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公開番号
2025007672
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109230
出願日
2023-07-03
発明の名称
流動層装置
出願人
株式会社アーステクニカ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B01J
8/38 20060101AFI20250109BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】容器からの粉粒体の自動排出が可能であり、且つ、目皿板の目詰まりのおそれのない流動層装置を提供する。
【解決手段】流動層装置は、内部に粉粒体を収容する流動室を有し、底に前記流動室から前記粉粒体を排出する排出口が配置された容器と、排出口を閉塞可能な板状の弁体を有し、排出口を開閉する排出ダンパと、排出口を閉塞している弁体の上面へ向けて又は上面に沿って流動室の底部へ流動用ガスを吹き出す少なくとも1つのガスノズルと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に粉粒体を収容する流動室を有し、底に前記流動室から前記粉粒体を排出する排出口が配置された容器と、
前記排出口を閉塞可能な板状の弁体を有し、前記排出口を開閉する排出ダンパと、
前記排出口を閉塞している前記弁体の上面へ向けて又は前記上面に沿って前記流動室の底部へ流動用ガスを吹き出す少なくとも1つのガスノズルと、を備える、
流動層装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つのガスノズルは、前記排出口の開口縁に配置されており、前記排出口の周囲から下向き又は横向きに前記流動用ガスを吹き出す第1のガス吹出口を有する第1のガスノズルを含む、
請求項1に記載の流動層装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのガスノズルは、前記排出口の開口縁に配置されており、前記排出口の周囲から下向き又は横向きに前記流動用ガスの旋回流を吹き出す第1のガス吹出口を有する第1のガスノズルを含む、
請求項1に記載の流動層装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのガスノズルは、前記流動室内に通されており、前記排出口を閉塞している前記弁体の前記上面に向けて前記流動用ガスを吹き出す第2のガス吹出口を有する第2のガスノズルを含む、
請求項1乃至3のいずれかに記載の流動層装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのガスノズルは、前記流動室内に通されており、前記排出口を閉塞している前記弁体の前記上面に向けて前記流動用ガスの旋回流を吹き出す第2のガス吹出口を有する第2のガスノズルを含む、
請求項1乃至3のいずれかに記載の流動層装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、粉粒体の流動層装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、粉粒体の乾燥、造粒、又はコーティングを行う装置として、流動層装置が知られている。流動層装置では、流動室に収容された粉粒体を流動化空気の吹込みによって流動させながら、粉粒体の乾燥、造粒、又はコーティングを行う。流動層装置は、一般に、粉粒体を収容する容器と、容器の底部に配置されて多数の通気孔を有する目皿板とを備える。容器内は流動層が形成される流動室となっており、目皿板の下方から流動室内へ流動化空気が供給され、流動室の底部から吹き上がる流動化空気によって粉粒体が流動する。従来の流動層装置では、容器を装置から取り外して容器から粉粒体を排出することが行われており、粉粒体の排出の自動化が難しかった。
【0003】
特許文献1の流動層装置は、粉粒体を収容した筒状の容器と、容器の底部を閉塞する蓋体と、蓋体を開閉する開閉機構とを備える。蓋体は中空構造であり、蓋体が外殻本体の底部を閉塞した状態で蓋体のうち外殻本体の内部に接する面は多数の通気孔を有する目皿板となっている。通気孔を通じて粉粒体が流出しないように、各通気孔の上方には、円錐形のキャップ体が配置されている。蓋体の中空部へ圧送された気体が通気孔を通じて容器の内部へ噴出することにより、容器に収容された粉粒体が流動する。また、蓋体の開放により容器の底部が全開放されて、容器に収容された粉粒体は底部の開口を通じて短時間で排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭55-162774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の流動層装置では、開閉機構によって容器の底部を閉塞している蓋体が開閉されることから、容器からの粉粒体の自動排出が可能である。しかし、特許文献1のように、粉粒体を収容する容器の底部に目皿板が配置された従来の流動層装置では、目皿板の網目、即ち、通気孔に粉粒体が入り込んで目詰まりを起こす可能性があり、網目に入り込んだ粉粒体の除去は容易ではない。粉粒体の粒径が小さくなるほど、粉粒体の通過を阻止するために網目も小さくなり、目皿板の良好な通気を維持することが難しい。
【0006】
本開示は以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器からの粉粒体の自動排出が可能であり、且つ、目皿板の目詰まりのおそれがなく容易に清掃できる流動層装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る流動層装置は、
内部に粉粒体を収容する流動室を有し、底に前記流動室から前記粉粒体を排出する排出口が配置された容器と、
前記排出口を閉塞可能な板状の弁体を有し、前記排出口を開閉する排出ダンパと、
前記排出口を閉塞している前記弁体の上面へ向けて又は前記上面に沿って前記流動室の底部へ流動用ガスを吹き出す少なくとも1つのガスノズルと、を備えるものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、容器からの粉粒体の自動排出が可能であり、且つ、目皿板の目詰まりのおそれがなく容易に清掃できる流動層装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る流動層装置の全体的な概略構成を示す図である。
図2は、実施形態に係る流動層装置の概略断面図である。
図3は、流動層装置の容器の排出口及びその近傍の部分断面図である。
図4は、流動層装置の容器の排出口及びその近傍の部分断面図である。
図5は、流動層装置の容器の旋回羽根を有するノズルを通る平面断面図である。
図6は、実施形態の変形例1に係る流動層装置の概略断面図である。
図7は、変形例1に係る流動層装置の容器の排出口及びその近傍の部分断面図である。
図8は、変形例1に係る流動層装置の容器の排出口及びその近傍の部分断面図である。
図9は、変形例1に係る流動層装置の容器の旋回羽根を有するノズルを説明する部分断面図である。
図10は、実施形態の変形例2に係る流動層装置の概略断面図である。
図11は、変形例2に係る流動層装置の容器の排出口及びその近傍の部分断面図である。
図12(a)は、変形例2に係る流動層装置が旋回羽根を有するノズルを備えた様子を説明する流動層装置の部分断面図であり、図12(b)は旋回羽根の平面図である。
図13は、実施形態の変形例3に係る流動層装置の概略断面図である。
図14は、実施形態の変形例4に係る流動層装置の概略断面図である。
図15は、実施形態の変形例5に係る流動層装置の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。図1は本開示の一実施形態に係る流動層装置1の概略構成を示す図である。図1に示す流動層装置1は、底面開放の容器21と、容器21の底面を開閉する排出ダンパ3とを備える。容器21は、粉粒体の流動層2が形成される流動室20を内部に有する。
(【0011】以降は省略されています)
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