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公開番号2025022385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126902
出願日2023-08-03
発明の名称汚泥掻寄機
出願人住友重機械エンバイロメント株式会社
代理人弁理士法人雄渾
主分類B01D 21/18 20060101AFI20250206BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】チェーンを支持するガイドレールをフライトの支持部と一体的に構成された簡易な構造で部品の点数を減らし、スロッシング対策を実現したチェーンフライト式汚泥掻寄機を提供する。
【解決手段】汚泥掻寄機は、汚泥又はスカムの掻き寄せを行うフライトと、フライトを支持するチェーンと、チェーンを支持するチェーン支持部材と、フライト下端に設けられたフライトシューと、チェーン支持部材とフライトシューを底面から支持する水面ガイドレールと、を備えている。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
汚泥又はスカムの掻き寄せを行うフライトと、
前記フライトを支持するチェーンと、
前記チェーンを支持するチェーン支持部材と、
前記フライト下端に設けられたフライトシューと、
前記チェーン支持部材と前記フライトシューを底面から支持する水面ガイドレールと、
を備えることを特徴とする汚泥掻寄機。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記フライトは、前記フライトの左右方向への動きを規制する構造を有することを特徴とする
請求項1に記載の汚泥掻寄機。
【請求項3】
前記水面ガイドレールは、前記フライトの上方向及び左右方向への動きを規制する規制部材を有することを特徴とする請求項1に記載の汚泥掻寄機。
【請求項4】
前記チェーン支持部材は、前記水面ガイドレールに固定されている
ことを特徴とする、請求項1から3に記載の汚泥掻寄機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、沈殿池の池底に堆積する汚泥を掻寄せる汚泥掻寄機に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
チェーンフライト式汚泥かき寄せ機は従来から矩形槽の沈殿池に用いられる装置で、沈殿池に沈降分離した汚泥をピットに掻き寄せるために設置するものである。汚泥かき寄せ機は、2連の無終端チェーンに一定の間隔で取り付けられたフライトを池底に設置したレール上を滑らせ沈降した汚泥をピットに掻き寄せる装置である。
【0003】
汚泥かき寄せ機は沈殿池に通水した状態で稼働さるため、地震時には水面が揺動するいわゆるスロッシングと呼ばれる現象が発生することがある。スロッシングが発生すると水面付近にあるフライトが水の揺動の影響受けフライトの脱落や各軸からの脱輪等の不具合が発生し、運転復旧のためには水を抜きフライトやチェーンを元に戻す必要出てくるため、昨今ではスロッシングに対抗したフライトの保持技術が開発されている。
【0004】
特許文献1では、沈殿池内に配置されたチェーンと、前記チェーンにより駆動され、前記沈殿池内の汚泥を掻き寄せるフライト可動体と、前記フライト可動体の両端部に設けられたストッパと、前記フライト可動体が前記沈殿池の池底を走行する時に該フライト可動体の走行をガイドする池底ガイドレールと、前記フライト可動体が前記沈殿池の水面を走行する時に該フライト可動体の走行をガイドする水面ガイドレールと、前記水面ガイドレール上を走行する前記フライト可動体の上方向及び横方向の動きを規制するガードレールと、を備えており、前記フライト可動体は、前記水面ガイドレール上を摺動自在なガイドシューを有しており、前記ガードレールは前記ストッパが該ガードレールに当たることで前記フライト可動体の上方向及び横方向の動きを規制し、前記ストッパ及び前記ガードレールは前記沈殿池の水面よりも下に位置しており、前記ストッパの幅は、前記フライト可動体の幅よりも広いことを特徴とする汚泥掻寄機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-231627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術では、フライトの支持方法において、フライトの両端部においてシューを設けてガイドレールで支持する。また、フライトの両端部において、ストッパとなる部材を設け、フライト可動体の上方向及び横方向の動きを規制することにより、スロッシングによりフライトが水の揺動の影響受け、フライトの脱落や各軸からの脱輪等の不具合が発生するのを防止する。
【0007】
しかし、この従来技術の支持方法は、フライトだけでなくチェーンもフライトの両端部に設けたシューで支持するため、チェーンと支持部が水平的に離隔することとなり、力のモーメントが端部フライトに作用する。そのため、フライト板及びチェーンを構造的に支持する基台となる部材を介して支持する必要がある。
また、シューの摺動面の特にチェーン側の面の荷重が大きくなる半面、沈殿池側壁側の荷重は小さくなるため、シューの摺動面のチェーン側の面の摩耗のみが大きくなる。
【0008】
そこで、本発明の課題は、簡易な構造で、スロッシング対策を実現したチェーンフライト式汚泥掻寄機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、チェーンを支持する部材と、フライトシューと、水面ガイドレールと、を備えることにより、スロッシング対策を実現可能となることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の汚泥掻寄機である。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の汚泥掻寄機は、汚泥又はスカムの掻き寄せを行うフライトと、フライトを支持するチェーンと、チェーンを支持するチェーン支持部材と、フライト下端に設けられたフライトシューと、チェーン支持部材とフライトシューを底面から支持する水面ガイドレールと、を備えていることを特徴とする。
この特徴によれば、チェーンと、チェーン支持部材と、チェーンに取り付けられたフライトシューと、フライトシューを支持する水面ガイドレールという、構成部品点数の少ない簡易な構造の汚泥掻寄機を提供できる。
(【0011】以降は省略されています)

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