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公開番号2025098964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024213784
出願日2024-12-06
発明の名称アンモニア分解触媒およびアンモニア分解触媒の製造方法
出願人エスケー イノベーション カンパニー リミテッド,SK INNOVATION CO.,LTD.
代理人個人,個人
主分類B01J 37/08 20060101AFI20250625BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】向上した水分安定性および活性を有するアンモニア分解触媒およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】本開示の実施形態に係るアンモニア分解触媒の製造方法では、ランタンおよび異種金属を含む金属酸化物と、アルミニウム酸化物との混合物を準備し、混合物をスチーム処理して担体を形成し、担体に活性金属を担持してアンモニア分解触媒を製造することができる。本開示の実施形態によるアンモニア分解触媒は、前述の製造方法により製造される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ランタンおよび異種金属含有金属酸化物とアルミニウム酸化物との混合物を準備するステップと、
前記混合物をスチーム処理して担体を形成するステップと、
前記担体に活性金属を担持するステップとを含む、アンモニア分解触媒の製造方法。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記スチーム処理は、300℃~700℃の温度で行われる、請求項1に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項3】
前記スチーム処理は、500ppm~40,000ppmの水分含有量を有する水蒸気雰囲気で行われる、請求項1に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項4】
前記スチーム処理は、1時間~100時間行われる、請求項1に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項5】
前記担体はランタンおよびアルミニウム含有複合酸化物と、異種金属酸化物とを含む、請求項1に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項6】
前記スチーム処理により、前記アルミニウム酸化物がランタンと反応して前記ランタンおよびアルミニウム含有複合酸化物に変換される、請求項5に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項7】
前記異種金属酸化物は、多孔性構造または構造的欠陥(defect)を有する、請求項5に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項8】
前記ランタンおよび異種金属含有金属酸化物からランタンが除去され、多孔性構造または構造的欠陥を有する前記異種金属酸化物が形成される、請求項7に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項9】
前記ランタンおよびアルミニウム含有複合酸化物は、ペロブスカイト結晶構造を有する、請求項5に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
【請求項10】
前記担体に活性金属を担持するステップは、前記担体および前記活性金属を還元雰囲気で熱処理することを含む、請求項5に記載のアンモニア分解触媒の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アンモニア分解触媒およびアンモニア分解触媒の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境問題のために、大気中の温室効果ガスまたは有害ガスを低減する技術が開発されている。これにより、石油、石炭などの化石燃料の使用を置き換えるために、新再生エネルギーの需要が高まっている。新再生エネルギーの1つとしては、主に水素が使用されている。
【0003】
アンモニア(NH

)は、無炭素燃料であり、水素を効率的に貯蔵して輸送することができる。例えば、アンモニアを分解して水素(H

)および窒素(N

)を発生させることができ、アンモニアから発生した水素を燃料電池(fuel cell)などに供給することができる。しかし、アンモニアが水素および窒素に分解される反応は吸熱反応であり、分解過程で大量の熱およびエネルギーが消費され得る。
【0004】
したがって、熱およびエネルギーの消費量を低減しながらアンモニアを効率的に分解するために、アンモニア分解触媒を使用することができる。アンモニア分解触媒は、ニッケル、鉄などの遷移金属、またはパラジウム、ルテニウムなどの白金族元素のような活性金属を用いてアンモニアの分解反応を促進することができる。
【0005】
アンモニア分解反応の過程において、アンモニアガスに含まれる他の成分、例えば水分などによってアンモニア分解触媒の性能が低下することがある。そのため、アンモニアの分解速度が低下するか、または水素の生産効率が低下することがある。そこで、高い活性を有しながらも安定性および寿命特性が向上したアンモニア分解触媒の開発が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の1つの課題は、向上した水分安定性および活性を有するアンモニア分解触媒を提供することである。
【0007】
本開示の1つの課題は、向上した水分安定性および活性を有するアンモニア分解触媒の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の実施形態によるアンモニア分解触媒の製造方法では、ランタンおよび異種金属を含む金属酸化物と、アルミニウム酸化物との混合物を準備し、混合物をスチーム処理して担体を形成し、担体に活性金属を担持することにより、アンモニア分解触媒を製造することができる。
【0009】
いくつかの実施形態では、前記スチーム処理は、300℃~700℃の温度で行うことができる。
【0010】
いくつかの実施形態では、前記スチーム処理は、500ppm~40,000ppmの水分含有量を有する水蒸気雰囲気で行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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