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公開番号2025017469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120507
出願日2023-07-25
発明の名称医療検査用カセットオープナー
出願人村角工業株式会社
代理人個人
主分類G01N 1/36 20060101AFI20250130BHJP(測定;試験)
要約【課題】 薬液処理等を終えた検体を収容する医療検査用カセットにおけるカセット本体から蓋体の開放を簡便に行うことのできる医療検査用カセットオープナーを提供すること。
【解決手段】 本発明の医療検査用カセットオープナーは、平面を有するベース部分と、
該ベース部分に設けられたカセット本体係止部と、該ベース部分の長さ方向において、該カセット本体係止部から間隔を空けて該ベース部分上に立設された蓋体係止解除部とを備える。本発明によれば、医療検査用カセットにおけるカセット本体から蓋体の開放を比較的軽い力で行うことができる。その際、カセット本体内に収容された検体が勢いよく飛散することも回避できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
平面を有するベース部分と、
該ベース部分に取付けられたカセット本体係止部と、
該カセット本体係止部から間隔を空けて該ベース部分上に立設された蓋体係止解除部と
を備える、医療検査用カセットオープナー。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記カセット本体係止部と前記蓋体係止解除部との間の前記間隔が調整可能である、請求項1に記載の医療検査用カセットオープナー。
【請求項3】
前記カセット本体係止部が前記ベース部分に固定されており、該カセット本体係止部と前記蓋体係止解除部との間の前記間隔の調整が該蓋体係止解除部の底面から突出する少なくとも1つの位置決めピンと、該ベース部分の前記長さ方向に沿って設けられた複数のピン孔との嵌合により行われる、請求項2に記載の医療検査用カセットオープナー。
【請求項4】
前記ベース部分の幅方向において、医療検査用カセットの幅に対応するように第2の間隔を空けて配置された2つのカセット側面支持部をさらに備える、請求項1に記載の医療検査用カセットオープナー。
【請求項5】
前記2つのカセット側面支持部の間の前記間隔が調整可能である、請求項4に記載の医療検査用カセットオープナー。
【請求項6】
前記2つのカセット側面支持部の間の前記間隔の調整が、該2つのカセット側面支持部の底面から突出する少なくとも1つの第2の位置決めピンと前記ベース部分の前記幅方向に沿って設けられた複数の第2のピン孔との嵌合により行われる、請求項5に記載の医療検査用カセットオープナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療検査用カセットオープナーに関し、より詳細には医療検査用顕微鏡標本の作製のために使用される医療検査用カセットの本体と蓋体との分離を行うためのオープナーに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
医療検査の現場では、生体から採取した検体を用いて医療検査用の顕微鏡標本が作製され、種々の診断が行われている。顕微鏡標本は、生体から得られた検体を、水洗、アルコールによる水分除去、およびキシレン等の有機溶媒による薬液処理のような各種処理を経た後、パラフィン内に包埋してパラフィンブロックの形態に固化され、当該ブロックを検体とともにスライスすることにより作製される。
【0003】
上記採取した検体を用いて顕微鏡標本の作製に至るまでには、医療検査用カセットと呼ばれる容器が使用される(例えば、特許文献1)。医療検査用カセットは、検体を収容するカセット本体とカセット本体を覆う蓋体で構成されており、カセットの外部と内部との間を連通する多数の透孔が設けられている。採取した検体は当該カセットの内部に収納した状態で透孔を通じて上記薬液処理等が行われるため、臨床検査医が検体を直接触れるような機会は低減される。
【0004】
パラフィンブロックの作製の際には、カセットから蓋体を取り外し、カセット本体の検体を取り出す必要がある。しかし、こうした医療検査用カセットの多くの蓋体は係止爪を介してカセット本体に堅く係止されている。このため、強引に蓋体を開くと内部の検体が飛散するリスクがあり、慎重な作業が必要とされている。それにより多くの検体を取り扱う当該検査に携わる者にとって個々の蓋体の取り外しは非常に煩雑であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-194021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、薬液処理等を終えた検体を収容する医療検査用カセットにおけるカセット本体から蓋体の開放を簡便に行うことのできる医療検査用カセットオープナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、平面を有するベース部分と、
該ベース部分に取付けられたカセット本体係止部と、
該カセット本体係止部から間隔を空けて該ベース部分上に立設された蓋体係止解除部と
を備える、医療検査用カセットオープナーである。
【0008】
1つの実施形態では、上記カセット本体係止部と上記蓋体係止解除部との間の上記間隔は調整可能である。
【0009】
さらなる実施形態では、上記カセット本体係止部は上記ベース部分に固定されており、該カセット本体係止部と上記蓋体係止解除部との間の上記間隔の調整は該蓋体係止解除部の底面から突出する少なくとも1つの位置決めピンと、該ベース部分の上記長さ方向に沿って設けられた複数のピン孔との嵌合により行われる。
【0010】
1つの実施形態では、本発明の医療検査用カセットオープナーはまた、上記ベース部分の幅方向において、医療検査用カセットの幅に対応するように第2の間隔を空けて配置された2つのカセット側面支持部をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)

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