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公開番号
2025012261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114981
出願日
2023-07-13
発明の名称
フィルタ付きタンク
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人青莪
主分類
B01D
35/027 20060101AFI20250117BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】液体を収納するタンク本体1と、タンク本体1の上面部に設けられた筒状の注入口2に挿入される、上端に注入用開口部3aを有する有底筒状のフィルタ3とを備えるフィルタ付きタンクにおいて、フィルタ3内の液面レベルの上昇によりタンク本体1内における空気と液体との置換の円滑性が損なわれることを防止できるようにする。
【解決手段】フィルタ3の上端部にフィルタフランジ部31が設けられると共に、注入口2の上端部に、フィルタフランジ部31が内挿される注入口フランジ部21が設けられる。注入口フランジ部21の内周面にフィルタフランジ部31が着座する受け座22が突設される。フィルタフランジ部31の外周面に切欠き部32が形成される。また、受け座22に、切欠き部32に臨む溝部23が形成され、タンク本体1の内部空間が溝部23と切欠き部32とを介して大気開放される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を収納するタンク本体と、タンク本体の上面部に設けられた筒状の注入口に挿入される、上端に液体注入用の開口部を有する有底筒状のフィルタとを備えるフィルタ付きタンクにおいて、
フィルタの上端部にフィルタフランジ部が設けられると共に、注入口の上端部に、フィルタフランジ部が内挿される注入口フランジ部が設けられ、注入口フランジ部の内周面にフィルタフランジ部が着座する受け座が突設され、フィルタフランジ部の外周面に切欠き部が形成され、受け座に、切欠き部に臨む溝部が形成され、タンク本体の内部空間が溝部と切欠き部とを介して大気開放されることを特徴とするフィルタ付きタンク。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記溝部は、前記受け座の下端に達しないように形成されることを特徴とする請求項1記載のフィルタ付きタンク。
【請求項3】
前記溝部の下端面の径方向内方寄りの部分に、上方への突起部が設けられることを特徴とする請求項2記載のフィルタ付きタンク。
【請求項4】
前記フィルタを、前記切欠き部が前記溝部に合致するように、前記注入口に対し周方向に位置決めする位置決め手段を備えることを特徴とする請求項1~3の何れか1項記載のフィルタ付きタンク。
【請求項5】
請求項4記載のフィルタ付きタンクであって、前記注入口は、前記タンク本体に一体の内筒部と、内筒部の外側に螺着される外筒部との内外二重筒構造に構成され、外筒部の上端に前記注入口フランジ部が設けられるものにおいて、
前記位置決め手段は、前記フィルタの上部の周方向所定箇所に設けた径方向内方に窪む凹部と、注入口フランジ部の内周面の周方向所定箇所に設けた、径方向内方に突出して凹部に係合する凸部とで構成され、凸部は、外筒部を内筒部に螺着させるときに使用する工具の係合部に兼用されることを特徴とするフィルタ付きタンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽洗浄装置等において洗剤等の液体を貯留するのに用いるフィルタ付きタンクであって、液体を収納するタンク本体と、タンク本体の上面部に設けられた筒状の注入口に挿入される、上端に注入用開口部を有する有底筒状のフィルタとを備えるものに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種のフィルタ付きタンクとして、特許文献1により、フィルタの構成要素であるフィルタフレームの上部に通気孔を形成し、タンク本体の内部空間が通気孔とフィルタ上端の注入用開口部とを介して大気開放されるようにしたものが知られている。このものでは、注入用開口部からフィルタ内に注入された液体がフィルタでろ過されてタンク本体内に注入される際に、タンク本体内の空気が通気孔と注入用開口部とを介してタンク外部に逃げて、タンク内における空気と液体との置換が行われる。
【0003】
然し、フィルタ内への液体の注入流量を多くすると、フィルタ内の液面レベルが上昇して、通気孔が液面下に沈んでしまうことがある。この場合には、タンク本体内の空気が外部に逃げ出せなくなって、タンク本体内における空気と液体との置換が円滑に行われなくなる。その結果、注入用開口部から液体が溢れやすくなったり、タンク本体内への液体の注入に時間がかかるといった不具合を生ずる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-40574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、フィルタ内の液面レベルの上昇によりタンク本体内における空気と液体との置換の円滑性が損なわれることを防止できるようにしたフィルタ付きタンクを提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、液体を収納するタンク本体と、タンク本体の上面部に設けられた筒状の注入口に挿入される、上端に液体注入用の開口部を有する有底筒状のフィルタとを備えるフィルタ付きタンクにおいて、フィルタの上端部にフィルタフランジ部が設けられると共に、注入口の上端部に、フィルタフランジ部が内挿される注入口フランジ部が設けられ、注入口フランジ部の内周面にフィルタフランジ部が着座する受け座が突設され、フィルタフランジ部の外周面に切欠き部が形成され、受け座に、切欠き部に臨む溝部が形成され、タンク本体の内部空間が溝部と切欠き部とを介して大気開放されることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、フィルタ内の液面レベルがフィルタ上端に達したとしても、タンク本体内の空気は、受け座の溝部とフィルタフランジ部の切欠き部とを介してタンク外部に逃げる。従って、フィルタ内の液面レベルの上昇によりタンク本体内における空気と液体との置換の円滑性が損なわれることを防止でき、注入用開口部から液体を溢れさせることなくタンク本体内に液体を速やかに注入することができる。
【0008】
また、本発明において、受け座の溝部は、受け座の下端に達しないように形成されることが望ましい。これによれば、溝部が下端面を有するものとなって、フィルタフランジ部の切欠き部を通して溝部に落下した異物が溝部の下端面で受け止められるようになる。従って、タンク本体内への異物の落下を抑制することができる。
【0009】
この場合、溝部の下端面の径方向内方寄りの部分に、上方への突起部を設けてもよい。これによれば、溝部の下端面から異物が落下することを突起部で防止でき、タンク本体内への異物の落下をより確実に抑制できる。
【0010】
また、本発明においては、フィルタを、フィルタフランジ部の切欠き部が受け座の溝部に合致するように、注入口に対し周方向に位置決めする位置決め手段を備えることが望ましい。これによれば、切欠き部が溝部からずれてしまうことを防止して、タンク本体内における空気と液体の置換の円滑性を確実に確保できる。ここで、注入口が、タンク本体に一体の内筒部と、内筒部の外側に螺着される外筒部との内外二重筒構造に構成され、外筒部の上端に注入口フランジ部が設けられる場合、位置決め手段を、フィルタの上部の周方向所定箇所に設けた径方向内方に窪む凹部と、注入口フランジ部の内周面の周方向所定箇所に設けた、径方向内方に突出して凹部に係合する凸部とで構成して、凸部を、外筒部を内筒部に螺着させるときに使用する工具の係合部に兼用することが望ましい。これによれば、位置決め用の凸部に工具を係合させて外筒部を内筒部に螺着させることができ、合理的である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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