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公開番号2025021493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125211
出願日2023-08-01
発明の名称電流センサ
出願人株式会社トーキン
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 15/18 20060101AFI20250206BHJP(測定;試験)
要約【課題】電流センサの効率的な組み立て及びシールドケースの確実な固定を可能にする新たな構造を有する電流センサを提供すること。
【解決手段】電流センサ10は、コイル部材12を収容するシールドケース40と、皿バネ40と、シールドケース40及び皿バネ40を収容するハウジング18とを備えている。ハウジング18は、第1係合部67を有する第1ハウジング60と第2係合部77を有する第2ハウジング70とを上下に組み合わせて形成されている。皿バネ40は、シールドケース40を下方に加圧しており、シールドケース40は、第2ハウジング70に押し付けられている。また、皿バネ40は、第1ハウジング60を上方に加圧している。第1係合部67及び第2係合部77は、上述の皿バネ40による加圧によって、互いに上下に押し付けられており、これにより、第1ハウジング60及び第2ハウジング70の組み合わせが維持されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
コイル部材と、シールドケースと、ハウジングと、皿バネとを備える電流センサであって、
前記コイル部材は、コアと、コイルとを備えており、
前記コアは、トロイダル形状を有しており、
前記コイルは、巻回部を有しており、
前記巻回部は、前記コアに巻回されており、
前記コア及び前記巻回部は、前記シールドケースに収容されており、
前記ハウジングは、第1ハウジングと、第2ハウジングとを備えており、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングは、互いに上下方向に組み合わされて前記ハウジングを形成しており、
前記第1ハウジングは、第1係合部を有しており、
前記第2ハウジングは、第2係合部を有しており、
前記第1係合部及び前記第2係合部は、互いに係合しており、
前記シールドケース及び前記皿バネは、前記ハウジングに収容されており、
前記皿バネは、前記上下方向に沿った所定方向において前記シールドケースを加圧しており、これにより、前記シールドケースは、前記所定方向において前記第2ハウジングに押し付けられており、
前記皿バネは、前記所定方向と反対の反対方向において前記第1ハウジングを加圧しており、これにより、前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングから離れるように加圧されており、
前記第1係合部及び前記第2係合部は、前記皿バネによる前記シールドケース及び前記第1ハウジングの加圧によって、前記上下方向において互いに押し付けられており、これにより、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの組み合わせが維持されている
電流センサ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1記載の電流センサであって、
前記シールドケースは、上側シールドケースと、下側シールドケースとを備えており、
前記上側シールドケースは、前記シールドケースの上側の部材であり、
前記下側シールドケースは、前記シールドケースの下側の部材であり、
前記第2ハウジングは、前記下側シールドケースの下方に位置しており、
前記下側シールドケースは、前記第2ハウジングに固定されており、
前記第1ハウジングは、前記上側シールドケースの上方に位置しており、
前記皿バネは、前記上下方向において、前記第1ハウジングと前記上側シールドケースとの間に位置している
電流センサ。
【請求項3】
請求項1記載の電流センサであって、
前記電流センサは、バスバーを備えており、
前記バスバーは、内側被保持部と、外側被保持部と、連結部とを有しており、
前記内側被保持部及び前記外側被保持部の夫々は、前記上下方向に沿って延びており、
前記連結部は、前記内側被保持部の上端と前記外側被保持部の上端とを前記上下方向と直交する方向において互いに連結しており、
前記ハウジングには、内側保持孔と、外側保持孔とが形成されており、
前記内側被保持部は、前記内側保持孔に受容されて保持されており、
前記外側被保持部は、前記外側保持孔に受容されて保持されており、
前記ハウジングは、突起を有しており、
前記突起は、前記ハウジングの上面から上方に突出しており、
前記連結部は、前記突起の上に位置しており、前記ハウジングの上面から上方に離れている
電流センサ。
【請求項4】
請求項1記載の電流センサであって、
前記シールドケースは、上側シールドケースと、下側シールドケースとを備えており、
前記上側シールドケースは、前記シールドケースの上側の部材であり、
前記下側シールドケースは、前記シールドケースの下側の部材であり、
前記皿バネは、内側バネ部と、外側バネ部とを有しており、
前記内側バネ部は、前記上下方向と直交する水平面における前記皿バネの内周に位置しており、前記所定方向において前記シールドケースを加圧しており、
前記外側バネ部は、前記水平面における前記皿バネの外周に位置しており、前記反対方向において前記第1ハウジングを加圧しており、
前記上側シールドケースと前記下側シールドケースとは、前記水平面における内周において互いに突き合たっており、前記水平面における外周において互いに上下に距離をあけて対向している
電流センサ。
【請求項5】
請求項4記載の電流センサであって、
前記第1係合部は、前記第1ハウジングの前記水平面における外周に位置しており、
前記第2係合部は、前記第2ハウジングの前記水平面における外周に位置している
電流センサ。
【請求項6】
請求項5記載の電流センサであって、
前記第1ハウジングは、第1外周部を有しており、
前記第1外周部は、前記第1ハウジングの前記水平面における外周に位置しており、
前記第1係合部は、前記第1外周部に形成された凹部であり、前記水平面において開いており、
前記第2ハウジングは、第2外周部を有しており、
前記第2外周部は、前記第2ハウジングの前記水平面における外周に位置しており、
前記第2係合部は、前記第2外周部に設けられた凸部であり、前記水平面の外側に突出しており、
前記凸部及び前記凹部のうちの少なくとも一方は、前記ハウジングの弾性を利用して移動可能であり、
前記凸部は、前記凹部に受容されており、
前記凹部の下側の内壁面及び前記凸部の下面は、前記上下方向において互いに押し付けられている
電流センサ。
【請求項7】
請求項1記載の電流センサであって、
前記皿バネには、2以上のスリットが形成されており、
前記スリットの夫々は、前記上下方向と直交する水平面における前記皿バネの中心部から前記水平面の外側に向かって延びている
電流センサ。
【請求項8】
請求項1記載の電流センサであって、
前記皿バネは、金属製であるか、又は、POM(ポリアセタール)、LCP(液晶ポリマー)及びPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)のうちのいずれかの樹脂からなる
電流センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部材と、コイル部材を収容するシールドケースと、シールドケースを収容するハウジングとを備える電流センサに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コイル部材と、コイル部材を上下に挟む2枚のシールド板と、コイル部材及びシールド板を収容する環状ケース(ハウジング)とを備える電流センサが開示されている。コイル部材は、コアケースに収容された環状コアと、コアケースに巻回されたコイルとを備えている。シールド板のうちの一方(下側シールド板)は、ハウジングの下面の下に固定されている。シールド板のうちの他方(上側シールド板)は、ハウジングの上端近傍に固定されている。この結果、コイル部材は、上下方向において上側シールド板とハウジングの下面との間に挟み込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6520335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構造によれば、シールド板の夫々を、係合爪を使用してハウジングに取り付ける必要がある。この固定方法によれば、部材の寸法が製造公差に起因して設計値と異なるような場合、シールド板が確実に固定されないおそれがある。加えて、電流センサの組立工程が煩雑になる。電流センサが2枚のシールド板に代えてコイル部材を収容するシールドケースを備えているような場合、上述の問題が更に顕著になる。
【0005】
そこで、本発明は、電流センサの効率的な組み立て及びシールドケースの確実な固定を可能にする新たな構造を有する電流センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1の電流センサとして、
コイル部材と、シールドケースと、ハウジングと、皿バネとを備える電流センサであって、
前記コイル部材は、コアと、コイルとを備えており、
前記コアは、トロイダル形状を有しており、
前記コイルは、巻回部を有しており、
前記巻回部は、前記コアに巻回されており、
前記コア及び前記巻回部は、前記シールドケースに収容されており、
前記ハウジングは、第1ハウジングと、第2ハウジングとを備えており、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングは、互いに上下方向に組み合わされて前記ハウジングを形成しており、
前記第1ハウジングは、第1係合部を有しており、
前記第2ハウジングは、第2係合部を有しており、
前記第1係合部及び前記第2係合部は、互いに係合しており、
前記シールドケース及び前記皿バネは、前記ハウジングに収容されており、
前記皿バネは、前記上下方向に沿った所定方向において前記シールドケースを加圧しており、これにより、前記シールドケースは、前記所定方向において前記第2ハウジングに押し付けられており、
前記皿バネは、前記所定方向と反対の反対方向において前記第1ハウジングを加圧しており、これにより、前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングから離れるように加圧されており、
前記第1係合部及び前記第2係合部は、前記皿バネによる前記シールドケース及び前記第1ハウジングの加圧によって、前記上下方向において互いに押し付けられており、これにより、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの組み合わせが維持されている
電流センサを提供する。
【0007】
本発明は、第2の電流センサとして、第1の電流センサであって、
前記シールドケースは、上側シールドケースと、下側シールドケースとを備えており、
前記上側シールドケースは、前記シールドケースの上側の部材であり、
前記下側シールドケースは、前記シールドケースの下側の部材であり、
前記第2ハウジングは、前記下側シールドケースの下方に位置しており、
前記下側シールドケースは、前記第2ハウジングに固定されており、
前記第1ハウジングは、前記上側シールドケースの上方に位置しており、
前記皿バネは、前記上下方向において、前記第1ハウジングと前記上側シールドケースとの間に位置している
電流センサを提供する。
【0008】
本発明は、第3の電流センサとして、第1の電流センサであって、
前記電流センサは、バスバーを備えており、
前記バスバーは、内側被保持部と、外側被保持部と、連結部とを有しており、
前記内側被保持部及び前記外側被保持部の夫々は、前記上下方向に沿って延びており、
前記連結部は、前記内側被保持部の上端と前記外側被保持部の上端とを前記上下方向と直交する方向において互いに連結しており、
前記ハウジングには、内側保持孔と、外側保持孔とが形成されており、
前記内側被保持部は、前記内側保持孔に受容されて保持されており、
前記外側被保持部は、前記外側保持孔に受容されて保持されており、
前記ハウジングは、突起を有しており、
前記突起は、前記ハウジングの上面から上方に突出しており、
前記連結部は、前記突起の上に位置しており、前記ハウジングの上面から上方に離れている
電流センサを提供する。
【0009】
本発明は、第4の電流センサとして、第1の電流センサであって、
前記シールドケースは、上側シールドケースと、下側シールドケースとを備えており、
前記上側シールドケースは、前記シールドケースの上側の部材であり、
前記下側シールドケースは、前記シールドケースの下側の部材であり、
前記皿バネは、内側バネ部と、外側バネ部とを有しており、
前記内側バネ部は、前記上下方向と直交する水平面における前記皿バネの内周に位置しており、前記所定方向において前記シールドケースを加圧しており、
前記外側バネ部は、前記水平面における前記皿バネの外周に位置しており、前記反対方向において前記第1ハウジングを加圧しており、
前記上側シールドケースと前記下側シールドケースとは、前記水平面における内周において互いに突き合たっており、前記水平面における外周において互いに上下に距離をあけて対向している
電流センサを提供する。
【0010】
本発明は、第5の電流センサとして、第4の電流センサであって、
前記第1係合部は、前記第1ハウジングの前記水平面における外周に位置しており、
前記第2係合部は、前記第2ハウジングの前記水平面における外周に位置している
電流センサを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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