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公開番号2025019922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123828
出願日2023-07-28
発明の名称安全キャビネット
出願人株式会社日立産機システム
代理人青稜弁理士法人
主分類B01L 1/00 20060101AFI20250131BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】安全キャビネットにおいて、作業台の汚染度に応じた有効的な殺菌を行う。
【解決手段】一対の殺菌灯ユニットは、作業室の背面部に殺菌灯の両端部がソケット部材に差し込まれた状態で作業室の正面においてV字状に配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
作業空間を構成する作業室の作業台の表面を殺菌するための殺菌灯を備える安全キャビネットにおいて、
前記作業室の背面部に設けられ、前記殺菌灯とソケット部材を内蔵する一対の殺菌灯ユニットを備え、
前記ソケット部材は、
前記殺菌灯の両端部が差し込まれることにより前記殺菌灯を支持し、
前記一対の殺菌灯ユニットは、
前記作業室の前記背面部に、前記殺菌灯の両端部が前記ソケット部材に差し込まれた状態で前記作業室の正面においてV字状に配置されていることを特徴とする安全キャビネット。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記一対の殺菌灯ユニットは、
前記作業台の表面に対して下方かつ中央部に向けて傾斜した状態で前記作業室の前記背面部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の安全キャビネット。
【請求項3】
前記一対の殺菌灯ユニットを前記V字状に配置することにより、汚染度の高い前記作業台の前記中央部に前記殺菌灯から殺菌線量の高い紫外線を照射することを特徴とする請求項2に記載の安全キャビネット。
【請求項4】
前記一対の殺菌灯ユニットを前記V字状に配置することにより、前記殺菌灯の点灯中を目視可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の安全キャビネット。
【請求項5】
前記殺菌灯ユニットは、
前記作業室の前記背面部に、前記殺菌灯の両端部が前記ソケット部材に差し込まれた状態で前記殺菌灯と前記ソケット部材の全体が埋設されるように設けられ、
前記殺菌灯ユニットは、
前面が前記殺菌灯と前記ソケット部材の全体が前記背面部から前記作業室の内部に突出しないようなフラット面を構成し、
前記作業室の外部において前記殺菌灯に対向する奥面が垂直壁面を構成し前記殺菌灯より下方が傾斜壁面を構成する構造を有することを特徴とする請求項1に記載の安全キャビネット。
【請求項6】
前記殺菌灯ユニットは、
前記フラット面に沿って上から下に向けて前記作業室の内部を流れる清浄気流を生成し、
前記垂直壁面及び前記傾斜壁面に沿って下から上に向けて前記作業室の外部を流れる背面気流を生成することを特徴とする請求項5に記載の安全キャビネット。
【請求項7】
前記ソケット部材は、前記殺菌灯ユニットの長手方向に対向しかつ離間して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の安全キャビネット。
【請求項8】
前記殺菌灯は、水銀ランプで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の安全キャビネット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療、再生医療、製薬などの産業分野において使用される安全キャビネットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
安全キャビネットは、その内部に作業用の開口部を除き準密閉状態の作業室を形成するとともに、当該作業室内で発生する汚染エアロゾルを吸引し、作業者側に流出させないようにする。吸引回収した汚染空気はHEPAフィルタで無菌・清浄化して排気する機能を備えている。
【0003】
安全キャビネットは、作業を行う作業台と、前面シャッターと、前面シャッターとともに作業室を囲む内部作業面と、作業室に空気を供給する送風装置とを有し、前面シャッターを移動させることで、前記作業室と外部空間との間で作業開口部が形成されるようになっている。
【0004】
また、前記安全キャビネットでは、実験終了後に病原体等の汚染物質を消毒・除染するために作業室に殺菌灯が配置されている。この殺菌灯は作業室を形成する壁の壁面に取り付けられている(特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1には、「殺菌灯4の両端部が差し込まれることで殺菌灯4を支持するソケット部材11と、殺菌灯4およびソケット部材11の上側を覆うカバー部材15とを備え、ソケット部材11およびカバー部材15は、壁面1aに対して下方に向けて傾斜した状態で前記壁1に取り付けられているので、壁1の壁面1aに沿って上から下に向けて流れる垂直気流の乱れを抑制できる。」と記載されている(「要約」参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-175180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1は、壁の壁面に沿って上から下に向けて流れる垂直気流の乱れを抑制するために、垂直気流が壁の壁面に沿って上から下に向けて流れる前記壁に取り付けられる殺菌灯の取付け構造であって、前記殺菌灯の両端部が差し込まれることで当該殺菌灯を支持するソケット部材を備え、前記ソケット部材は、前記壁面に対して下方に向けて傾斜した状態で前記壁に取り付けられている。
【0008】
しかし、特許文献1では、作業台の汚染度に応じた有効的な殺菌は困難である。
【0009】
本発明の目的は、安全キャビネットにおいて、作業台の汚染度に応じた有効的な殺菌を行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様の安全キャビネットは、作業空間を構成する作業室の作業台の表面を殺菌するための殺菌灯を備える安全キャビネットにおいて、前記作業室の背面部に設けられ、前記殺菌灯とソケット部材を内蔵する一対の殺菌灯ユニットを備え、前記ソケット部材は、前記殺菌灯の両端部が差し込まれることにより前記殺菌灯を支持し、前記一対の殺菌灯ユニットは、前記作業室の前記背面部に、前記殺菌灯の両端部が前記ソケット部材に差し込まれた状態で前記作業室の正面においてV字状に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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