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公開番号
2025014682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117445
出願日
2023-07-19
発明の名称
給電装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02G
11/00 20060101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】小型化することができる給電装置を提供する。
【解決手段】一実施形態の給電装置は、第一方向の一方側で開口する第一開口と、第一方向の他方側及び第一方向に交差する第二方向の一方側にわたって開口する第二開口と、を有する第一プロテクタと、基端開口及び先端開口を有し、第一プロテクタ内に設けられているとともに、先端開口が第二開口の第一方向の他方側に突出する延伸位置と、先端開口が第二開口の第二方向の一方側に突出する屈曲位置と、の間で、第一プロテクタに対して回動可能とされた第二プロテクタと、第一開口及び第二開口を経由して第一プロテクタ内を通過するように、かつ、基端開口及び先端開口を経由して第二プロテクタ内を通過するように延びる配索部材と、を備え、延伸位置の第二プロテクタの第二方向の他方側の外側面が、延伸位置の第二プロテクタ内を通過する配索部材に沿った形状をなしている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向の一方側で開口する第一開口と、前記第一方向の他方側及び前記第一方向に交差する第二方向の一方側にわたって開口する第二開口と、を有する第一プロテクタと、
基端開口及び先端開口を有し、前記第一プロテクタ内に設けられているとともに、前記先端開口が前記第二開口の前記第一方向の他方側に突出する延伸位置と、前記先端開口が前記第二開口の前記第二方向の一方側に突出する屈曲位置と、の間で、前記第一プロテクタに対して回動可能とされた第二プロテクタと、
前記第一開口及び前記第二開口を経由して前記第一プロテクタ内を通過するように、かつ、前記基端開口及び前記先端開口を経由して前記第二プロテクタ内を通過するように延びる配索部材と、
を備え、
前記延伸位置の前記第二プロテクタの前記第二方向の他方側の外側面が、前記延伸位置の前記第二プロテクタ内を通過する前記配索部材に沿った形状をなしている
給電装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記外側面は、前記第二プロテクタの回動軸線に対して平行な、かつ、前記第二プロテクタが前記延伸位置にある際に前記第一方向に延びる平面状をなしている
請求項1に記載の給電装置。
【請求項3】
前記屈曲位置の前記第二プロテクタの前記第一方向の一方側の内側面が、前記屈曲位置の前記第二プロテクタ内を通過する前記配索部材の屈曲姿勢に沿った湾曲形状をなしている
請求項1又は2に記載の給電装置。
【請求項4】
前記内側面は、前記基端開口に接続されているとともに前記第二プロテクタが前記屈曲位置にある際に前記第一方向の他方側に向かうに従って前記第二方向の一方側に湾曲する湾曲内面を有する
請求項3に記載の給電装置。
【請求項5】
前記第二プロテクタは、筒状をなして前記先端開口が形成された先端筒部を有し、
前記第二プロテクタが前記延伸位置にある際に、前記先端筒部の中心軸線が前記第二プロテクタの回動軸線よりも前記第二方向の他方側に位置している
請求項1又は2に記載の給電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、給電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電力や信号を送受するために、2つの構造体の間に給電装置を設けることが知られている。例えば、特許文献1には、車両ボディとスライドドアとの間に設けられた給電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-077053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された給電装置では、スライドドアの開閉の動作に応じて、ワイヤハーネスが挿通される回動部材が、支持部材に対し回動するよう構成されている。他方、特許文献1に開示された給電装置では、支持部材が回動部材を収容するよう構成されている。この構成では、回動部材の外形によって、給電装置が大きくなってしまうことがある。
【0005】
本発明の一実施形態は、小型化できる給電装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態の給電装置は、第一方向の一方側で開口する第一開口と、前記第一方向の他方側及び前記第一方向に交差する第二方向の一方側にわたって開口する第二開口と、を有する第一プロテクタと、基端開口及び先端開口を有し、前記第一プロテクタ内に設けられているとともに、前記先端開口が前記第二開口の前記第一方向の他方側に突出する延伸位置と、前記先端開口が前記第二開口の前記第二方向の一方側に突出する屈曲位置と、の間で、前記第一プロテクタに対して回動可能とされた第二プロテクタと、前記第一開口及び前記第二開口を経由して前記第一プロテクタ内を通過するように、かつ、前記基端開口及び前記先端開口を経由して前記第二プロテクタ内を通過するように延びる配索部材と、を備え、前記延伸位置の前記第二プロテクタの前記第二方向の他方側の外側面が、前記延伸位置の前記第二プロテクタ内を通過する前記配索部材に沿った形状をなしている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、給電装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る給電装置の斜視図である。
実施形態に係る第一プロテクタの斜視図である。
実施形態に係る延伸位置にある第二プロテクタの斜視図である。
第二プロテクタが延伸位置にある状態における実施形態に係る給電装置の平面図である。
第二プロテクタが延伸位置にある状態における実施形態に係る第二プロテクタの外側面と配索部材との関係を示す斜視図である。
第二プロテクタが屈曲位置にある状態における実施形態に係る給電装置の平面図である。
第二プロテクタが屈曲位置にある状態における実施形態に係る第二プロテクタの内側面と配索部材との関係を示す斜視図である。
比較例に係る給電装置の構造を示す平面図である。
実施形態の変形例に係る第一プロテクタの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
以下、本発明の実施形態の給電装置について、図面を用いて説明する。本実施形態の給電装置1は、車両が有する車両ボディBDとスライドドアDRとの間に設けられる。この配置により、給電装置1は、車両ボディBD側からスライドドアDR側へ電力供給を行うことができる。
【0010】
(給電装置の構成)
図1に示すように、本実施形態の給電装置1は、第一プロテクタ2と、第二プロテクタ3と、配索部材4とを備える。第二プロテクタ3は、第一プロテクタ2に対して回動軸線AX周りに回動可能に設けられている。配索部材4は、第一プロテクタ2内を通過するように、かつ、第二プロテクタ3内を通過するように延びている。本実施形態において、配索部材4は、電源からの電力を供給するための電線を含むハーネスである。
(【0011】以降は省略されています)
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