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公開番号
2025026221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023136665
出願日
2023-08-08
発明の名称
塩素ガス発生装置
出願人
個人
代理人
主分類
B01J
7/00 20060101AFI20250214BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 家庭用品品質表示法の雑貨工業品品質表示規定の別記に記載されている塩素ガス発生装置は、塩素ガスの発生反応のスピードが速く、薬剤の添加と同時に塩素ガスが発生する。このため、測定者が蓋を閉めるのに時間がかかると測定者が毒ガスである塩素ガスを吸ってしまう危険があり、さらに蓋を開けている時に逃げた塩素ガスにより測定値が不正確になる。
【解決手段】 反応容器の蓋に薬剤添加用の穴を設け、蓋部ガイドソケットを通じて添加する。反応容器内部に反応槽が確実に添加位置に来るように底部ガイドソケットを設ける。蓋部分の薬剤添加用の穴を密閉せず、圧力によって簡単に外れるようにする。蓋をあけることなく薬剤を添加でき、測定者が塩素ガスを吸ってしまう危険性がなくなり、たとえ内部が見えない状況でも確実に添加できるようにする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
塩素ガス発生量を測定する際に、蓋を開けることなく外部から薬剤を添加できる蓋と反応容器からなる塩素ガス発生装置。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
反応容器内部を外部から確認することなく薬剤を添加できる請求項1に記載の塩素ガス発生装置。
【請求項3】
予測されない塩素ガスの発生による反応容器内部の圧力の高まりを蓋の薬剤添加部分から逃がす事の出来る請求項1に記載の塩素ガス発生装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は塩素系漂白剤または洗剤または洗浄剤と酸性洗剤または洗浄剤を同時に使用する、または、意図せず混合状態になった際に発生する塩素ガスの発生量を予め測定するための塩素ガス発生装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
塩素ガス発生試験については、消費者庁の家庭用品品質表示法の雑貨工業品品質表示規定の別記に記載されており、この中に塩素ガス発生量測定装置の図が示されている。一般的には装置内の底部にある反応槽に予め反応用の薬剤を入れて置き、別の薬剤を後から加えたら蓋をし、発生する気体を装置の内部から一定量吸引し、塩素ガス含有量を測定装置につないで測定する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
雑貨工業品品質表示規定の別記に記載されている装置(二)測定方法ハに「直ちに容器の蓋をして、マグネチックスターラーにて混合し、」と記載されているが、この塩素ガスの発生反応はスピードが速く、薬剤の添加と同時に塩素ガスが発生する。このため、測定者が蓋を閉めるのに時間がかかると測定者が毒ガスである塩素ガスを吸ってしまう危険があり、さらに蓋を開けている時に逃げた塩素ガスにより測定値が不正確になる。
【0004】
本発明では蓋を開けることなく、外部から薬剤を安全に添加できる塩素ガス発生装置を提供することにある。また、特に反応容器が不透明な材質で内部が見えない状況でも確実に規定量の薬剤を添加できる塩素ガス発生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
反応容器の蓋に薬剤添加用の穴を設け、蓋部ガイドソケットを通じて添加する。
【0006】
反応容器内部に反応槽が確実に添加位置に来るように底部ガイドソケットを設ける。
【0007】
蓋部分の薬剤添加用の穴を密閉せず、圧力によって簡単に外れるようにする。
【発明の効果】
【0008】
このことにより、蓋をあけることなく薬剤を添加でき、測定者が塩素ガスを吸ってしまう危険性がなくなり、たとえ内部が見えない状況でも確実に添加できるようにする。このため、塩素ガス発生量の測定値が不正確になるのを防ぐことができる。また、異常な反応で塩素ガスが多量に発生した場合に、容器の耐圧を超えないように、蓋に容易に外れる空隙を持つ事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【】
)
【0009】
家庭用品品質表示法の雑貨工業品品質表示規定の別記に記載されている装置
本発明による蓋付反応容器全体
本発明による蓋部塩素ガス吸引口及び薬剤挿入口兼緊急時ガス排出口及び内部撹拌ファンの位置関係図
本発明による蓋ガイドソケットの付いた薬剤挿入口挿入用器具図
【発明を実施するための形態】
【0010】
図2は本発明に係る塩素ガス発生装置の実施例の全体図を示す。蓋部ガイドラインと底部ガイドラインによって、外から確認せずに反応容器(ビーカー等)に薬剤を正確に添加することができる。図3には、同一円周上に配置された塩素ガス吸入口と薬剤挿入口があり、この薬剤挿入口は塞いでいないため緊急時には予期せず発生する塩素ガスを排出するようになっている。同一円周上にあれば直線状に配置されていなくても良い。図4は、蓋部ガイドラインと薬剤を添加するビュレット等の構成図で、蓋部ガイドラインは通常は蓋に付いているが、薬剤をビュレット等に吸引する際には取り外してビュレット等に付けておいても良い。また不透明な反応容器を使用する場合には、ビュレットは先端が基準となるタイプ(外で薬剤を吸って規定目盛りに合わせると、手を放して滴下するだけで規定量が滴下されるタイプ)を使用すると良い。また、ビュレットでなくてもピペットや予め測定したガラス管等を使用しても良い。
【符号の説明】
(【0011】以降は省略されています)
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