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公開番号
2025014203
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116537
出願日
2023-07-18
発明の名称
コネクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/40 20060101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】端子をハウジングに安定して収容することができ、電気的な接続信頼性を保持することができるコネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング3と、ハウジング3に収容され、相手端子205が挿入される箱状の電気接続部23を有する端子5とを備えたコネクタ1において、電気接続部23が、相手端子205と接触される接点部39を有する弾性変形可能な弾性片37と、弾性片37に設けられ接点部39が相手端子205と接触したときの弾性片37の弾性変形方向に向けて延出された接触部41と、接触部41と対向する箱状の壁部に貫通して設けられ接点部39が相手端子205と接触して弾性片37が弾性変形されたときに接触部41をハウジング3に接触させる孔部45とを有し、接触部41を、弾性片37に対して、接点部39より基端側に配置した。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、相手端子が挿入される箱状の電気接続部を有する端子と、
を備え、
前記電気接続部は、前記相手端子と接触される接点部を有する弾性変形可能な弾性片と、前記弾性片に設けられ前記接点部が前記相手端子と接触したときの前記弾性片の弾性変形方向に向けて延出された接触部と、前記接触部と対向する箱状の壁部に貫通して設けられ前記接点部が前記相手端子と接触して前記弾性片が弾性変形されたときに前記接触部を前記ハウジングに接触させる孔部とを有し、
前記接触部は、前記弾性片に対して、前記接点部より基端側に配置されているコネクタ。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記ハウジングには、前記接点部が前記相手端子と接触したときの前記弾性片の弾性変形方向の反対側に、前記端子に係合される係止ランスが設けられている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記電気接続部は、前記接点部が前記相手端子と接触したときの弾性変形方向と反対側へ前記弾性片が変形することを規制する規制部を有する請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記孔部は、前記弾性片の弾性変形方向と直交する方向に位置する箱状の壁部に設けられ、
前記規制部は、前記接触部と対向し、前記接点部が前記相手端子と接触したときの前記弾性片の弾性変形方向の反対側に位置する前記孔部の縁部に設けられている請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジングには、前記接触部に接触しつつ、前記接触部を収容する収容部が設けられている請求項1又は2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、ハウジングと、ハウジングに収容され、相手端子が挿入される箱状の電気接続部を有する端子とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このコネクタでは、端子の電気接続部が、相手端子と接触される接点部を有する弾性変形可能な弾性片としての端子バネを有する。端子バネの自由端には、端子バネの弾性変形方向に向けて延出された接触部が設けられている。端子の電気接続部には、接触部と対向する壁部に貫通して設けられ端子バネが弾性変形されたときに接触部をハウジングに接触させる孔部としての開口箇所が設けられている。接触部がハウジングに接触することにより、端子バネの付勢力によって、ハウジングと端子との間の隙間が詰められ、端子をハウジングに安定して収容することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-135998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1のコネクタでは、接触部が、弾性片の自由端に設けられているので、弾性片の基端と自由端の間において、接触部が、接点部より自由端側に位置している。このため、接触部がハウジングに接触したとき、接触部より弾性片の基端側に位置する接点部に変形が生じ易くなり、電気的な接続信頼性が低下する可能性があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、端子をハウジングに安定して収容することができ、電気的な接続信頼性を保持することができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係るコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、相手端子が挿入される箱状の電気接続部を有する端子とを備え、前記電気接続部は、前記相手端子と接触される接点部を有する弾性変形可能な弾性片と、前記弾性片に設けられ前記接点部が前記相手端子と接触したときの前記弾性片の弾性変形方向に向けて延出された接触部と、前記接触部と対向する箱状の壁部に貫通して設けられ前記接点部が前記相手端子と接触して前記弾性片が弾性変形されたときに前記接触部を前記ハウジングに接触させる孔部とを有し、前記接触部は、前記弾性片に対して、前記接点部より基端側に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、端子をハウジングに安定して収容することができ、電気的な接続信頼性を保持することができるコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るコネクタと相手コネクタの分解斜視図である。
第1実施形態に係るコネクタに相手端子を挿入するときの要部拡大断面図である。
第1実施形態に係るコネクタに相手端子を挿入したときの要部拡大断面図である。
第1実施形態に係るコネクタの端子の斜視図である。
図4の要部拡大図である。
第1実施形態に係るコネクタの端子の一部を断面とした要部拡大斜視図である。
第1実施形態に係るコネクタの端子の一部を断面とした要部拡大斜視図である。
第2実施形態に係るコネクタに相手端子を挿入したときの要部拡大断面図である。
第2実施形態に係るコネクタのハウジングの一部を断面とした斜視図である。
図9の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
(第1実施形態)
図1~図7を用いて第1実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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