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公開番号2025006292
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106996
出願日2023-06-29
発明の名称気泡生成装置
出願人新明和工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B01F 23/233 20220101AFI20250109BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】気泡を十分に含んだ液体を生成する。
【解決手段】気泡生成装置1は、内部に供給された液体及び気体の混合流体が、流入口(液体流入口211、気体流入口212)から流出口(流体流出口2113)へ向かって軸方向Xに流れるケーシング2と、ケーシングの内部においてケーシングに支持された第1部材5と、ケーシングの内部において、軸方向に延びるシャフト3に支持されかつ、第1部材に対し相対的に、シャフトを中心に回転する第2部材6であって、シャフトから、径方向へ延びると共に、軸方向及び径方向について、第1部材と重なるブレード612を有する第2部材6と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に供給された液体及び気体の混合流体が、流入口から流出口へ向かって軸方向に流れるケーシングと、
前記ケーシングの内部において前記ケーシングに支持された第1部材と、
前記ケーシングの内部において、前記軸方向に延びるシャフトに支持されかつ、前記第1部材に対し相対的に、前記シャフトを中心に回転する第2部材であって、前記シャフトから、前記軸方向に直交する径方向へ延びると共に、前記軸方向及び前記径方向について、前記第1部材と重なるブレードを有する第2部材と、
を備えている、気泡生成装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の気泡生成装置において、
前記第1部材は、前記ケーシングの内面から、前記径方向に突出する突起であって、前記軸方向に間隔を空けて位置する複数の突起を有し、
前記第2部材は、前記突起同士の間に位置している、気泡生成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の気泡生成装置において、
前記第1部材は、前記軸方向について前記突起同士の間に位置しかつ、前記ケーシングの内面から、前記径方向に突出して、前記第2部材に対向する第2突起を有している、気泡生成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の気泡生成装置において、
前記第2突起は、前記周方向に連続している、気泡生成装置。
【請求項5】
請求項2に記載の気泡生成装置において、
前記突起は、前記周方向について、間隔を空けて複数並んでいる、気泡生成装置。
【請求項6】
請求項1に記載の気泡生成装置において、
前記第1部材は、
前記軸方向に延びる竿状部材と、
前記ケーシングの内面に沿って周方向に広がる環状部材であって、前記竿状部材と係合することによって前記竿状部材を前記ケーシングの内面に位置づける環状部材と、を含んでいる、気泡生成装置。
【請求項7】
請求項1に記載の気泡生成装置において、
前記第2部材は、前記シャフトから前記径方向へ放射状に広がる複数のブレードを有している、気泡生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示する技術は、気泡生成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
微細気泡を含有する液体は、廃水処理施設を含む様々な施設において利用されている。微細気泡の生成装置として、様々な形式の装置が知られている。例えば特許文献1には、吸引した気体を微細に破砕しながら液中に放出する、従来の微細気泡発生装置が記載されている。具体的に、この従来の微細気泡発生装置は、液体に浸漬されたディスクと、ディスクの中心に取り付けられた中空回転軸パイプと、を備えている。ディスクには、複数の中空管路が放射状に配置して取り付けられている。ディスクが回転すると、遠心力により各中空管路に液体が流入し、液体が中空管路を通過するときの負圧によって中空回転軸パイプから中空管路に気体が吸引される。吸引された気体は、各中空管路内において微細に破砕され、ディスク外周より液体中へ放出される。
【0003】
また、特許文献2には、吸引した気体を液体に混合するのではなく、液体に溶け込んでいる空気から微細気泡を生成する、従来のウルトラファインバブル発生用具が記載されている。具体的に、この従来の発生用具は、三角柱状の複数の突起を有する円柱形状部材を備えている。円柱形状部材は、液体中において軸を中心に回転する。円柱形状部材の回転に伴い突起によって乱流が発生し、液体中に含まれている空気が極微細化してウルトラファインバブルが発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-34292号公報
特開2017-80721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された微細気泡発生装置は、ディスクの回転によって生じる負圧を利用している。ディスクの回転速度を高めたとしても、吸引できる空気量には限界がある。特許文献1に記載された微細気泡発生装置は、微細気泡を十分含んだ液体を生成することは難しい。
【0006】
特許文献2に記載されたウルトラファインバブル発生用具は、液体に溶け込んでいる空気から微細気泡を生成する。例えば廃水といった溶存空気が少ない液体については、この発生用具は、十分な量の微細気泡を生成することができない。また、この従来の発生用具は、液体に浸漬された円柱形状部材を回転させるだけであるため、円柱形状部材の周囲に旋回流れが生じるだけで十分な量の微細気泡が生成しない恐れがある。
【0007】
ここに開示する技術は、気泡を十分に含んだ液体を生成する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ここに開示する技術は、気泡生成装置にかかる。この気泡生成装置は、
内部に供給された液体及び気体の混合流体が、流入口から流出口へ向かって軸方向に流れるケーシングと、
前記ケーシングの内部において前記ケーシングに支持された第1部材と、
前記ケーシングの内部において、前記軸方向に延びるシャフトに支持されかつ、前記第1部材に対し相対的に、前記シャフトを中心に回転する第2部材であって、前記シャフトから、前記軸方向に直交する径方向へ延びると共に、前記軸方向及び前記径方向について、前記第1部材と重なるブレードを有する第2部材と、
を備えている。
【0009】
この気泡生成装置では、ケーシングの内部に液体及び気体が供給される。液体及び気体は、個別にケーシングの内部に供給されてもよいし、予め液体及び気体が混合された混合流体が、ケーシングの内部に供給されてもよい。ケーシングの内部において、混合流体は、流入口から流出口へ向かって軸方向に流れる。
【0010】
気泡生成装置は、第1部材を備えている。第1部材はケーシングに支持されている。
(【0011】以降は省略されています)

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