなると前記気流が多くなる第2流路と
を備える、空気清浄機。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第2流路は前記フィルターの下流且つファンの上流で前記第1流路につながる、請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項3】
前記第2流路に設けられた埃検出部をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項4】
前記埃検出部は、前記第1気流検出部の上流側に配置されている、請求項3に記載の空気清浄機。
【請求項5】
前記第2流路は、空気流入口から前記第1気流検出部に向かって細くなる、請求項3に記載の空気清浄機。
【請求項6】
運転開始時に通常より風量を増やし、所定時間経過後に前記風量を減らす制御を行う制御部をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項7】
前記第1気流検出部は所定速度又は所定量以上の前記気流を検出すると第1信号を出力し、
前記第1信号が出力されると報知を行う報知部をさらに備える、請求項6に記載の空気清浄機。
【請求項8】
フィルター使用の累積時間を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1信号が出力された後に停止すると、前記記憶部に記憶されている前記累積時間を初期化する、請求項7に記載の空気清浄機。
【請求項9】
前記フィルターを密閉する密閉袋を収納するフィルター収納袋であって、
取り忘れたままで、請求項1又は請求項2に記載の空気清浄機内部に装着されたときに、前記第2流路の少なくとも一部が前記密閉袋との間の空間に形成される、フィルター収納袋。
【請求項10】
前記空間に配置され、前記気流を検出する第2気流検出部をさらに備える、請求項9に記載のフィルター収納袋。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気清浄機及びフィルター収納袋に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
空気清浄機は、空気をエアフィルター(単に「フィルター」ともいう)に通過させることで空気を浄化する。エアフィルターには、例えば集塵フィルターと脱臭フィルターとを含む。新品(未使用)のエアフィルターは、使用者の元に届くまでの間に浄化機能などを喪失することがないように、樹脂製の収納袋や密閉袋などに入れて密封される。収納袋などで密封されたエアフィルターは、出荷時の空気清浄機の吸気用の開口部分などにセットされる。
【0003】
特許文献1には、空気清浄機内にセットされている収納袋入りのエアフィルターを取り出し、収納袋を開封してからエアフィルターだけを元の位置に戻す使用者の作業が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-132341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、空気清浄機の使用開始前に、予め装着されているエアフィルターを一旦取り出して収納袋を取り外すことなく、空気清浄機の使用が開始されることもあった。つまり、エアフィルターが収納袋に入れられた状態のままである。その場合、収納袋は空気を通過させないので、空気がエアフィルターを通過できない。したがって、空気清浄機が本来の機能を発揮できないことになる。ただし、空気がエアフィルターを通過できないことで、例えば本来の動作音とは多少異なる音がしても、特に初めてその空気清浄機を使用する者がすぐに異常に気付くと限らない。
【0006】
本開示は、フィルターの収納袋や密閉袋の取り外し忘れを検出可能な空気清浄機及びフィルター収納袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の空気清浄機は、フィルターが設けられる第1流路と、内部の気流を検出する第1気流検出部を途中に有し、前記第1流路の抵抗が大きくなると前記気流が多くなる第2流路とを備える。
【0008】
本開示のフィルター収納袋は、フィルターを密閉する密閉袋を収納するフィルター収納袋であって、前記密閉袋との間の空間に配置され、気流を検出する第2気流検出部を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、空気清浄機のフィルターの収納袋や密閉袋の取り外し忘れが検出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施形態に係る空気清浄機1内部におけるファンモーター20と脱臭フィルター31及び集塵フィルター32との基本的な位置関係を示す斜視図である。
脱臭フィルター31及び集塵フィルター32がそれぞれの密閉袋51を取り外し忘れた場合に、気流AFがどのように変化するかを例示する斜視図である。
図2の場合に、第1気流検出部41が配置された構成例を示す斜視図である。
空気清浄機1内における第1流路11及び第2流路12を示す断面図である。
本開示の第1実施形態の第1変形例に係る空気清浄機1A内における第1流路11及び第2流路12を示す断面図である。
第2流路12に設けられた埃検出部42の具体的構成例を示す断面図である。
空気清浄機本体100の機能的構成を示すブロック図である。
空気清浄機1Aのフィルター30交換後の初回運転時の主要動作を示すフローチャートである。
図7Aのフローチャートの続きである。
本開示の第1実施形態の第2変形例に係る空気清浄機1B内における第1流路11B及び第2流路12Bを示す断面図である。
本開示の第2実施形態に係るフィルター収納袋52に梱包された集塵フィルター32を示す斜視図である。
フィルター収納袋52に梱包された集塵フィルター32を示す断面図である。
図9Aの下部の部分拡大図である。
本開示の第2実施形態の変形例に係るフィルター収納袋52Aに収納された脱臭フィルター31を示す平面図である。
図10Aの下部側面の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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