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公開番号
2025001134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100559
出願日
2023-06-20
発明の名称
複合半透膜
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
B01D
69/12 20060101AFI20241225BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】実用に耐える透水性を有し、塩素接触後も高い除去性を有する複合半透膜を提供すること。
【解決手段】本発明は、微多孔性支持層と、上記微多孔性支持層上に設けられた分離機能層と、を有し、上記分離機能層が、特定の部分構造を有する架橋芳香族ポリアミドを含有する複合半透膜を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
微多孔性支持層と、前記微多孔性支持層上に設けられた分離機能層と、を有し、
前記分離機能層は、下記一般式(I)で表される部分構造を含む架橋芳香族ポリアミドを含有する、複合半透膜。
TIFF
2025001134000014.tif
27
170
[一般式(I)中、Ar
1
~Ar
3
は各々独立に置換基を有していてもよい炭素数が6~14個の芳香環、L
1
~L
3
は各々独立に水素原子または任意の原子団、R
1
~R
3
は各々独立に水素原子または炭素数が1~10個の脂肪族鎖である。]
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記一般式(I)中のAr
1
~Ar
3
が各々独立に置換基を有しないベンゼン環または置換基として任意の位置にカルボキシル基もしくはアミノ基を有するベンゼン環であり、R
1
~R
3
が水素原子である、請求項1に記載の複合半透膜。
【請求項3】
陽電子消滅寿命測定法により測定される前記分離機能層の平均孔半径Rが0.20nm以上0.35nm以下である、請求項1または2に記載の複合半透膜。
【請求項4】
前記分離機能層の黄変度ΔYIが2以上15以下である、請求項1または2に記載の複合半透膜。
【請求項5】
請求項1または2に記載の複合半透膜を用いたエレメント。
【請求項6】
請求項1または2に記載の複合半透膜を用いた流体分離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体の濾過などに用いられる複合半透膜に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
液状混合物の分離に使用される膜には、精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜、逆浸透膜などがある。これらの膜は、例えば、塩分および有害物を含んだ水などから飲料水を得る用途、工業用超純水の製造用途、排水処理用途または有価物の回収用途などに用いられている。
【0003】
現在市販されている逆浸透膜およびナノろ過膜の大部分は複合半透膜である。複合半透膜とは複数の層を有する膜であり、微多孔性支持層と、多官能芳香族アミンと多官能芳香族酸ハロゲン化物との重縮合反応によって得られる架橋芳香族ポリアミドを含有する分離機能層を有する複合半透膜が特に広く用いられている。これらの複合半透膜は、使用したときに得られる水質の向上のために、高い塩除去性が求められている。
【0004】
膜の塩除去性を向上させる手段としては、例えば、ジアゾカップリング反応や臭素含有遊離塩素水溶液に接触させることにより、架橋芳香族ポリアミドのアミン末端を変換する後処理方法(特許文献1および2)が知られている。
【0005】
また、造水プラントなどの各種水処理において、前処理に添加している塩素は原則として膜と接触しないようオペレーション設計されているが、オペレーションミスにより漏洩した塩素が膜と接触し、膜が酸化劣化するリスクが存在する。そこで塩素漏洩による膜劣化リスクを低減し、膜寿命を長期化する目的で、複合半透膜の耐塩素性を向上する検討が行われてきた。
【0006】
耐塩素性を向上する方法としては、例えば、分離機能層を形成するモノマー成分を改良する方法(特許文献3)または分離機能層上に保護層を形成する方法(特許文献4)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-090192号公報
特開2001-259388号公報
特開昭63-137704号公報
国際公開第2010/096563号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
耐塩素性の向上を目的に、特許文献3には、分離機能層を形成する多官能アミンとしてm-フェニレンジアミン-4-スルホン酸ナトリウムを用いた複合半透膜が、特許文献4には、分離機能層を形成する多官能アミンとして、ヘキサフルオロアルコールを側鎖として有する化合物を用いた複合半透膜が開示されている。しかしながら、特許文献3および4に記載の複合半透膜は、耐塩素性を有するが、透水性および除去性を併せもつ膜は得られていない。そこで、本発明は、実用に耐える透水性を有し、塩素接触後も高い除去性を有する複合半透膜を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の複合半透膜は、以下の構成からなる。
[1]微多孔性支持層と、上記微多孔性支持層上に設けられた分離機能層と、を有し、上記分離機能層は、下記一般式(I)で表される部分構造を含む架橋芳香族ポリアミドを含有する、複合半透膜。
【0010】
TIFF
2025001134000001.tif
28
170
(【0011】以降は省略されています)
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