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公開番号2025025551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130400
出願日2023-08-09
発明の名称樹脂組成物の評価方法及び評価システム
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G01N 33/44 20060101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約【課題】樹脂組成物の劣化度合いを精度よく評価することができる樹脂組成物の評価方法及び評価システムを提供する。
【解決手段】酸化防止剤を含む樹脂組成物の異なる2点以上の温度における劣化指標に基づいて作成したアレニウスプロットから、活性化エネルギーExを算出する工程と、活性化エネルギーExが閾値Eb未満であるか否かを判定する工程と、を含む樹脂組成物の評価方法及び評価システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
酸化防止剤を含む樹脂組成物の異なる2点以上の温度における劣化指標に基づいて作成したアレニウスプロットから、活性化エネルギーExを算出する工程と、
活性化エネルギーExが閾値Eb未満であるか否かを判定する工程と、を含む樹脂組成物の評価方法。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記劣化指標は、樹脂組成物の変色時間である、請求項1に記載の評価方法。
【請求項3】
Ex<Ebの場合に、前記樹脂組成物の改質が必要であると評価する、請求項1または2に記載の評価方法。
【請求項4】
前記樹脂組成物の改質が必要であると評価された場合に、更に、前記樹脂組成物を改質する工程を含む、請求項3に記載の評価方法。
【請求項5】
酸化防止剤を含む樹脂組成物の異なる2点以上の温度における劣化指標に基づいて、前記樹脂組成物の改質が必要であるか否かを評価する、樹脂組成物の評価方法。
【請求項6】
酸化防止剤を含む樹脂組成物の、前記酸化防止剤の分解反応の活性化エネルギーに基づいて、前記樹脂組成物の改質が必要であるか否かを評価する、樹脂組成物の評価方法。
【請求項7】
前記樹脂組成物は、リサイクル材料を含む、請求項1、2、5及び6のいずれか一項に記載の評価方法。
【請求項8】
閾値Ebを記憶する記憶部と、
酸化防止剤を含む樹脂組成物の活性化エネルギーExを算出する算出部と、
活性化エネルギーExが閾値Eb未満であるか否かを判定する判定部と、を備える、樹脂組成物の評価システム。
【請求項9】
前記算出部は、樹脂組成物の異なる2点以上の温度における劣化指標に基づいてアレニウスプロットを作成し、当該アレニウスプロットから活性化エネルギーExを算出する、請求項8に記載の評価システム。
【請求項10】
前記判定部は、Ex<Ebの場合に、樹脂組成物の改質が必要であると評価する、請求項8又は9に記載の評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は樹脂組成物の評価方法及び評価システムに関し、特にリサイクル材料を含む樹脂組成物の評価方法及び評価システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
現在、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機等の家電製品、複写機等のOA機器、パーソナルコンピュータ等の情報機器といった耐久消費財が幅広く普及しており、これらの筐体や機構部品等には樹脂組成物が広く使用されている。
【0003】
近年、資源の有効活用及び焼却処理や埋め立てによる環境への負荷低減の観点から、廃棄された耐久消費財に使用されていた樹脂組成物(プラスチック廃材)の再資源化の推進が要求されてきている。また、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の家電4品目については、家電リサイクル法により所定の再商品化率でのリサイクルが義務付けられている。
【0004】
廃棄された耐久消費財に使用されていた樹脂組成物を再生して、製品の部材又はその原料として再び使用する再資源化(マテリアルリサイクル)では、廃棄された耐久消費財から樹脂組成物を回収し、粉砕、洗浄、添加物添加等を経て、製品の部材に要求される特性まで材料特性を改善した、リサイクル材料が製造される。
【0005】
リサイクル材料が、製品の部材に要求される特性を満たすか否かは、リサイクル材料の劣化度合いを測定することにより判定することができる。樹脂の劣化度合いを測定する方法としては、樹脂をヨウ化物溶液と接触させて、過酸化物と反応して遊離したヨウ素量を測定することにより樹脂中の過酸化物価を測定する方法(例えば、特許文献1、非特許文献1)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-77276号公報
【非特許文献】
【0007】
マテリアルライフ学会誌,16[2]59~63(Apr.2004)「ポリプロピレンインパクトコポリマーの熱酸化劣化と過酸化物価」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述のような、樹脂中の過酸化物価を測定する方法は、リサイクル材料のように、様々なプラスチック廃材又はその混合物を原料とする樹脂組成物の場合には、劣化度合いを正確に測定することができないという問題がある。
【0009】
本発明の一態様は、樹脂組成物の劣化度合いを精度よく評価することができる樹脂組成物の評価方法及び評価システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る樹脂組成物の評価方法は、酸化防止剤を含む樹脂組成物の異なる2点以上の温度における劣化指標に基づいて作成したアレニウスプロットから、活性化エネルギーExを算出する工程と、活性化エネルギーExが閾値Eb未満であるか否かを判定する工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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