TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025020629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124123
出願日2023-07-31
発明の名称サーミスタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01K 7/22 20060101AFI20250205BHJP(測定;試験)
要約【課題】検出精度を向上することができるサーミスタを提供する。
【解決手段】筐体部材の内部と外部とを区画する壁部に組付けられる保持部材3と、保持部材3に保持され、筐体部材の内部の温度を検出するサーミスタ本体5とを備えたサーミスタ1において、サーミスタ本体5が、温度を検出するサーミスタ素子と、サーミスタ素子に電気的に接続されたリード線31と、サーミスタ素子を覆いリード線31が外部に引き出された樹脂部33とを有し、保持部材3が、樹脂部33を保持しサーミスタ素子を筐体部材の内部に配置させる保持部11と、リード線31を筐体部材の外部に引き出す引出部13とを有した。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体部材の内部と外部とを区画する壁部に組付けられる保持部材と、
前記保持部材に保持され、前記筐体部材の内部の温度を検出するサーミスタ本体と、
を備え、
前記サーミスタ本体は、温度を検出するサーミスタ素子と、前記サーミスタ素子に電気的に接続されたリード線と、前記サーミスタ素子を覆い前記リード線が外部に引き出された樹脂部とを有し、
前記保持部材は、前記樹脂部を保持し前記サーミスタ素子を前記筐体部材の内部に配置させる保持部と、前記リード線を前記筐体部材の外部に引き出す引出部とを有するサーミスタ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記保持部には、前記樹脂部を前記筐体部材の内部に露出させる樹脂露出部が設けられている請求項1に記載のサーミスタ。
【請求項3】
前記引出部には、前記リード線を前記筐体部材の内部に露出させるリード線露出部が設けられている請求項1又は2に記載のサーミスタ。
【請求項4】
前記樹脂部は、エポキシ樹脂からなる請求項1又は2に記載のサーミスタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サーミスタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、サーミスタとしては、筐体部材としてのダクトの内部と外部とを区画する壁部に組付けられる保持部材としてのダクト取付用部材を備えている。また、ダクト取付用部材に保持され、ダクトの内部の温度を検出するサーミスタ本体を備えたものが知られている(特許文献1参照)。このサーミスタでは、サーミスタ本体が、温度を検出するサーミスタ素子と、サーミスタ素子に電気的に接続されたリード線と、リード線を覆うようにリード線と一体に設けられた樹脂部とを有する。このようなサーミスタでは、樹脂部を、ダクト取付用部材に組付けることにより、サーミスタ本体が、ダクト取付用部材に組付けられ、サーミスタ素子が、ダクトの内部に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-6323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1のサーミスタでは、保持部材にサーミスタ本体が組付けられた状態において、リード線が、樹脂部で覆われ、樹脂部が、保持部材で覆われている。このため、リード線は、樹脂部と保持部材とで二重に覆われた状態となっており、リード線に、筐体部材の内部の熱が伝達され難くなっている。リード線は、筐体部材の外部に引き出されており、筐体部材の外部の温度の影響を受け易い。リード線に筐体部材の内部の熱が伝達され難いと、筐体部材の内部と、リード線との温度の違いが大きくなる。筐体部材の内部と、リード線との温度の違いが大きくなると、リード線に電気的に接続された温度を検出するサーミスタ素子の検出温度に影響を与える可能性があり、検出精度が低下する可能性があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、検出精度を向上することができるサーミスタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係るサーミスタは、筐体部材の内部と外部とを区画する壁部に組付けられる保持部材と、前記保持部材に保持され、前記筐体部材の内部の温度を検出するサーミスタ本体とを備え、前記サーミスタ本体は、温度を検出するサーミスタ素子と、前記サーミスタ素子に電気的に接続されたリード線と、前記サーミスタ素子を覆い前記リード線が外部に引き出された樹脂部とを有し、前記保持部材は、前記樹脂部を保持し前記サーミスタ素子を前記筐体部材の内部に配置させる保持部と、前記リード線を前記筐体部材の外部に引き出す引出部とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、検出精度を向上することができるサーミスタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るサーミスタの斜視図である。
本実施形態に係るサーミスタの側面図である。
本実施形態に係るサーミスタの断面図である。
本実施形態に係るサーミスタのサーミスタ本体の斜視図である。
本実施形態に係るサーミスタの樹脂部を除いたサーミスタ本体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係るサーミスタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係るサーミスタ1は、例えば、車両に搭載された電池ユニットに対して送風を行うダクトなどの筐体部材(不図示)の内部の温度を検出するために適用される。サーミスタ1は、例えば、ダクトの内部の温度を検出することにより、ダクトから適切な送風を行うことができ、電池ユニットの温度を制御することができる。電池ユニットの温度を制御することにより、電池ユニットによる車両への走行出力を安定化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
端子金具
20日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
8日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
8日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
8日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
8日前
矢崎総業株式会社
配索構造
8日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
7日前
矢崎総業株式会社
照明装置
8日前
矢崎総業株式会社
照明装置
8日前
矢崎総業株式会社
照明装置
7日前
矢崎総業株式会社
照明装置
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
20日前
矢崎総業株式会社
給電装置
14日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
20日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
今日
矢崎総業株式会社
電気接続箱
今日
矢崎総業株式会社
サーミスタ
今日
矢崎総業株式会社
多層筒状体
14日前
矢崎総業株式会社
メスコネクタ
20日前
矢崎総業株式会社
車両用充電部
20日前
矢崎総業株式会社
端子接合装置
14日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
20日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
20日前
矢崎総業株式会社
端子モジュール
20日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
20日前
矢崎総業株式会社
基板用コネクタ
今日
矢崎総業株式会社
コネクタ構造体
7日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
7日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
7日前
矢崎総業株式会社
端子仮固定構造
21日前
矢崎総業株式会社
基板用コネクタ
21日前
矢崎総業株式会社
基板用コネクタ
今日
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
7日前
続きを見る