TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025017228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120228
出願日
2023-07-24
発明の名称
X線検査装置
出願人
株式会社イシダ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
23/04 20180101AFI20250129BHJP(測定;試験)
要約
【課題】2つの搬送面をまたがって物品が搬送される構成において、X線の漏洩を防止することができるX線検査装置を提供する。
【解決手段】X線検査装置1は、第1搬送面51a及び第2搬送面52aをまたがった物品Gを支持しながら搬送する搬送ユニット5と、物品Gが入口開口4aから入り出口開口4bへと向かう途中で物品GへのX線の照射により物品Gを検査する検査ユニット15と、入口開口4a及び出口開口4bに設けられ、これらの開口4a,4bから漏洩するX線を遮蔽する遮蔽ユニット40と、を備える。遮蔽ユニット40は、開口4a,4bの上端から第1搬送面51a及び第2搬送面52aまでを遮蔽する第1遮蔽部材41と、開口4a,4bの上端から第1搬送部51及び第2搬送部52の間の隙間Cまでを遮蔽する第2遮蔽部材42と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を搬送方向に搬送する搬送ユニットであって、前記搬送方向に直交する水平方向に離間して配置された第1搬送部及び第2搬送部を有し、前記第1搬送部の第1搬送面及び前記第2搬送部の第2搬送面をまたがった物品を支持しながら搬送する搬送ユニットと、
前記搬送ユニットを覆うように設けられ、前記物品が入口開口から入り出口開口へと向かう途中で、前記物品へのX線の照射により前記物品を検査する検査ユニットと、
前記入口開口及び前記出口開口の少なくとも一方に設けられ、当該少なくとも一方の開口から漏洩する前記X線を遮蔽する遮蔽ユニットと、を備え、
前記遮蔽ユニットは、前記少なくとも一方の開口の上端から前記第1搬送面及び前記第2搬送面までを遮蔽する第1遮蔽部材と、前記少なくとも一方の開口の上端から前記第1搬送部及び前記第2搬送部の間の隙間までを遮蔽する第2遮蔽部材と、を有する、
X線検査装置。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記第2遮蔽部材は板状部材からなり、
前記水平方向に相当する幅方向における前記第2遮蔽部材の両端には、上下方向に延びる軸線を中心に丸められた湾曲端部が形成されている、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
前記第2遮蔽部材は金属製である、請求項1又は請求項2に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記搬送ユニットは、X線照射部からX線検出部に至るX線の通過領域を挟んで並設された一対のフレームを有し、
前記一対のフレームには、前記水平方向に相当する幅方向の外端に位置する一対の外端部を連結する連結部材が取り付けられている、請求項1又は請求項2に記載のX線検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
X線検査装置では、ベルトコンベアによって被検査物が水平な搬送方向に搬送され、搬送方向と直交する方向に延びる隙間を被検査物が通った時にX線が照射され、被検査物を透過したX線の検出データが取得される(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されるように、ベルトコンベアは装置の筐体内に設けられるが、筐体の左右の開口には、可撓性のX線遮蔽材料からなる遮蔽カーテンが取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-109229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の装置では、被検査物に対して斜めにX線を照射するため、搬送ベルトの両側に傾斜ガイドとサイドガイドが配置されている。これらのガイドの内縁部は、搬送方向に直交する断面が略V字状のベルト保持部を構成しており、これにより、被検査物の稜線が、搬送ベルトのV字状の凹所に安定して接触する。
【0005】
ところで、上記のようなガイド部材ではなく、搬送手段そのものが、搬送方向と直交する方向に互いに離間する2つの搬送面を持つ構成も考えられる。2つの搬送面が搬送方向に延在するが、物品は、それら2つの搬送面にまたがった姿勢で搬送される。2つの搬送面の間には、一定の隙間が存在する。2つの搬送面の隙間付近において、搬送方向に延びるX線の漏洩経路が形成される可能性がある。上記した従来の装置では筐体の開口に遮蔽カーテンが取り付けられるが、このような単一の搬送面を前提とした遮蔽カーテンでは、上記漏洩経路を通じてのX線の漏洩を防ぐことは難しい。
【0006】
本発明は、2つの搬送面をまたがって物品が搬送される構成において、X線の漏洩を防止することができるX線検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明の一態様に係るX線検査装置は、物品を搬送方向に搬送する搬送ユニットであって、搬送方向に直交する水平方向に離間して配置された第1搬送部及び第2搬送部を有し、第1搬送部の第1搬送面及び第2搬送部の第2搬送面をまたがった物品を支持しながら搬送する搬送ユニットと、搬送ユニットを覆うように設けられ、物品が入口開口から入り出口開口へと向かう途中で、物品へのX線の照射により物品を検査する検査ユニットと、入口開口及び出口開口の少なくとも一方に設けられ、当該少なくとも一方の開口から漏洩するX線を遮蔽する遮蔽ユニットと、を備える。遮蔽ユニットは、少なくとも一方の開口の上端から第1搬送面及び第2搬送面までを遮蔽する第1遮蔽部材と、少なくとも一方の開口の上端から第1搬送部及び第2搬送部の間の隙間までを遮蔽する第2遮蔽部材と、を有する。
【0008】
[1]のX線検査装置によれば、検査ユニットの入口開口及び出口開口の少なくとも一方の開口に遮蔽ユニットが設けられる。遮蔽ユニットの第1遮蔽部材が、開口の上端から第1搬送面及び第2搬送面までを遮蔽するので、これらの搬送面上の空間を通じてのX線の漏洩が防止される。また遮蔽ユニットの第2遮蔽部材が、開口の上端から第1搬送部及び第2搬送部の間の隙間までを遮蔽する。これにより、隙間を通じてのX線の漏洩が防止される。よって、2つの搬送面をまたがって物品が搬送される構成において、X線の漏洩を防止することができる。
【0009】
[2]上記[1]のX線検査装置において、第2遮蔽部材は板状部材からなり、水平方向に相当する幅方向における第2遮蔽部材の両端には、上下方向に延びる軸線を中心に丸められた湾曲端部が形成されていてもよい。例えば第1搬送部及び第2搬送部の少なくとも一方のベルト等が第2遮蔽部材に接触する場合でも、湾曲端部にベルト等が接触する。よって、接触抵抗が低減され、ベルト等の可動部品の保護が図られる。
【0010】
[3]上記[1]又は[2]のX線検査装置において、第2遮蔽部材は金属製であってもよい。この場合、第2遮蔽部材が第1搬送部及び第2搬送部の少なくとも一方のベルト等に摺接した場合でも、第2遮蔽部材の摩耗は少ない。よって、第2遮蔽部材の保護が図られる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社イシダ
X線検査装置
今日
株式会社イシダ
X線検査装置
今日
個人
集束超音波の測定機
12日前
個人
センサ制御回路
12日前
甲神電機株式会社
電流検出器
5日前
甲神電機株式会社
漏電検出器
5日前
株式会社大真空
センサ
今日
株式会社大真空
センサ
16日前
甲神電機株式会社
電流センサ
5日前
株式会社高橋型精
採尿具
6日前
ダイトロン株式会社
外観検査装置
12日前
株式会社トプコン
測量装置
5日前
学校法人東京電機大学
干渉計
13日前
株式会社国際電気
治具セット
19日前
株式会社諸岡
自動運転作業機
16日前
アズビル株式会社
熱式流量計
6日前
アズビル株式会社
漏液センサ
16日前
豊田合成株式会社
表示装置
5日前
株式会社ミトミ技研
圧力測定装置
12日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
6日前
シャープ株式会社
収納装置
6日前
TDK株式会社
磁気センサ
12日前
理研計器株式会社
ガス検知器
16日前
エスペック株式会社
試験装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
画像検査装置
今日
個人
電気計器用結線器
16日前
アズビル株式会社
真空計測システム
16日前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
13日前
アズビル株式会社
ヒータ温度推定装置
13日前
株式会社東京久栄
水中移動体用採水器
6日前
株式会社ミツトヨ
目盛板姿勢検査方法
19日前
株式会社エー・アンド・デイ
金属検出機
16日前
TDK株式会社
温度センサ
6日前
ローム株式会社
MEMSデバイス
6日前
横河電機株式会社
光源装置
6日前
株式会社島津製作所
ガスクロマトグラフ
12日前
続きを見る
他の特許を見る