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公開番号2025007520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108971
出願日2023-07-02
発明の名称微細気泡発生板
出願人株式会社ナノバブル研究所
代理人個人
主分類B01F 23/231 20220101AFI20250109BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】 本発明はナノレベルの微細気泡を発生させる微細気泡発生板に関する。
【解決手段】
表面に複数凸部が形成された微細気泡発生面を備える微細気泡発生板であって、相隣り合う第1、第2の上記凸部の断面形状は、上記第1の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第1の中間位置と上記凸頂部との間隔をW1とし、上記第2の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第2の中間位置と上記凸頂部との間隔をW2とし、上記第1、第2の中間位置との間隔をDとしたとき、D≧W1+W2なる関係を有する複数の凸部を備えた微細気泡発生板を提供することによって達成できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面に複数凸部が形成された微細気泡を生成する微細気泡発生面を備える微細気泡発生板であって、
相隣り合う第1、第2の前記凸部の断面形状は、
前記第1の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第1の中間位置と前記凸頂部との間隔をW1とし、前記第2の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第2の中間位置と前記凸頂部との間隔をW2とし、前記第1、第2の中間位置との間隔をDとしたとき、D≧W1+W2なる関係を有する複数の凸部を備えたことを特徴とする微細気泡発生板。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記微細気泡発生面は周面であることを特徴とする請求項1に記載の微細気泡発生板。
【請求項3】
前記間隔Dは0.5~100μmであることを特徴とする請求項1、又は2に記載の微細気泡発生板。
【請求項4】
前記微細気泡発生面によって発生する微細気泡のサイズは、10~200nmであることを特徴とする請求項1、又は2に記載の微細気泡発生板。
【請求項5】
前記微細気泡発生面は移動又は回転することを特徴とする請求項1、又は2に記載の微細気泡発生板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はナノレベルの微細気泡を発生させる微細気泡発生板に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
今日、ナノレベルの微細気泡について、その物性や発生のメカニズム、具体的な用途及びその実用化に関して研究が急速に進んでいる。例えば、汚染水の浄化や殺菌等の研究や、ナノオーダの微細気泡を含有する微細バブル含有水を用いた水性生物の育成、水田に微細バブルの含有水を供給して水質の向上を図る等の研究が行われている。
【0003】
従来このような微細気泡を発生させる方法として多くの方式が提案されている。例えば、一例として、特許文献1は液体中で表面から微小気泡を発生させる気泡発生面を有する微小気泡発生板の発明である。この発明は、板の平面に窪みを設けることで形成された複数の谷部を有し、この谷部は、窪みの頂点を形成する底頂部と、窪みの起点を形成する基頂部と、この底頂部及び基頂部をつなぐ谷面とからなり、上記底頂部を挟んで対向する2つの基頂部間の間隔が0.1~1mmに設定され、対向する2つの谷面部間の角度が10~90°に設定されている微小気泡発生板の発明である。
【0004】
また、特許文献2は液体中で表面から微小気泡を発生させる気泡発生部を有する微小気泡発生板であり、表面上に1又は複数の凸部を列状に形成するように設けることで形成されており、この凸部は頂点を形成する頂部と、該凸部の起点を形成する基底部と、この頂部及び基底部を繋ぐ斜部とからなり、上記基底部における任意の1点と、該1点に対して上記頂部を挟んで対向する対向点との間隔が0.1~1mmであり、対向する2つの上記斜部間の角度が15~75°である微小気泡発生板の発明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015―166055号公報
特開2017―170285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載された微小気泡発生板では、窪みを設けて谷部を形成するが、底頂部を挟んで対向する2つの基頂部間の間隔が0.1~1mmに設定されており、基頂部間の間隔が不適切であり、例えば微小気泡発生板に供給される水流によって作られる渦流を効率良く生成することができず、多くの微小気泡を発生することができない。また、発生させる微小気泡のサイズは大きく、マイクロレベルの微小気泡である。
【0007】
また、特許文献2に記載された微小気泡発生板では、基板に凸部を設ける発明であるが、凸部の頂部を挟んで対向する対向点との間隔が0.1~1mmであり、上記と同様、頂部間の間隔が不適切であり、微小気泡発生板に供給される水流が凸部に衝突して作られる渦流を効率良く生成することができず、多くの微小気泡を発生することができない。
【0008】
そこで、本発明は微細気泡発生板に供給される液流(例えば、水流)によって作られる渦を効率良く生成することができ、多量の微細気泡を効率良く発生させることができる微細気泡発生板を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は本発明によれば、表面に複数凸部が形成された微細気泡発生面を備える微細気泡発生板であって、相隣り合う第1、第2の前記凸部の断面形状は、上記第1の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第1の中間位置と上記凸頂部との間隔をW1とし、上記第2の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第2の中間位置と上記凸頂部との間隔をW2とし、上記第1、第2の中間位置との間隔をDとしたとき、D≧W1+W2なる関係を有する複数の凸部を備えた微細気泡発生板を提供することによって達成できる。
【0010】
また、上記微細気泡発生面は、例えば周面であることを特徴とする。また、上記間隔Dは、例えば0.5~100μmであり、上記微細気泡発生面によって発生する微細気泡のサイズは、例えば10~200nmであることを特徴とする。さらに、上記微細気泡発生面は、例えば移動又は回転することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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