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公開番号2025011862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114237
出願日2023-07-12
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組付性を向上し、端子をハウジングに安定して保持することができるコネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング3と、ハウジング3に収容され、相手端子105が挿入される箱状の電気接続部29を有する端子5とを備えたコネクタ1において、電気接続部29が、相手端子105と接触される弾性変形可能な弾性接触片43と、弾性接触片43の自由端に設けられた係止片47と、係止片47と対向する壁部に貫通して設けられ弾性接触片43が弾性変形されたときに係止片47を外部に突出させる孔部51とを有し、ハウジング3に、孔部51から突出する係止片47を収容し、端子5のハウジング3からの離脱方向に対向して配置される被係止部23を有する係止片収容部21を設けた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、相手端子が挿入される箱状の電気接続部を有する端子と、
を備え、
前記電気接続部は、前記相手端子と接触される弾性変形可能な弾性接触片と、前記弾性接触片の自由端に設けられた係止片と、前記係止片と対向する壁部に貫通して設けられ前記弾性接触片が弾性変形されたときに前記係止片を外部に突出させる孔部とを有し、
前記ハウジングには、前記孔部から突出する前記係止片を収容し、前記端子の前記ハウジングからの離脱方向に対向して配置される被係止部を有する係止片収容部が設けられているコネクタ。
続きを表示(約 83 文字)【請求項2】
前記係止片の先端は、前記弾性接触片が弾性変形されたときに、前記係止片収容部の対向面から離間して配置されている請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、ハウジングと、ハウジングに収容され、相手端子が挿入される箱状の電気接続部を有する端子とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このコネクタでは、端子の電気接続部が、相手端子と接触される弾性変形可能な弾性接触片としての端子バネを有する。端子バネの自由端には、係止片としての接触部が設けられている。端子の電気接続部には、接触部と対向する壁部に貫通して設けられ端子バネが弾性変形されたときに接触部を外部に突出させる孔部としての開口箇所が設けられている。開口箇所から突出された接触部は、ハウジングの内壁に接触されて圧入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-135998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1のコネクタでは、孔部から突出する係止片が、ハウジングの内壁に圧入されるので、端子がハウジングに固定され、端子と相手端子とが電気的に接続された状態で、端子をハウジングに安定して保持することができる。しかしながら、係止片を圧入させてしまうと、弾性接触片と相手端子との接圧が高くなり過ぎ、相手端子の挿入力が増大して、組付性が低下する懸念があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、組付性を向上し、端子をハウジングに安定して保持することができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係るコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、相手端子が挿入される箱状の電気接続部を有する端子とを備え、前記電気接続部は、前記相手端子と接触される弾性変形可能な弾性接触片と、前記弾性接触片の自由端に設けられた係止片と、前記係止片と対向する壁部に貫通して設けられ前記弾性接触片が弾性変形されたときに前記係止片を外部に突出させる孔部とを有し、前記ハウジングには、前記孔部から突出する前記係止片を収容し、前記端子の前記ハウジングからの離脱方向に対向して配置される被係止部を有する係止片収容部が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、組付性を向上し、端子をハウジングに安定して保持することができるコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るコネクタと相手コネクタの分解斜視図である。
本実施形態に係るコネクタに相手端子を挿入するときの要部拡大断面図である。
本実施形態に係るコネクタに相手端子を挿入したときの要部拡大断面図である。
本実施形態に係るコネクタの端子に相手端子を挿入したときの要部拡大斜視図である。
本実施形態に係るコネクタのハウジングの要部拡大断面図である。
本実施形態に係るコネクタのハウジングの要部拡大斜視図である。
本実施形態に係るコネクタの端子の斜視図である。
図7の要部拡大図である。
本実施形態に係るコネクタの端子の電気接続部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、例えば、電源と機器、或いは機器と機器など、電気部品の間を電気的に接続するために適用される。コネクタ1は、例えば、一方の電気部品に電気的に接続され、他方の電気部品に電気的に接続された相手コネクタ101と嵌合可能となっている。コネクタ1は、相手コネクタ101と嵌合することにより、電気部品の間を電気的に接続する。
(【0011】以降は省略されています)

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