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公開番号
2025027619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023132548
出願日
2023-08-16
発明の名称
触媒及びその製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
主分類
B01J
27/182 20060101AFI20250220BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】高い触媒活性を有する触媒及びその製造方法を提供する。
【解決手段】SiO
2
及びZrO
2
を含む多孔質ガラス担体に金微粒子が担持されてなる触媒。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
SiO
2
及びZrO
2
を含む多孔質ガラス担体に金微粒子が担持されてなる触媒。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記多孔質ガラス担体がさらにTiO
2
を含む、請求項1に記載の触媒。
【請求項3】
前記多孔質ガラス担体の細孔径分布の中央値が1~1000nm以下である、請求項1又は2に記載の触媒。
【請求項4】
前記金微粒子の平均粒子径が0.1~10nm以下である、請求項1又は2に記載の触媒。
【請求項5】
排ガス浄化用触媒である、請求項1又は2に記載の触媒。
【請求項6】
請求項1又は2に記載された触媒の製造方法であって、
ハロゲンを含まない3価の金化合物が分散したpH8以上の溶液中で、弱酸の共役塩基の存在下において、金化合物の加水分解反応を進行させて金錯体溶液を得る溶液調製工程、
前記金錯体溶液を前記多孔質ガラス担体へ含浸させ、前記多孔質ガラス担体に金微粒子を担持させる担持工程を備える、触媒の製造方法。
【請求項7】
前記多孔質ガラス担体は、スピノーダル分相したガラスの一方の相を酸で溶出することにより製造される、請求項6に記載の触媒の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 950 文字)
【背景技術】
【0002】
金微粒子を酸化物等の担体表面に担持した金微粒子担持触媒の応用が検討されている。当該触媒は、例えば、一酸化炭素酸化除去などの室内空気浄化、NOx低減等の大気環境保全、水素中の一酸化炭素選択酸化等の燃料電池関連反応、プロピレンからのプロピレンオキサイド合成反応等の化学プロセス用反応等への応用が検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には金ヒドロキソ陰イオン錯体溶液をSiO
2
担体粉末に加えた後、水分を蒸発乾固させ、350℃で焼成することにより得られる金微粒子担持体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-259993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
金微粒子担持体は金微粒子だけでなく酸化物担体も触媒活性に寄与しうる。しかし、SiO
2
担体は活性が低いため、金微粒子担持体の更なる触媒活性向上が難しい。
【0006】
本発明は、上記した従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、その主目的は、高い触媒活性を有する触媒及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、鋭意研究の結果、担体の成分を調整することにより、SiO
2
担体以上の触媒活性が得られることを見出した。以下において、上記課題を解決する触媒及びその製造方法の各態様について説明する。
【0008】
態様1の触媒は、SiO
2
及びZrO
2
を含む多孔質ガラス担体に金微粒子が担持されてなることを特徴とする。
【0009】
態様2の触媒は、態様1において、多孔質ガラス担体がさらにTiO
2
を含むことが好ましい。
【0010】
態様3の触媒は、態様1又は態様2において、多孔質ガラス担体の細孔径分布の中央値が1~1000nmであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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