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公開番号
2025000206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023099924
出願日
2023-06-19
発明の名称
端子金具
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
4/02 20060101AFI20241224BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】板状の端子金具本体を備える端子金具において、端子金具本体の板厚が厚い場合であっても、超音波接合により十分な接合強度が得られる端子金具を提供する。
【解決手段】電線の導体部分が接合される導体接合部を一方の面に含む、板状の端子金具本体を備え、端子金具本体の導体接合部と対向する反対側の面に凹形状の領域を含む、端子金具である。端子金具本体の導体接合部に、電線と交差する方向に延びる溝が形成されていることが好ましい。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
電線の導体部分が接合される導体接合部を一方の面に含む、板状の端子金具本体を備え、
前記端子金具本体の前記導体接合部と対向する反対側の面に凹形状の領域を含む、端子金具。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記凹形状の領域が、前記導体接合部と対向する反対側の面の全域に形成されている、請求項1に記載の端子金具。
【請求項3】
前記凹形状の領域が、複数の凹部により形成されている、請求項1に記載の端子金具。
【請求項4】
前記端子金具本体の導体接合部に、電線と交差する方向に延びる溝が形成されている、請求項1又は2に記載の端子金具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子金具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電線の導体部分を金属製の端子に接続する方法として、超音波接合方法が知られている(特許文献1参照)。そのような超音波接合方法においては、例えば、複数の芯線からなる導体端部を絶縁外皮から露出させた電線と、2つの側壁を底面から起立させて形成された接続端子とを用意する。そして、導体端部を接続端子の2つの側壁間の底面に位置させ、ホーンで押し付けながら超音波振動を加え、互いに相対摺動されることで、端子、導体が塑性変形し、密着させることで接合される。また、超音波接合する端子の中には、端子と導体の接合面積を増やすため、導体を接続する箇所に凸形状を設けている端子が知られている。
【0003】
超音波接合において良好な接合を得るに当たり、接続するもの同士の塑性変形を促すために摩擦熱等を与え、温度を上昇させることが有効である。しかし、端子の板厚が厚くなると端子自体の温度が上昇しづらくなり、必要な接合強度を得ることが困難となる。すなわち、板厚が厚い端子に対して超音波接合を適用し、十分な接合強度を得ることは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-172927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、板状の端子金具本体を備える端子金具において、端子金具本体の板厚が厚い場合であっても、超音波接合により十分な接合強度が得られる端子金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る端子金具は、電線の導体部分が接合される導体接合部を一方の面に含む、板状の端子金具本体を備え、端子金具本体の導体接合部と対向する反対側の面に凹形状の領域を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、板状の端子金具本体を備える端子金具において、端子金具本体の板厚が厚い場合であっても、超音波接合により十分な接合強度が得られる端子金具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
端部において導体部分が露出した電線の一例を示す斜視図である。
電線の導体部分を、端子金具に導体接合部に超音波接合する様子を示す図である。
本実施形態の端子金具の一例を示す斜視図である。
図2Aに示す端子金具を後方から見た図である。
図2BのA-A線に沿った断面図である。
本実施形態の端子金具の一例を示す斜視図である。
図3Aに示す端子金具を後方から見た図である。
図3BのB-B線に沿った断面図である。
本実施形態の端子金具の他の例を示す斜視図である。
本実施形態の端子金具の他の例を示す斜視図である。
本実施形態の端子金具の他の例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係る端子金具について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
本実施形態の端子金具は、電線の導体部分が接合される導体接合部を一方の面に含む、板状の端子金具本体を備える。そして、端子金具本体の導体接合部と対向する反対側の面に凹形状の領域を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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