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公開番号2025011868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114253
出願日2023-07-12
発明の名称端子金具
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】衝撃等の外力に対する強度を向上させる端子金具を提供する。
【解決手段】相手側端子のタブ部100を挿入する角筒状の箱部51を有する端子金具1であって、箱部51は、天板51e、第1側板51b、底板51a及び第2側板51cが周方向で連続し、かつ、天板51eと第2側板51cとが互いのなす角θが直角となる姿勢で近接するように形成される。箱部51は、第2側板51cの第2側縁部51pから箱部51の外方へ突出する起立片57を有する。天板51eは、起立片57を貫通させる孔部51kを有する。孔部51kは、起立片57の突出方向と箱部51の軸方向との双方に直交する幅方向で第2側板51cから離間した位置に形成される。起立片57の中間部57aは、中間部57aの一部を孔部51kに貫通させつつ、天板51eの一部を突出方向に沿った方向で挟み込む屈曲形状を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
相手側端子のタブ部を挿入する角筒状の箱部を有する端子金具であって、
前記箱部は、天板、第1側板、底板及び第2側板が周方向で連続し、かつ、前記天板と前記第2側板とが互いのなす角が直角となる姿勢で近接するように形成され、
前記箱部は、前記第2側板の側縁部から前記箱部の外方へ突出する起立片を有し、
前記天板は、前記起立片を貫通させる孔部を有し、
前記孔部は、前記起立片の突出方向と前記箱部の軸方向との双方に直交する幅方向で前記第2側板から離間した位置に形成され、
前記起立片の中間部は、当該中間部の一部を前記孔部に貫通させつつ、前記天板の一部を前記突出方向に沿った方向で挟み込む屈曲形状を有する、端子金具。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記孔部を貫通して前記天板よりも外部に突出した前記起立片の一部は、前記端子金具がコネクタハウジングのキャビティに収容されるときの逆挿入を抑止するスタビライザである、請求項1に記載の端子金具。
【請求項3】
前記箱部は、前記底板の内面に折り曲げ加工によって重ね合わされ、挿入された前記タブ部に対して弾性接触する弾性接触片を有し、
前記弾性接触片は、前記第2側板の前記側縁部と連結片を介して連続し、
前記起立片は、前記連結片の一部を切り出すことで形成される、請求項1又は2に記載の端子金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子金具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、自動車等の車両では、端子金具を含むコネクタが多数採用されている。特許文献1は、一方の端子金具であるオス端子を含むオスコネクタと、他方の端子金具であるメス端子を含むメスコネクタとの接続を想定した場合のメス端子に関する技術を開示している。メス端子は、オス端子が有するタブ部を挿入する角筒状の箱部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-46175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のメス端子では、打ち抜き加工が施された金属板材を折り曲げることで箱部が形成される。そのため、メス端子が衝撃等の外力を受けた場合、外力を受ける方向によっては、箱部の構造が崩れ、一部が変形したり破損したりするおそれがある。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、衝撃等の外力に対する強度を向上させる端子金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、相手側端子のタブ部を挿入する角筒状の箱部を有する端子金具であって、箱部は、天板、第1側板、底板及び第2側板が周方向で連続し、かつ、天板と第2側板とが互いのなす角が直角となる姿勢で近接するように形成され、箱部は、第2側板の側縁部から箱部の外方へ突出する起立片を有し、天板は、起立片を貫通させる孔部を有し、孔部は、起立片の突出方向と箱部の軸方向との双方に直交する幅方向で第2側板から離間した位置に形成され、起立片の中間部は、中間部の一部を孔部に貫通させつつ、天板の一部を突出方向に沿った方向で挟み込む屈曲形状を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、衝撃等の外力に対する強度を向上させる端子金具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る端子金具の斜視図である。
一実施形態に係る端子金具の一部展開図である。
一実施形態に係る端子金具の平面図である。
一実施形態に係る端子金具の側面図である。
一実施形態に係る端子金具における第2スタビライザの斜視図である。
第2スタビライザを構成する起立片の側面を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて一実施形態に係る端子金具について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1は、一実施形態に係る端子金具1の斜視図である。図2は、端子金具1の一部展開図である。図2では、主として、端子金具1に含まれる箱部51に係る部分が示され、また、箱部51が製品形態に組まれたときに箱部51の内側となる表面が示されている。ここで、端子金具1の製品形態とは、端子金具1が図1に示す状態にあることをいう。図3は、端子金具1の平面図である。図4は、端子金具1の側面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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