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公開番号
2025017789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121030
出願日
2023-07-25
発明の名称
攪拌装置
出願人
ミツエム株式会社
代理人
弁理士法人プロテック
,
個人
主分類
B01F
31/441 20220101AFI20250130BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】水に粉末状の食品を混合してなる飲料物における粉っぽさを低減することを可能にする攪拌装置を提供すること。
【解決手段】プロテイン粉末と水とを収納し、振ることによりプロテイン液を生成する攪拌装置1あって、粉末と水とを収納する上下に延びる収納部10と、粉末及び水を入れるとともにプロテイン液を出すべく、収納部10の上部に設けられた上部開閉部11と、収納部10の内部に収納され、巻き径が一定であり、中央部のピッチが密であり、この中央部の両側部のピッチが疎であるコイルばね20と、コイルばねの一方の端部に取り付けられ、収納部10の上部に配置されて、コイルばね20を収納部10の内部に垂下させる中栓21と、コイルばね20の他方の端部に取り付けられ、収納部10を振ってコイルばね20を伸張させた場合に収納部10の底面に当接する衝突体22と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
分散させる物と液体とを収納し、振ることにより前記分散させる物を前記液体に分散させてなる液状体を生成する攪拌装置であって、
前記分散させる物と前記液体とを収納する上下に延びる収納部と、
前記分散させる物及び前記液体を入れるとともに前記液状体を出すべく、前記収納部の上部に設けられた上部開閉部と、
前記収納部の内部に収納され、巻き径が一定であり、中央部のピッチが密であり、この中央部の両側部のピッチが疎であるコイルばねと、
前記コイルばねの一方の端部に取り付けられ、前記収納部の上部に配置されて、前記コイルばねを前記収納部の内部に垂下させる中栓と、
前記コイルばねの他方の端部に取り付けられ、前記収納部を振って前記コイルばねを伸張させた場合に前記収納部の底面に当接する衝突体と、を有することを特徴とする攪拌装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記衝突体は、
内側に前記コイルばねの端部を挿入可能な円筒部と、
前記円筒部の上端から前記円筒部の中心軸に向かって延在するドーナツ形状の平板部と、
前記円筒部と前記平板部との角部に形成された扇形の凹みと、を備え、
当該凹みは、
前記孔部の一部から中心軸に沿って垂直に延びる壁面部と、
当該壁面部の端部から前記円筒部まで延びる水平面部と、
前記壁面部における円周方向両側部から前記水平面部における円周方向両側部に沿って延びる一対の側面部と、
前記一対の側面部における前記水平面部との付け根部分及び前記円筒部を切り欠いて形成した切欠き部と、を有し、
前記切欠き部は、前記コイルばねの端部が挿通可能な切欠き幅を有することを特徴とする請求項1記載の攪拌装置。
【請求項3】
前記円筒部の下端面に、下方に突出する複数の突起部を形成したことを特徴とする請求項2記載の攪拌装置。
【請求項4】
前記平板部の内側の端面に、前記円筒部の中心軸に向かって膨出する複数の膨出部を形成したことを特徴とする請求項2記載の攪拌装置。
【請求項5】
前記平板部の平板面に、複数の孔部を形成したことを特徴とする請求項2、3又は4記載の攪拌装置。
【請求項6】
前記中栓は、
前記収納部の上端部に挿入可能でかつ内側に前記コイルばねの端部を挿入可能な中栓円筒部と、
前記中栓円筒部の上端から外側に延びる鍔部と、
前記中栓円筒部の下端から前記中栓円筒部の中心軸に向かって延在するドーナツ形状の中栓平板部と、
前記中栓円筒部と前記中栓平板部との角部に形成された扇形の中栓凹みと、を備え、
当該中栓凹みは、
前記孔部の一部から中心軸に沿って垂直に延びる中栓壁面部と、
当該中栓壁面部の端部から前記中栓円筒部まで延びる中栓水平面部と、
前記中栓壁面部における円周方向両側部から前記中栓水平面部における円周方向両側部に沿って延びる一対の中栓側面部と、
前記一対の中栓側面部における前記中栓水平面部との付け根部分及び前記中栓円筒部を切り欠いて形成した中栓切欠き部と、を有し、
前記中栓切欠き部は、前記コイルばねの端部が挿通可能な切欠き幅を有することを特徴とする請求項1記載の攪拌装置。
【請求項7】
前記中栓水平面部に、前記中栓壁面部に対向する突起部を形成し、
前記中栓壁面部の外面と前記突起部の内面との間に前記コイルばねの端部が挿通可能であることを特徴とする請求項6記載の攪拌装置。
【請求項8】
前記突起部の先端部の外周側に、前記中栓円筒部の中心軸に向かって上り傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項7記載の攪拌装置。
【請求項9】
前記中栓平板部の平板面に、複数の孔部を形成したことを特徴とする請求項6、7又は8記載の攪拌装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末状の食品と水とを入れて攪拌する攪拌装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術としては、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1には、上下に延びる内側の空間を有し外側にはグリップ形状を有する収納部と、開閉部と、巻き径が一定で、収納部の内部において上下方向に自由に移動可能なコイルばねを有し、収納部に液体(例えば、水)とそれに分散させる物(例えば、油、粉、粒など)とが混合された状態の液状体を収納し、振ることにより分散させる物を液体に分散させ、使用者が手で上下又は左右に振ることで泡立てることを実現する泡立て器について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6964923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、筋肉量アップや筋力向上を目指している者は、ゴールデンタイムともよばれる運動後30分以内にプロテインを飲むことが奨められている。このため、運動後にプロテインを飲むことができるようにプロテインを収納した水筒を携帯する者も増えている。そこで、近年、プロテインをより飲みやすくするために、粉っぽさを低減し、のど越しのよいプロテイン液を作ることができる攪拌装置の出現が望まれている。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決し、水に粉末状の食品を混合してなる飲料物における粉っぽさを低減することを可能にする攪拌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備える。
【0007】
(1) 分散させる物(例えば、プロテイン粉末)と液体(例えば、水)とを収納し、振ることにより前記分散させる物を前記液体に分散させてなる液状体(例えば、プロテイン液)を生成する攪拌装置あって、
前記分散させる物と前記液体とを収納する上下に延びる収納部(例えば、収納部10)と、
前記分散させる物及び前記液体を入れるとともに前記液状体を出すべく、前記収納部の上部に設けられた上部開閉部(例えば、上部開閉部11)と、
前記収納部の内部に収納され、巻き径が一定であり、中央部のピッチが密であり、この中央部の両側部のピッチが疎であるコイルばね(例えば、コイルばね20)と、
前記コイルばねの一方の端部に取り付けられ、前記収納部の上部に配置されて、前記コイルばねを前記収納部の内部に垂下させる中栓(例えば、中栓21)と、
前記コイルばねの他方の端部に取り付けられ、前記収納部を振って前記コイルばねを伸張させた場合に前記収納部の底面に当接する衝突体(例えば、衝突体22)と、を有することを特徴とする攪拌装置。
【0008】
(1)によれば、使用者は、分散させる物と液体とを攪拌装置に入れて手で振ることにより、コイルばねを振動及び揺動を含む運動をさせることで、分散させる物を液体に分散させるように攪拌することができ、その直後に収納部から取り出して用いることができる。コイルばねのピッチに疎密を設けたことにより、コイルばねの部分をおもりとして、振動及び揺動を持続させやすい。そして、さらにそのコイルばねのピッチが密の部分が液状体を掻き回し、剪断効果をもたらす。特に、ピッチが密の部分を中央部に設けたことにより、攪拌装置1を上下に振った場合に、コイルばねにおける中央部から上方の疎の部位が大きく伸縮し、コイルばねにおける中央部から下方の疎の部位は上方の疎の部位よりも伸縮幅が小さい。このため、収納部の下方の部位におけるコイルばねの多くの巻き数を配置することが可能になり、粉末状の物のように収納部の下方の部位に沈殿しやすい物を細かくすることができる。これにより、粉末状の食品の粉っぽさを低減して、のど越しのよい液状体を生成することが可能になる。
また、衝突体が収納部の底面に衝突した瞬間に、コイルばねの上方部位が伸びる一方で、コイルばねの下方部位が縮まるようになる。これにより、衝突体が収納部の底面に衝突した際の衝撃がコイルばねの下方部位によって吸収されるため、収納部を振ったときの衝突音を軽減することが可能になる。
【0009】
(2) (1)において、
前記衝突体は、
内側に前記コイルばねの端部を挿入可能な円筒部(例えば、円筒部220)
前記円筒部の上端から前記円筒部の中心軸に向かって延在するドーナツ形状の平板部(例えば、平板部222)と、
前記円筒部と前記平板部との角部に形成された扇形の凹み(例えば、凹み22a)と、を備え、
当該凹みは、
前記孔部の一部から中心軸に沿って垂直に延びる壁面部(例えば、壁面部225)と、
当該壁面部の端部から前記円筒部まで延びる水平面部(例えば、水平面部226)と、
前記壁面部における円周方向両側部から前記水平面部における円周方向両側部に沿って延びる一対の側面部(例えば、側面部227、227)と、
前記一対の側面部における前記水平面部との付け根部分及び前記円筒部を切り欠いて形成した切欠き部(例えば、切欠き228、228)と、を有し、
前記切欠き部は、前記コイルばねの端部が挿通可能な切欠き幅を有することを特徴とする攪拌装置。
【0010】
(2)によれば、切欠き部にコイルばねの端部を挿通して、ばね間に水平面部を挟み付けたり、切欠き部の上下面に隣り合う2つの巻き線を係合させたりすることにより、コイルばねの端部に衝突体を取り付けることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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