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公開番号2025018225
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121743
出願日2023-07-26
発明の名称プローブ
出願人株式会社日本マイクロニクス
代理人個人,個人
主分類G01R 1/073 20060101AFI20250130BHJP(測定;試験)
要約【課題】先端部材が母材から外れることが抑制されたプローブを提供する。
【解決手段】プローブ1は、支持部12を有する先端部材10と、一端から軸方向に沿って一定の範囲で側面の一部を軸方向に垂直な厚み方向に後退させて接合領域200が構成された、湾曲可能な弾性を有する母材20と、接合領域の端から軸方向に延伸する母材20の側面に配置され、支持部12と接続された、母材20より電気抵抗の低い材料の伝送部材30を備える。先端部材10の支持部12の第1側面121と母材20の接合領域200に露出する後退させた側面とが当接して、軸方向に沿って支持部12と母材20が重なりを有して先端部材10と母材20が接合されている。伝送部材30の一部が接合領域と重なるように軸方向に沿って延伸し、支持部12の一部が伝送部材30の延伸した部分と母材20に挟まれている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
検査対象物の電気的特性の検査に使用されるプローブであって、
支持部を有し、前記検査対象物と接触する先端部材と、
一端から軸方向に沿って一定の範囲で側面の一部を前記軸方向に垂直な厚み方向に後退させて接合領域が構成された、湾曲可能な弾性を有する母材と、
前記接合領域の端から前記軸方向に延伸する前記母材の側面に配置され、前記先端部材の前記支持部と接続された、前記母材より電気抵抗の低い材料の伝送部材と
を備え、
前記先端部材の前記支持部の第1側面と前記母材の前記接合領域に露出する後退させた側面とが当接して、前記軸方向に沿って前記支持部と前記母材が重なりを有して前記先端部材と前記母材が接合され、
前記伝送部材の一部が前記接合領域と重なるように前記軸方向に沿って延伸し、前記先端部材の前記支持部の一部が前記伝送部材の前記延伸した部分と前記母材に挟まれている、
プローブ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記湾曲可能な方向に前記支持部と前記母材が重なりを有して前記先端部材と前記母材が接合されている、請求項1に記載のプローブ。
【請求項3】
前記先端部材が、前記支持部に連結し、前記検査対象物と接触する突出部を有し、
前記突出部の突出する方向と反対方向に延伸する埋込部が前記先端部材の前記支持部に形成され、
前記軸方向において前記支持部と対向する前記母材の対向端面に埋込溝が形成され、
前記埋込溝に前記埋込部が埋め込まれている、
請求項1に記載のプローブ。
【請求項4】
前記突出部が前記母材の前記一端から突出するように、前記先端部材と前記母材が接合されている、請求項3に記載のプローブ。
【請求項5】
前記支持部の前記第1側面に対向する第2側面が、前記母材と段差なく連続している、請求項1に記載のプローブ。
【請求項6】
前記厚み方向から見て前記支持部に重複する母材20の前記一端および前記支持部が、前記厚み方向から見て前記一端から前記軸方向に沿って次第に幅が広くなるテーパ形状である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプローブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象物の電気的特性の検査に使用するプローブに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
半導体集積回路などの検査対象物の電気的特性をウェハ状態で検査するために、プローブを含む電気的接続装置が使用されている。プローブを用いた検査では、プローブの一方の端部を検査対象物の電極に接触させ、プローブの他方の端部をプリント基板などに配置された端子(以下において「ランド」という。)に接触させる。ランドは、テスタなどの検査装置と電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-147518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検査対象物との接触によりプローブの端部が摩耗することを抑制するために、例えば母材よりも硬度の高い硬質材料の先端部材を柱形状の母材の一端に接合したプローブが使用されている。本発明は、先端部材が母材から外れることが抑制されたプローブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、支持部を有する先端部材と、一端から軸方向に沿って一定の範囲で側面の一部を軸方向に垂直な厚み方向に後退させて接合領域が構成された、湾曲可能な弾性を有する母材と、接合領域の端から軸方向に延伸する母材の側面に配置され、支持部と接続された、母材より電気抵抗の低い材料の伝送部材を備えるプローブが提供される。先端部材の支持部の第1側面と母材の接合領域に露出する後退させた側面とが当接して、軸方向に沿って支持部と母材が重なりを有して先端部材と母材が接合されている。伝送部材の一部が接合領域と重なるように軸方向に沿って延伸し、支持部の一部が伝送部材の延伸した部分と母材に挟まれている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、先端部材が母材から外れることが抑制されたプローブを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプローブの構成を示す模式的な断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るプローブの構成を示す模式的な斜視図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るプローブを使用した電気的接続装置の構成を示す模式図である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るプローブと検査対象物の接触した状態を示す模式図である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るプローブの構成を示す模式的な断面図である。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るプローブの構成を示す模式的な断面図である。
図7は、本発明の第3の実施形態の変形例に係るプローブの構成を示す模式的な断面図である。
図8は、本発明のその他の実施形態に係るプローブの構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各部の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置および製造方法などを下記のものに特定するものでない。
【0009】
(第1の実施形態)
図1に示す第1の実施形態に係るプローブ1は、検査対象物の電気的特性の検査に使用される。プローブ1は、先端部材10と母材20を備える。先端部材10は、検査対象物と接触する突出部11、および突出部11に連結する支持部12を有する。先端部材10は、支持部12において母材20と接合されている。図1は、プローブ1の中心軸に沿った断面図である。
【0010】
母材20は、湾曲可能な弾性を有する柱形状である。図1および図2に示すように、母材20の延伸する方向を軸方向D1、軸方向D1に垂直で支持部12と母材20の対向する方向を厚み方向D2、軸方向D1および厚み方向D2に垂直な方向を幅方向D3とする。
(【0011】以降は省略されています)

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