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公開番号2025051105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023160029
出願日2023-09-25
発明の名称二酸化炭素回収システム
出願人株式会社大真空
代理人個人
主分類B01D 53/62 20060101AFI20250328BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】大型の設備を必要とすることなく、自然エネルギーを利用して、二酸化炭素を吸収した吸収材から二酸化炭素を脱離させて回収できるようにする。
【解決手段】太陽光によって加熱される集熱装置を備え、集熱装置は、二酸化炭素を吸収した吸収材を有する二酸化炭素捕集モジュールが収容される収容空間を囲む外装体を少なくとも有し、外装体は、長手方向を有し、当該長手方向が、水平方向に対して傾斜するように立設される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二酸化炭素を吸収した吸収材を加熱して、前記吸収材から二酸化炭素を脱離させて回収する二酸化炭素回収システムであって、
太陽光によって加熱される集熱装置を備え、
前記集熱装置は、前記吸収材を有する二酸化炭素捕集モジュールが収容される収容空間を囲む外装体を少なくとも有し、
前記外装体は、長手方向を有し、当該長手方向が、水平方向に対して傾斜するように立設される、
二酸化炭素回収システム。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記集熱装置は、太陽光を前記外装体へ集光するための集光部を備える、
請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項3】
前記外装体の前記長手方向に沿う軸線の、水平方向に対する傾斜角度が、45度~90度である、
請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項4】
前記集熱装置は、前記二酸化炭素捕集モジュールを収容するモジュール収容体を有し、
前記外装体は、前記モジュール収容体との間に空間を形成するように該モジュール収容体を覆い、
前記モジュール収容体は、長手方向を有し、当該長手方向が、前記外装体と共に、水平方向に対して傾斜するように立設され、
前記集熱装置は、前記モジュール収容体と前記外装体との間の前記空間に、太陽光によって加熱される熱媒体を保持する、
請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項5】
前記外装体を第1外装体とし、前記集熱装置は、前記第1外装体を覆って、当該第1外装体との間に断熱空間を形成する第2外装体を更に有する、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項6】
前記熱媒体が水である、
請求項4に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項7】
前記吸収材が、アミン系の吸収材である、
請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素を回収するシステムに関し、更に詳しくは、二酸化炭素を吸収させた吸収材から二酸化炭素を脱離させて回収する二酸化炭素回収システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、代表的な地球温暖化ガスである二酸化炭素を回収して、その有効利用を図るための技術開発がなされている。特に、二酸化炭素の排出量が多い、火力発電所、鉄鋼プラント、あるいは、化学プラント等においては、二酸化炭素の排出量の削減が強く求められている。
【0003】
実用化されている二酸化炭素の回収技術として、例えば、アミンの水溶液に二酸化炭素を吸収させる化学吸収法がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-104775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる化学吸収法では、二酸化炭素を吸収させた吸収材を加熱して、二酸化炭素を吸収材から脱離させるのに必要な熱エネルギーが大きく、また、上記のような各種プラントでは、設備が大型化してしまう。
【0006】
本発明は、上記のような点に鑑みて為されたものであって、大型の設備を必要とすることなく、自然エネルギーを利用して、二酸化炭素を吸収した吸収材から二酸化炭素を脱離させて回収できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0008】
(1)本発明に係る二酸化炭素回収システムは、二酸化炭素を吸収した吸収材を加熱して、前記吸収材から二酸化炭素を脱離させて回収する二酸化炭素回収システムであって、
太陽光によって加熱される集熱装置を備え、前記集熱装置は、前記吸収材を有する二酸化炭素捕集モジュールが収容される収容空間を囲む外装体を少なくとも有し、前記外装体は、長手方向を有し、当該長手方向が、水平方向に対して傾斜するように立設される。
【0009】
本発明に係る二酸化炭素回収システムによると、集熱装置は、吸収材を有する二酸化炭素捕集モジュールが収容される収容空間を囲む外装体を有し、太陽光によって加熱されるので、外装体を介して収容空間に収容される二酸化炭素捕集モジュールを、太陽光によって加熱することができる。
【0010】
これによって、自然エネルギーである太陽エネルギーを有効に利用して、収容空間に収容された二酸化炭素捕集モジュールの吸収材を加熱して、吸収材から二酸化炭素を脱離させて回収することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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