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公開番号
2025018119
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121560
出願日
2023-07-26
発明の名称
コネクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01R
13/405 20060101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】端子の変形を抑制しつつ端子を収容するハウジングをインサート成形することができるコネクタを提供する。
【解決手段】5つの端子2Aは、左右方向に沿って並べられる。5つの端子2Bは、左右方向に沿って並べられる。樹脂製のハウジング3は、5つの端子2Aと、5つの端子2Bとを上下方向に並べた状態でインサート成形される。ホルダ4は、ハウジング3内に収容され、5つの端子2Aと5つの端子2Bとの間に設けられた。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1並び方向に沿って並べられた複数の第1端子と、前記第1並び方向に沿って並べられた複数の第2端子と、前記第1端子と前記第2端子とを前記第1並び方向に交差する第2並び方向に並べた状態でインサート成形された樹脂製のハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記ハウジング内に収容され、複数の前記第1端子と複数の前記第2端子との間に設けられたホルダをさらに備えた、
コネクタ。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
複数の前記第1端子及び前記第2端子は各々、中央部と、前記中央部の長さ方向の両端を前記第2並び方向に向けて折り曲げた一対の端部と、を有し、
前記ハウジングは、前記第1端子及び前記第2端子の前記中央部及び前記端部において前記中央部側を収容する中実部と、複数の前記第1端子及び複数の前記第2端子の前記端部の先端をまとめて囲み、相手コネクタが嵌合されるフード部と、を有し、
前記ホルダは、前記ハウジングの前記中実部内に収容された、
コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ホルダは、前記第1並び方向の両側の側面に各々設けられた、前記第2並び方向に沿った位置決め溝を有し、
前記位置決め溝は、前記側面において前記第2並び方向の一方側の端部と他方側の端部との間から前記第2並び方向の一方側の端部に亘って設けられている、
コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ホルダは、前記第2並び方向の両側の側面に前記第1端子及び前記第2端子を収容する端子収容溝が設けられた複数の本体部と、前記本体部を連結する、前記本体部よりも前記第2並び方向の幅が小さい連結部と、を有する、
コネクタ。
【請求項5】
請求項4に記載のコネクタにおいて、
前記本体部は、前記第1並び方向の両側の側面に前記第2並び方向に沿って設けた位置決め溝を有し、
前記位置決め溝は、前記側面において前記連結部よりも前記第2並び方向の一方側から前記第2並び方向の一方側の端部に亘って設けられている、
コネクタ。
【請求項6】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ハウジングは、前記第2並び方向の一方側の側面から突出する組付け突起と、前記第2並び方向の他方側の側面において前記組付け突起と前記第2並び方向において相対する位置に設けられ、前記組付け突起と嵌合する形状の組付け溝と、を有する、
コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の平板状の端子と、端子を収容するハウジングと、を有するコネクタが提案されている(特許文献1)。端子の収容数を増やすため複数の端子を厚さ方向に積層して収容することが考えられる。このようなコネクタをインサート成形すると、金型内で端子が中に浮いた状態または端子の厚さ方向の一方側しか支持されていない状態となる。このため、液状化した樹脂を金型内に充填する際に樹脂の圧力で端子が変形し、端子両端のアライメント不良や他の端子との導通不良などの要因につながる、という課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-22874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子の変形を抑制しつつ端子を収容するハウジングをインサート成形することができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
第1並び方向に沿って並べられた複数の第1端子と、前記第1並び方向に沿って並べられた複数の第2端子と、前記第1端子と前記第2端子とを前記第1並び方向に交差する第2並び方向に並べた状態でインサート成形された樹脂製のハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記ハウジング内に収容され、複数の前記第1端子と複数の前記第2端子との間に設けられたホルダをさらに備えた、
コネクタであること。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、端子の変形を抑制しつつ端子を収容するハウジングをインサート成形することができるコネクタを提供することができる。
【0007】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明のコネクタの斜視図である。
図2は、図1のA-A線断面図である。
図3は、図2に示すホルダの斜視図である。
図4は、図3のB部の部分拡大図である。
図5は、ハウジングを製造するための上金型と、端子2Bを搭載した状態の下金型との前面図である。
図6は、図5に示す下金型のC-C線断面図である。
図7は、ホルダを搭載する直前の図5に示す下金型のD-D線断面図である。
図8は、端子2Aを搭載する直前の図5に示す下金型のC-C線断面図である。
図9は、端子2Aを搭載した後の図5に示すC-C線断面図である。
図10は、図5に示す上金型と下金型とを合わせた状態におけるC-C線断面図である。
図11は、図10のE部の部分拡大図である。
図12は、切断する前及び切断後の図2に示すホルダの後面図である。
図13は、図2に示す複数のホルダを組付ける様子を示す図である。
図14は、図2に示すホルダを3つ組付けた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
【0010】
以下、説明の便宜上、図1~図14に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。なお、左右方向は、本発明の「第1並び方向」に対応し、上下方向は本発明の「第2並び方向」に対応し、前後方向は、本発明の「長さ方向」に対応する。
(【0011】以降は省略されています)
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